第二次ぽん家大戦Ⅱ 逢戦士編
- カテゴリ:日記
- 2023/03/12 12:52:30
何と!気合を入れたぽん太の胸は見る見るうちに肥大し、
服がビリビリ破れた。
「ほう。先斗神拳奥義椪龍呼吸法か・・・」
「そうだ。常人は潜在能力の3割しか使用できんが
呼吸法により残りの7割を引き出した。
今のσ( ̄∇ ̄;)は今までのσ( ̄∇ ̄;)ではない!
ぽん太を超えた云わばスーパーぽん太なのだ!」
ぽん太はバッキバキの胸を張ってドヤったが
それに対するぽん美の反応は意外と冷たく
左手で額を押さえながら項垂れて深くため息をつき、
右手でぽん太を指さしながら
「それはどうでもいいが、それよりも下をよく見てみるがいい。」
「下?」
そう言われたぽん太は下を見るやみるみる青ざめ、
頭から血の気が引いた。
そう。胸の筋肉を肥大させて服を破ったまでは良かったが
太ももの筋肉も肥大させていたためズボンはおろか
パンツまで破れてしまい、野ざらしにされた
ポークビ〇ツ(便宜上チビ太とでも呼ぼう)が
申し訳なさげに鎮座していたのだ。
ぽん太は慌てて風呂敷からコーデを取り出し、
「と、とにかく凄いんだ!い、今に見ていろ!」
と吠え面をかきながら素早く着替えを済ませた。
「スーパーぽん太・・・だと?ハッ!笑わせるな!
主人公の最強形態は『グレート』と相場が決まっておろうが!
ハアァーーッッ!!」
ぽん美が気合を入れた途端
ボンッ!
キュッ!
ボンッ!
それまでどこにも膨らみのない寸胴のようだった
ぽん美の身体は目測B115W59H86の文字通り
ボンッ!キュッ!ボンッ!なダイナマイトバデーになったのだ!
工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工ビチリ
ぽん太はわなわなと震えながらぽん美を指さし
「お、おま・・・ま、まな板に干しぶ・・・」
「ヒンヌー言うなああぁぁ~!!(╬ಠ益ಠ)ゴルァ!!」
「と、とにかく!今のぽん美はそうだな・・・
特上、すなわちエクストラ。
これに王たる存在を示すカイザーを組み合わせ、
名付けてグレートエクスカ・・・」
「ス、ストーーップ!!それ以上言うと某玩具メーカーに
訴えられるからやめろーー!」
「そ、そうか?ならば・・・ぽん太には見えるか?
ぽん美を包むこの黄金の竜のような輝きを!
そうだな・・・さしずめグレートゴルド・・・」
「だから訴えられるからやめーーい!!」
「うるさい奴だな~。ならばここに至るまでぽん美は
血がにじむくらい頑張った!だからグレートガンバル・・・」
「もーええーっちゅうねん!普通にグレートぽん美でええやろ!」
「仕方ないな・・・まあいい。
今のぽん美は今までのぽん美ではない!
ぽん美を遥かに超越したグレートぽん美なのでゃっ!」
・・・
・・・
・・・
か・・・噛んだ!こいつよりによって一番肝心なキメゼリフを
噛みやがった!
σ( ̄∇ ̄;)は必死に笑いを堪えていたのだが、
堪えきれずに肩がプルプル震えていた。
「う、うるさい!わ、笑うな~!」
ぽん美はゆで蛸のように真っ赤になったが
軽く咳払いして気を取り直した。
「それよりもどうだ?この見事なダイナマイトバデーは?
知ってるぞ?ぽん太は3桁のG以上しか興味がない
お〇ぱい星人なんだろう?うりうりぃ~♡」
そう言って胸を揺らしながらにじり寄ってくるぽん美。
いや、揺れる、なんてもんじゃない。
あれは暴れるとしか表現のしようがない。
ぽん美の奴、とんでもない破壊力の『胸部装甲』を
手に入れやがった!
筆者のつぶやき:装甲なのに破壊力とはこれ如何に?
「ぐ・・・ま、まずい・・・腐ってもぽん美はσ( ̄∇ ̄;)の妹。
兄として妹の胸を凝視するわけにはいかない・・・
だ、だが・・・目、目が・・・目が・・・」
カツッ・・・コツッ・・・
「う・・・うわあ!くるな!くるな~!」
ぽん太は目を瞑りながら闇雲に腕をブンブン振り回したが
無情にもその腕はぽん美に掴まれてしまった。
ぽん美は「貴様に明日の光はな~い!」とは言わなかったが
『そうら♡』とばかりにぽん太に抱きついてきた。
「くぁwせdrftgyふじこlp」
それは・・・一方的な暴力の始まり・・・
□
ぽん美が現れた。
ぽん美はぽん太が身構えるよりも先に攻撃を仕掛けてきた。
ぽん美の攻撃『胸部拘束(バストバインド)!!』
荒ぶる胸部がぽん太を包む。
痛恨(!?)の一撃!!
「グギャーッ!目、目がーーッ!目・・・グフッ!
ヘッゲェーー!!」
ぽん太は理性に92%のダメージを受けた!
ぽん太は僅かに残った理性を振り絞り、かろうじて再起動した。
「く・・・理性の92%も持ってかれた・・・
な、何たる凶悪なまでに至福な感触。
チビ太もさっきからやかましく暴れまわってるし。
って、い、いかん!いかん!相手は妹だぞ?
な、何とかして気を鎮めなければ・・・
ナマンダブ・ナマンダブ・ナマンダブ
臨兵闘者皆陣列在前
寿限無寿限無五劫擦切
オンシベィティ・シベィティ・ハンダラバシニソワカ
リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール
バル・・・(||´д`)o=3=3ゲフンゲフン
(あっぶね~。危うくぽん家地下ダンジョンを
崩壊させるところだった・・・(-"-;A)
タッカラプト・ポッポルンガ・プピリット・パロ
ウエウエシ・タシタヒダリミ・ギヒダリミ・ギビーエー
ユウテイミヤ・オウキムコウホリ・イユウジトリ・ヤマアキ・
ラペペペペペ・・・
ぽん太は父ぽみ平から教えてもらったぽん家に代々伝わる
おまじないを唱えながらチビ太が萎えるような悍ましい光景を
想像してようやく気を鎮めることができた。
「ほう・・・胸部拘束を破ったのか。なかなかやるな。」
「あ、危うく事象の地平に意識を飛ばされるところだった・・・
バ、胸部拘束・・・な、何て恐ろしい技なんだ。」
「だが、息も絶え絶えのようだな?降伏するなら今の内だ。
今なら許してやらんでもないぞ?ん~?」
ぽん美は妖艶な笑みを浮かべて問い詰めてきた。
今なら許してやらんでもないか・・・
今のσ( ̄∇ ̄;)の選択肢は
▶いいえ
No
(´・д・`)ヤダ
だが断る
「だが断る!しかし一体どうやって?」
「知りたいか?ならば教えてやろう!
ぽん美を包む黄金の竜のような輝きが見えるだろう?
これは闘気だ!闘気を操作して肉体を変異させたのよ!」
「な・・・!闘気による肉体操作は先斗孫家拳の秘術のはず!
劉家拳(先斗琉拳のこと)だけでなく、孫家拳まで?」
「孫家拳だけだと思うか?」
「ま、まさか曹家拳もか!?」
「いかにも!ぽん家地下ダンジョン最深部の禁断の間で
舎利椪の封印を解いた時にぽん美は封印を守る5柱の神々から
試練を受けた!
そして試練を乗り越えて神々と契約を交わしたことによって
先斗三家の拳、即ち孫家拳、曹家拳、劉家拳を授かったのだ!
その5柱の神々は今、ぽん美の後ろに降臨している。
見えるか?ぽん太に。」
うぅ・・・た、確かに。
天使のような巨大な翼を生やした神
死神のような禍々しい鎌を携えた神
両手が竜の頭の神
全身におびただしい武装を纏った神
二刀流であること以外特筆すべき点が見当たらない地味な神
そんな5柱の神々がぽん美の後ろに見える。
ぽん家の伝承によると神々に逢い、契約を交わした者は
最強の存在、『逢戦士(あいせんし)』になるという。
ぽん美はぽん家史上、最強の存在になったというのか。
「椪着・・・」
ぽん美は1ミリ秒で赤く光り輝く鎧、舎利椪(シャリポン)を身に纏った。
「これで終わりだ!タヒねーーッ!!」
ぽん美がぽん太に殴りかかろうとしたその時、
突然ぽん太が光の柱に包まれ、ぽん美は光の柱に弾き返された。
つづく
さすが最後の大作ですね♬
途中Σ(゚∀゚ノ)ノキャーの所もありましたがそこも(* ̄▽ ̄)フフフッ♪で読み応えあります
つづきを楽しみにしていますね
今回もなつかしいのいっぱいあるなΣ(゚Д゚)
そしてまさかの「つづく」
これまた超大作だ~!(; ・`д・´)
つづくとなっているからまだまだこの兄妹のスーパーグレート対決は続くのですね~。
スーパーぽん太ガンバレ~~!