Nicotto Town



2/6 キラキラと4択

仮想タウンでキラキラを集めました。

2023/02/06
キラキラ
集めた場所 個数
神社広場 4
ニコット山 4

4択  「バター


キラキラ  「神社広場 本殿

     「ニコット山」右の小屋 横

4択 食パンにベストマッチなものは → バター



バターうまぁ。

昔々、バターケーキなるものがあった。
今のように生クリームが保存できない時代は生クリームの代わりに、バターに卵白、砂糖を入れて撹拌し空気を混ぜ込むことでふわっとしたクリームにしたのだ。

友人が大学入学でひとり暮らしをし、クリスマスに1人でケーキを買ってきてせっかくだからとロウソクをたてて(なんで?!)火をつけたところケーキが燃え上がったという・・・・
たぶんバターケーキだったんだな・・・。

バターは乳を容器にいれたものが揺れただけでできることがあるためにいつ頃できたのかは謎。
少なくともメソポタミア文明の時代(紀元前5世紀)には存在していて、聖書やマハーバーラタには記述が存在するそうだ。

最初は革製の袋に生乳を入れて棒で叩いて作っていたバターは次第に牧畜の盛んな民族へ伝わっていく。

古代ギリシャ時代にスキタイから地中海世界に渡り「牛のチーズ」を意味する「ブトゥルム」と呼ばれるようになる。
バターを意味する英語の「butter」は広義には『何らかの乳を原料とし、クリームを得て、乳中の脂肪分を凝固させたもの』を広く指している。
しかし、日本語「バター」の語源である英語「butter」という語はラテン語「butyrum」を由来とし、牛(ウシ)のチーズを意味するギリシャ語「boutyron」が由来となる。

バターよりチーズの方が歴史が古く生活の中にあったことがわかる。
室温で保存できるチーズと1日たったらダメな生乳じゃ勝負にならないか。
故にバターはヨーロッパではなかなか普及しない。
スキタイ(イランの騎馬民族)から持たされたことで、「野蛮人の食べ物」とみなされていたこと、オリーブオイルが普及していたこと、チーズと違い保存性がないこと、と様々な理由から髪や体に塗る薬や化粧品、潤滑油としてごく一部で使われるだけだったようだ。

中世になってもバターは普及しておらず、イタリアの料理書にバターが登場するのは15世紀になってから。
ヴァイキングとノルマン人の征服を受けた地域からバターは定着しはじめるが貴族にとっては「野蛮人の食べ物」という見方が変わるわけもなく貧しい者の食べ物だったようだ。
歴史学者が14世紀から17世紀のヨーロッパにおけるバター・オイル圏を画定したところ今でも「オリーブオイル圏」と「バター圏」はくっきり分かれているという。
大雑把に言えばバターを保存しやすい寒冷地でバターは普及していったらしい。

日本におけるバターだが、徳川吉宗がバターを試作していたらしい。
ごくごく少量だが生産されてオランダ語に由来する「ぼうとろ」あるいは「白牛酪」という名称で呼ばれ購入者はそのまま食べたり、お湯に溶かして飲んだようだ。
そういえばチベットでもバター茶と言われるバターを溶かしたお湯を飲んでたな。
ヤクの乳から作ったそれは臭くて日本人はあわなかったらしいが殺生を禁じる仏教の国で貴重な動物タンパク摂取方法だったようだ。
チベットではバターはその他にバターロウソクも使われていた。
100gのバターを得るためには4.8リットルの生乳を使うという。
それをロウソクとは贅沢な!!
でもヨーロッパでもランプの油として使われていたこともあるらしい。
もったいなーーもったいなーー。

ヨーロッパでバターは16世紀のフランス宮廷が料理にバターを取り入れたことから貴族にも一般にも普及することになる。
おかげでケーキもマドレーヌもクッキーも美味しい!!!
そしてフランスでバタークリームもできあがることになる。
日本で売られていたバラークリームはフランス式だ。
他にスイス式・イタリア式・ドイツ式の作り方があるらしいが、アメリカで売られているのがフランス式らしく、アメリカ軍から持たされた日本のバタークリームもフランス式だったのだ。

それが何十年もたって友人宅で発火するとはね・・・

アバター
2023/02/06 19:06
バターケーキがロウソクと化したのも歴史の証明なのね
アバター
2023/02/06 04:06
バタークリームもおいしいよね。




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