Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③    


こんばんは!18日(水)は、北日本では雪の降る所が多く、

北陸では雨や雪が降り雷を伴う所もある見込みです。
東日本から西日本の太平洋側は概ね晴れますが、
関東では明け方頃まで所によりにわか雨やにわか雪があるでしょう。
西日本の日本海側は雲が広がりやすく、朝晩は雨や雪の降る所がありそうです。
南西諸島は雲の多い天気となって、所によりにわか雨があるでしょう。

会津の秘峰
色彩
 豊かな紅葉
山の奥深くへ
待ち受ける岩場

              輝く紅葉の玉手箱
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               会津朝日岳

〇登山ガイド 星貴博さん

地元福島県出身の星貴博さん。
自然に関わる仕事がしたいと8年前登山ガイドに。
会津の山々の魅力を伝えています。

*撮影:10月下旬

前回はドウダンツツジ多彩な色を楽しんだ所までの紹介でした。
今回はいよいよ会津朝日岳の山頂を目指します。

進むにつれ艶やかさを増していく会津朝日岳。
深まりゆく秋を感じながら紅葉の世界に浸ります。

〇朝日岳遭難小屋

「避難小屋に到着しました。
 まぁもう三分の二ぐらい歩いて来たので、ちょっとここで休憩しましょう」

ここで山旅スタイル。

<山旅スタイル>
 疲れを癒やす❝そば焼餅❞

疲労を癒やすおすすめの行動食を教えてもらいます。

「会津特産のそば粉を使った。
 え~、そばの焼餅をご紹介したいと思います」

材料はそば粉、お湯、そして水。

材料(2人前)
そば粉 100g
お湯   50ml
水    50ml

つなぎ代わりにお湯を使うのがポイント。

そば粉にお湯を少しずつ注ぎ、混ぜ合わせます。

〇軽く握って少し割れるぐらいの硬さ

「握って押し支えに少し割れるぐらい、パサパサになったらOKです」

水を加えてさらに捏(こ)ねます。

〇耳たぶより少し硬いぐらい

耳たぶより少~し硬いぐらいになったら生地の完成。
厚さ1cm程度に形を整え、焼きます。

そばには糖質の代謝を促進するビタミンB1が含まれているので、
疲労回復に効果があるといわれています。

両面に焼き色が付いたらそば焼餅の完成~。
う~ん、香ばしい。

「そばだけだとちょっと味気が無いので、 
 え~、ハチミツなどを足して、まぁちょっとカロリーを上げて、
 え~、行動食にいいと思います」

〇ハチミツ       砂糖じょう油

〇砂糖じょう油             あんこ

〇あんこ          ジャム

〇ジャム

砂糖じょう油やあんこ、ジャムなども試してみてくださ~い。

「美味しいです」

はぁ~、またきつい登りだ。

「そうですね~、結構急な箇所も増えてくるので頑張って登りましょう」

はい。

「だんだんこういった急な岩場が出てきました」

樹林帯を抜けると景色が一変。
荒々しい岩場になった。

会津朝日岳はこの地域で最も古い地層が隆起して出来た山。
長い年月、風雪に晒(さら)された為、
山頂部は岩が露出した断崖絶壁になっています。

「ここまではちょっと広葉樹林の中の
 まぁ穏やかな表情見せるような山だったんですけども、
 まぁここからはちょっと荒々しさを感じるような
 一つの山の中でこういった違った表情見れるような所が
 まぁこの会津朝日岳の魅力の一つだと思います」

足の置き場を確認しながら慎重に登る。

「凄い急ですね~。
 足元滑るんで気をつけてください」

ほんとっ、険しい~。

「そうですね~、もう少しで終わりますんで頑張りましょう」

「はい、お疲れ様です。
 山頂部の稜線に着きました。
 ちょっとこちら側見てもらってもいいですか?」

凄い山並みですね~。

「まぁこの稜線がずうっと尾瀬の会津駒ケ岳という所まで続いています」

へぇ~、南には尾瀬の会津駒ケ岳が。

「ちょっと南は無いんですけど、
 まぁ道があって歩けたら凄い綺麗な稜線だと思いますね」

確かに。

そして会津朝日岳の頂へ。

出発して4時間

〇会津朝日岳(1624m)

「はい、お疲れ様でした。
 標高1624m、会津朝日岳です」

ありがとうございました。

「登りは大変だったかもしれないですけど、
 会津らしい紅葉を楽しんでいただけたかな~と思います」

たっぷり。

「ちょっと見てもらえますか?」

わぁ~、凄い眺め~。

〇田子倉湖

「下に見えるのが田子倉湖(たごくらこ)です」

〇浅草岳

「その奥が浅草岳(あさくさだけ)になりますね。
 まぁこの会津朝日と並んで、只見を代表する山になります」

     荒沢岳     中ノ岳          越後駒ケ岳

西には新潟の名峰、越後駒ケ岳、中ノ岳、荒沢岳。

    白馬岳    妙高山          火打山

その奥には火打山(ひうちやま)、妙高山(みょうこうさん)、
北アルプスの白馬岳(しろうまだけ。

   飯豊連峰

そして飯豊(いいで)連峰も。

〇登山ガイド 星貴博さん

「もう奥深い所に来たって感じしますね。
 まぁこの紅葉の綺麗さとか、山の奥深さ、楽しみながら登る部分と
 挑戦しながら登る部分と色んな面を楽しめる山だと思います。
 会津朝日岳はまぁこの会津に生まれて
 良かったって思わせれくれるような山だと思います」

様々な表情を見せる大自然。
そして色彩豊かな紅葉。
会津の秘峰、会津朝日岳の秋を堪能した山旅でした。

旅のスタートはJR只見駅から車で30分。
赤倉沢登山口で星さんと待ち合わせでした。

朝、空気が凛としていました。
只見を代表しますブナが生えていました。
山間の沢煮光が射してきました。
岩がゴツゴツとしていて、岩が剝き出しになっていました。
これを雪食地形というようです。
只見町は日本有数の豪雪地帯です。
沢沿いの道が終わりますとこの先は山道でした。
しばらく行きますと三吉ミチギに到着しました。
会津朝日岳の頂までここが最後の水場でした。
道が険しくなってきました。
だんだんと森の中にも陽が入ってきました。
徐々に森が色付いてきて、紅葉の最前線へ。
ハウチワカエデ、コシアブラ、ブナ、ウダイカンバが生えていました。
出発して2時間、稜線に出ました。
今まで樹林帯でしたが展望が開けた場所から見ますと、
黄色だったり赤だったりオレンジだったり色彩が豊かでした。
ヤマウルシ、ミヤマナラも生えていて、まさに紅葉の玉手箱でした。
しばらく進みますと叶ノ高手という途中にありますピークの一つに
到着しました。
こちらにはゴヨウマツ、大クロベが生えていました。
そして一旦下りました。
さらに山の奥深くへ進みました。
ヤシオツツジ、ドウダンツツジも咲いていて美しかったです。
ブナを中心とした只見町。
豪雪地帯で厳しい環境の中で様々な樹林や岩魚が。
このような環境ですが、いつまでも必要なのでは?と感じました。






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