日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/03/01 00:37:17
こんばんは!1日(水)は、西日本や北陸では雲が広がり、
西から次第に雨が降って雷を獲盲なう所もある見込みです。
東日本の太平洋側は日中は概ね晴れますが、夜には雨の降る所があるでしょう。
北日本は雲が広がりやすく、所により雪や雨が降る見込みです。
南西諸島は晴れたり曇ったりとなり、所によりにわか雨があるでしょう。
訪れるのは九州南部にある霧島山(きりしまやま)。
活火山ならではの多彩な表情を味わいます。
巨大な噴火口 御鉢(おはち)
霊峰 高千穂峰(たかちほのみね)
生き生きとした自然
美しい火口湖 大浪池(おおなみのいけ)
最高峰 韓国岳(からくにだけ)
多彩な表情の活火山
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霧島山
鹿児島と宮崎に跨る霧島山。
20余りの峰が連なる火山群で、霧島連山とも呼ばれます。
特に名高い峰は二つ。
〇霊峰 高千穂峰(たかちほのみね)(1574m)
日本神話の舞台となった名峰高千穂峰。
〇最高峰 韓国岳(からくにだけ)(1700m)
そして最高峰の韓国岳。
*実際には韓国は見えません
見晴が良く韓国まで見渡せたとか。
山頂に草木も生えない空(から)の国だったといわれています。
「空の国」
〇高千穂河原(970m)
登山口の一つ、高千穂河原(たかちほかわら)でガイドの方と待ち合わせ。
おはようございま~す。
野元さんですか~?
〇登山ガイド 野元尚巳さん
「はい、こんにちは~。
ガイド野元です。
よろしくお願い致しま~す」
地元鹿児島出身の野元尚巳(のもとなおみ)さん。
若い頃から霧島山に親しみ、40歳でガイドになりました。
「霧島山は火山です。
その火山の影響を受けたその中で生きている逞しい自然を
紹介させていただきます」
霧島山を巡(めぐ)る一泊二日の山旅。
1日目
一日目は霊峰高千穂峰へ。
日本神話の世界に思いを馳せながら、活火山の荒々しさに触れます。
*下山は同じ道を戻る
2日目
二日目は最高峰の韓国岳へ。
高千穂峰とは異なる豊かな自然を堪能しつつ頂を目指します。
二日間で16km、健脚者向けのコースです。
午前8時出発
*撮影:10月下旬
まずは一礼して鳥居を潜(くぐ)る。
この日目指す霊峰高千穂峰は天孫降臨の神話の舞台。
〇天孫降臨
瓊瓊杵尊(にぎにのみこと)「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の孫が
高天原(たかまがはら)から地上に立った地とされています。
その瓊瓊杵尊を祀るのが霧島神宮です。
「霧島神宮の古宮址(ふるみやあと)です。
〇霧島神宮 古宮址
平安時代半ばから500年余り霧島神宮の所在地となっていました。
〇霧島神宮
現在のお社はもっと麓にあります。
〇2022年2月 本殿などが国宝に
2022年本殿など建物の一部が国宝に指定されました。
高千穂峰へ向け森を進んで行く。
「今こうやって豊かな森に見えるんですけれども~、
火山噴火の影響をいっぱい受けちゃったんですよ」
へぇ~。
「ちょっとここを見てくださ~い。
ここにこう溜まっている小石や砂がありますよね~?
これはね~2011年の~新燃岳(しんもえだけ)の
噴火で飛んできたんです。
当時はこの今歩いて来た登山道。
あれ全部がですね~、これで覆われてたんですよ」
〇2011年1月 新燃岳噴火
2011年1月霧島連山の一つ、新燃岳が噴火。
その時飛び散った砂や小石は3km離れたこの登山道にまで降り注ぎました。
〇
新燃岳
1421m
〇 〇
現在地 高千穂峰
1574m
さらに誰も予想しなかった事態が。
「はい、これアカマツですけれども、もう立ち枯れてます」
〇常緑樹 アカマツ
噴火が起きた真冬に葉を茂らせていたことが災いしました。
「常緑樹いつも葉っぱがあるもんですから。
そこに火山灰が降り積もったりとかしてそして段々こう枯れていったんです」
その一方で。
「コハウチワカエデです。
この木みたいな落葉樹は影響を受けなかったといわれてます」
〇落葉樹 コハウチワカエデ
噴火が起きた時、葉を落としていた為に難を逃れました。
それから10年余り、秋になると枯れ果てた常緑樹と
色とりどりの落葉樹が混在する独特の光景が広がります。
「いよいよ森を出ます。
これから先は火山ならではの荒涼とした場所を登って行きます」
森が消え、まさに荒涼とした大地へ。
ここで山旅スタイル。
今回は枯れ果てた常緑樹の所の紹介までと致します。
次回は滑りやすい道を安全に登るコツの紹介から始めます。