Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


小雨に


たくさんの雨の後に降る小雨
少しだけお酒を飲んだ
今何時だろう
何時でもいい
いつか夜はあける


重く行き交うトラックの音
大きい道路に近いこのマンションの眠りを覚ます
起きているのは私だけだろうか
人々の寝息は聞こえない
空も暗闇の中


愛していた
心から
でも別れた
あなたと私
どちらが切り出したのだろう


別れて半年
まだ想っている
すぐに忘れてしまう
そんな愛じゃなかった
少なくとも私には


今でもできるなら
あなたの胸に飛び込みたい
でももう許されない
私の鍵ではあけられない
パズルが砕けてしまった


お酒をもう少し
小雨に乾杯
もう何もできない私の
精一杯の祝杯
誰が喜ぶというのか


せめて朝まで過ごそう
電気を消したままで
キャンドルに火を灯して
ゆれる炎の向こう側に
あの時の二人を探すように












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