韓国で酢豚は食べれるの？
- カテゴリ：日記
- 2023/02/09 07:02:19
札幌から薄汚い街へお嫁に来た母の言葉です
「私達は ”チョン””チョン”と言って随分酷いことをしました」
その話を聞いたのは既に私が中学生になった頃でしょうか
母は真面目で 冗談を言うこともなく 素直に息子に 私見を吐露しました
その具体的な事例は言わなかったのか 私が忘れたのか 今では覚えていません
北海道の炭鉱には多数の朝鮮人が徴用されました（と聞きます）
最も深くて危険な採炭現場には 多くの朝鮮人が送られました（と聞きます）
余りに自身の父の英雄視を憚らなければと思いますが
多分 父は彼らの最先端で指揮を振るっていました（と聞きます）
少なくとも父が入坑していたときは事故が起こらなかった
（それが私が今ここにいる理由）
それでも色んなとこで事故は起きた
大勢の朝鮮人が地下で亡くなった
もちろん日本人も一緒だけどね
やがて父は現場から剥され
歌志内→札幌→三笠幌内→三笠新幌内→三笠幌内→夕張へと仕事場を移された
それにつれて母を始め子供達は転校を余儀なくされた
そんな頃の母の一言である
「私達は ”チョン””チョン”と言って随分酷いことをしました」
慰霊碑があったはずだ
ニュースで見たことがある
当時の国会で問題になったかもしれない
もう朝鮮戦争は泥沼化を通り過ぎて永続していった
そのおかげで日本は経済的に発展していった
当時中学生だった私に戻る
「あ そうだったの？」
つい数日前に 学校の社会科で韓国併合を学んだばかりだった
それもえらい速足で
母親の脳裏にどんな光景が その時浮かんだのか
今ではもう訊けない
いや 訊きたくない
人 それぞれの枷を背負い
人 それぞれに地を這い
人 それぞれに果てる
「今晩酢豚を食べたい」
（チッ よりによって一番面倒くさい）
その晩 美味しい酢豚を戴いた私は 何も憂慮せず 満腹で眠った
その晩 母親は 一瞬蘇った過去の光景を忘れようとしながら
素直な性格であるがゆえ 忘れられなく眠れないでいた（と思う）
今知りました～～～～！ ＞＜