日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/01/12 02:02:55
こんばんは!12日(木)は、西日本から北日本は概ね晴れるでしょう。
ただ、東北では雲が広がりやすい見込みです。
また、九州北部もにわか雨となる所がありそうです。
南西諸島は晴れるでしょう。
癒やし森
秋めく
山の彩り
奇妙な岩
太平洋と日本海に注ぐ
2つの水源
中央分水嶺の山を行く
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赤坂山 大谷山
〇森林インストラクター 谷口良一さん
谷口さんは自然の豊かさや森の楽しみ方を伝える森林インストラクター。
幼い頃から地元の山々に親しみ、
現在は学校登山などで子供達を山に案内しています。
*撮影:10月下旬
前回は出発して6時間半、大谷山に到着の所までの紹介でした。
今回は大谷山からの眺め等の紹介から始めます。
〇大谷山(814m)
「はい、お疲れ様でした~。
大谷山に到着です」
ありがとうございました~。
「あちらの方ね、あれが白山ですね」
〇白山
日本百名山の一つ、北陸の名峰白山。
〇伊吹山
「あれが伊吹山ですね」
こちらも百名山の伊吹山。
滋賀県の最高峰です。
そして
「こちら日本海です」
〇日本海
中央分水嶺から流れ下る水が注ぎます。
〇森林インストラクター 谷口良一さん
「あの~、この山自体は~、まぁ里に近くって標高が800余りっていう
山ですけども、でも、まぁ太平洋と日本海の水源ん位なってるということで
スケールの凄い大きな山だという風に改めて感じました。
え~、古くからこの地域の人は~、あのこの豊かな自然と、
そして歴史とか暮らしを守ってこられた訳ですけども、
お~、これからも私は~、
あのこの魅力を皆さんに伝えていきたいと思います」
中央分水嶺の赤坂山と大谷山。
秋のゆったりとした山歩きと潤い溢れる水源を堪能した山旅でした。
旅のスタートはJR湖西線マキノ駅から車で10分。
マキノ高原登山口で谷口さんと待ち合わせでした。
午前7時出発。
まずは赤坂山へ向かいました
大谷山に向かう最中に無数のテントがありました。
早速森の中へ。
セラピーロードという道に入って行きました。
そして、琵琶湖が見えてきました。
三本杉という大きな杉がありました。
杉にはアルファピネンというリフレッシュ出来る効果があるようです。
カツラというキャラメルっぽい、醤油っぽい香りがする木が生えていました。
マルトールという香りで甘い香りがしまして、
こちらもリラックス効果があるそうです。
どこからか潺(せせらぎ)が聞こえてきました。
沢がありまして、銚子ヶ滝に到着しました。
高さは13mでマキノの田畑を潤してきた大切な滝だそうです。
こちらの滝では毎年8月に雨乞いの儀式があるそうです。
大正時代に大きな干ばつがありましたそうで、
お願いをしたところ雨が降ったということで、
雨乞いの神事が行われているそうです。
赤坂山に向かい登山道を登って行きました。
赤い実がありましてサルトリイバラという植物です。
棘が沢山ありまして、猿も引っ掛かるという意味だそうです。
そして黒い実のヒサカキもありました。
啄木鳥(きつつき)の仲間のアカゲラが鳴いていました。
なだらかな道が続きました。
そして白いお花のセンブリ、紫色のリンドウの花が咲いていました。
こちらは薬草です。
黄色い花を咲かせますアキノキリンソウも咲いていて綺麗でした。
森の秋を楽しみながらゆっくり進みました。
コナラとミズナラのドングリが落ちていまして、標高は450mです。
歩きやすい道を進み、開けた場所に出ました。
武奈の木平という休憩所です。
ここからは赤坂山の山頂が見えました。
そして、傾斜がきつくなってきました。
足元が悪く歩きにくかったです。
ナラタケやシラキがありました。
この辺りは一帯ブナの森です。
ブナの葉も穂香に黄色かったです。
道が平坦になってきまして、道が分かれました。
今回は右側の赤坂山へ向かいました。
だいぶ大きな木が無くなり、芒(すすき)の大海原を進みました。
歩き始めて2時間半、最初のピーク赤坂山に到着しました。
ここからは琵琶湖が見えました。
明王の禿(はげ)と呼ばれる花崗岩の奇岩がありました。
モアイ像やマントヒヒと呼ばれるそうです。
そして、中央分水嶺があります水源に行きました。
続きまして歩くこと15分、こんどは福井県側の水源へです。
中央分水嶺を進み大谷山へ、見晴らしが最高でした。
大谷山へは結構な急な登りでした。
このように二つの水源を見れるのはびっくりでした。
ここから大阪湾へ、そして福井県へ注ぐかと思いますと
とてもスケールが壮大です。
そして、いつまでもこの二つの水源が保たれて欲しいなと感じました。