日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/01/20 00:35:47
こんばんは!20日(金)は、北日本は日本海側を中心に雷を伴って
非情に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。
猛吹雪や吹き溜まりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。
東日本から西日本の日本海側も雲が多く、雨や雪の所もある見込みです。
東日本から西日本の太平洋側と南西諸島は概ね晴れるでしょう。
訪れるのは蔵王連峰の最高峰、熊野岳。
蘇った古(いにしえ)の道を辿(たど)ります。
1300年の歴史
❝蔵王古道❞
いまも残る
信仰の痕跡
神が宿る頂へ
よみがえった信仰の道
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蔵王連峰 熊野岳
山形県と宮城県に跨る蔵王連峰。
南北25kmに及ぶ山塊です。
〇熊野岳(1841m)
標高は1841mです。
*この番組は2021年12月に放送したものです
山形駅から車で30分。
〇宝沢(ほうざわ)登山口(420m)
登山口でガイドの方と待ち合わせ。
おはようございます~。
〇山岳ガイド 石沢孝浩さん
「おはようございます~。
山岳ガイドの石沢です。
どうぞよろしくお願いします」
〇石沢さん
地元山が経で生まれ育った石沢孝浩(いしざわたかひろ)さん。
20年程前からガイドの仕事をしています。
〇石沢さん
「こちらが蔵王権現様の石碑になります。
縦が2、7m、横が2、15mあります」
〇 蔵王権現
修験道の本尊
蔵王権現、蔵王連峰の名の由来ともなった修験道の本尊です。
この石碑が入口となっているのが、蘇った蔵王古道宝沢口。
数年前までは立ち入り出来ない程、荒れ果てていました。
〇蔵王古道 宝沢口
「蔵王には信仰の山として古くから、
あの歩かれてきた参道があるんですけども、
地元の方か、え~その道を整備して復活させた道が
蔵王古道宝沢口という道なんですね。
❝蔵王の自然❞であったり❝信仰の歴史❞に今回は触れていただきたいと思います」
蘇ったばかりの古道、宝沢口を出発。
1日目
地蔵や石仏などの信仰の痕跡や奥深い自然を味わいながら登って行き、
五合目独鈷(どっこ)沼の山小屋で一泊。
2日目
そして翌日、紅葉を楽しみつつ熊野岳の頂を目指します。
戻りは八合目地蔵尊まで下った後、ロープウェイを利用。
初心者も楽しめるコースで~す。
*撮影:9月下旬
歩き始めて10分
「はい、こちらが姥神(うばがみ)様です。
ちょっと表情見てください」
ん?もしかして~、舌を出してる?
「何かちょっと困ったような愛らしい表情ですよね~。
大体もう目をギョロっとして~、
え~、口を大きく開いて凄い形相の姥神様が多いんですね~。
でもこちらの姥神様は凄く温和で~、
ほんとにいい表情をしてるというか、私はもう好きな表情ですね~」
〇姥神 移植を恵んでくれる山の神様
*由来は諸説あります
姥神様は衣食を恵んでくれるとされる女の神様。
「ここは一ノ木戸(いちのきど)とも呼ばれておりまして、
山に入る最初の扉という意味もあるんですが、
昔あの~、女人禁制の山ですから、
女性の方は、まぁここでお参りして~、あの戻られたともいわれてますし、
ほんとに~、い~、昔からあの歩かれた人を
見守ってきたじゃないかな~と思いますね」
蘇った蔵王古道、周りには杉の林が広がる。
「以前はここの道っていうのはほんとにもう雑草が生い茂って倒木があって~、
ちょっと道かどうか分からないぐらい酷い状況だったんですね」
「今こういう感じで枝打ちもしっかりされて、あ~綺麗だ。
あ~いい道だな~」
出発して1時間
〇行別(いきわか)れ地蔵(一合目)(540m)
「はい、え~、一合目に到着です~。
え~、こちらは行別れ地蔵様といいます」
この先で道が蔵王温泉方面と熊野岳方面に
別れることから行別れと呼ばれるようになったそうです。
「それともう一つはですね、
ここから先の世界は神様、仏様、神仏の世界ですよ~という
そういう❝境界❞を意味する意味もあるんではないかと思います」
ここから先は神仏の世界か~。
「そういう気持ちで入って~行きましょう、は~い。
それでは早速行ってみたいと思います」
ここで山旅スケッチ。
今回は一合目に到着した所までと致します。
次回はよみがえった蔵王古道宝沢口の紹介から始めます。