Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!13日(月)は、西日本から東海は昼頃まで雨となりますが、

午後は晴れる所が多くなるでしょう。
その他の地方は雲が多く、関東や北陸、北日本は昼頃から雨で、
北海道では雪となる所もある見込みです。
南西諸島は曇りや雨となるでしょう。

訪れるのは深田久弥の日本百名山の一つ筑波山。
標高1000mにも満たない山ですが、一体どんな魅力が?

穏やかな
 柔の世界
荒々しい
 剛の世界
神々しい夕景

           柔と剛二つの顔を楽しむ
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               筑波山

茨城県にある筑波山。
その姿の美しさから西の富士、東の筑波とも称されます。

〇西の富士 東の筑波

頂は二つ。

〇男体山(なんたいさん)(871m)
 (祭神 イザナギノミコト)

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祀る男体山、871m。
そして伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀る女体山(にょたいさん)、877m。

〇女体山(877m)
 (祭神 イザナミノミコト)

日本百名山の中で最も標高が低いこの山は
家族連れでも楽しめる人気の観光スポットです。

つくばエクスプレスのつくば駅から車で30分。
駐車場で待ち合わせ。

〇大内征(せい)さん

「おはようございます。
 大内です。
 今日はよろしくお願いしま~す」

お願いします。

山岳雑誌などで作家として活躍する大内征(おおうちせい)さん。
全国にある標高1500m以下の山を訪(たず)ね歩き、
その魅力や楽しみ方を伝えています。

「登山口あっちなんですけれどもちょっと寄り道したいと思います」

いきなり~?

「はい、朝からねいいものが見られるんです」

いいもの~?

「ちょっと行きましょう」

*撮影:12月初旬

一体何だろ~う?

「はい、着きました。
 ちょっと湖面を見てみてください」

〇つくし湖

あっ、これは~。

「筑波山が逆さに映っています」

確かに、見事な逆さ筑波。

「稜線から太陽が上がってます。
 凄く綺麗です」

うわぁ~~、神秘的~。

「筑波山は、あ~手軽に登れる山で、
 え~、沢山の人が訪れる人気の山ですね。
 え~、でもまだまだ知られざる見どころというのが沢山あるんですよね。
 で~今回は柔らかい表情の森の道を歩き。
 それと、お~岩場のまぁ賑やかでちょっと力強い印象の道で。
 この二つを楽しみたいと思います」

筑波山の一般的なルートは、男体山、女体山を巡(めぐ)るものですが。
今回はこれとは異なるルートを二日かけて味わいます。

1日目

一日目はつくし湖から男体山へ。
柔らかい森を進んで行きます。

下山はケーブルカーで

2日目

二日目は筑波山神社から女体山へ。
力強い岩場が待ち受けます。

筑波山の柔らかさと力強さ、二つの側面を存分に楽しみます。

下山はケーブルカーで

朝8時しゅっぱ~つ。

〇薬王院コース 登山口

「ここが登山口です。
 早速じゃあ行きましょう」

は~い。

穏やかな雰囲気ですね~?

「この雑木林のこの感じ、低山らしくないですか?
 何かね迷い込んで行く感じ」

「筑波山は~一山自体が御神域なので~。
 自然がそのまま残されていて、
 あの森の豊かさがよく分かるそういう道ですね~」

ほんと自然の豊かさ、柔らかさを実感します。

「はい、椎尾山薬王院(しいおさんやくおういん)にやって参りました。
 ここは天台宗のお寺で1200年の歴史があります」

「こっちちょっと見てみてください」

うわっ、おっきい。

「この辺りは椎が多い一帯で、中でもですね~スダジイという木が
 この薬王院の見どころの一つなんですね」

〇スダジイ

「どうでしょう?
 僕が並ぶと大きさ伝わるでしょうか?」

はい、伝わりました。

〇椎尾山(しいおさん)

この寺がある椎尾山は椎の木が多いことで知られています。

「ちょっとお参りして行きましょう」

〇椎尾山薬王院

「無事の山旅を祈って。
 実はもう一つ見どころがあるんです」

ん~?

「健脚を願う人が~実箱のお寺にはいらっしゃるということで。
 その秘密がですね、お堂の方にあります」

何だろう?

「あっ、こんにちは」

僧侶の男性「こんにちは。
      お疲れ様です~」

〇副住職 竹林俊充さん

副住職「是非今日お参りしてもらえればと思いますが~」

「ありがとうございます」

副住職「はい、じゃあどうぞ」

「はい、じゃあちょっとお言葉に甘えたい、はい」

副住職「どうぞお近くで~ご覧になってください」

「あ~凄い、見事」

高さ3m近い仁王像。
鎌倉時代に作られたものです。

副住職「昔から仁王立ちっていう言葉がありますけども、
    まさに足腰が丈夫な存在として健脚を祈る仏様として
    登山の方も守ってくれているんだというんですけれども」

怖~い仁王様。
でも実は登山者の行方。

表は紅葉が鮮やか。

「色付いてますね~」

あれ~?でも麓ではもう紅葉終わってたけど~、
何でこんな中腹に残ってんの?

「筑波山は麓の平野部の街の方が気温が低くて。
 実は山の上の方が暖かくなるという、ちょっとね不思議な現象があるんです。
 それで紅葉が遅れて楽しむことが出来る」

今回は紅葉が鮮やかに見える所までと致します。
次回はなぜ麓より中腹が温暖?についての説明から始めます。






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