メロンパンが美味しいパンと、いまいち思えなくて、美味しいんだよな～といつもなんだか自己暗示をしながら食べていた。けれど、子供が「パンで一番メロンパンが好き」って言いだした。凄い。味覚も私と違うらしい。私がその年の頃は、クリームパンが一番好きだった。カスタードクリームが入ってフワフワしてるパン。子供にほらよ、とクリームパンあげたりするけど、まったく無反応。メロンパンが好きらしい。大きな丸いメロンパンを食べて、ゴキゲン。は…かわいい。

「一番はこのかたいパンのとこ、二番はフワフワのとこが好き」と、メロンパンの層をランキングづけしてた。好きなところを順位付けするなんてすごい。とお母さんはランキングする子供に大感動していた。まぁ多分、子供の事だから、言葉で言ってるだけの音が何か心地よくって、意味は実は曖昧、という事がよくある。ので、本当にそうなのかは疑わしい。さておき、メロンパンが好きで、好きな理由の一位二位まで教えてもらえて、大感動でした。ランキング付けって子供ですらするんだな。と。そしてメロンパンを食べて半分にさしかかると、半分欠けたメロンパンを見て「お月さまが欠けてるみたい～～～」と黄色い半月のお月さまだと言ってのけた。そんなに風流な事をいってのけるなんて、と大感動。生活の事柄から、花鳥風月をおもうなんて。私が書いてるテキトー川柳なんて、もう足元にも及ばない風流さですと感動していた。私ももっと生活の事柄を見て、テキトー川柳ちゃうくて、〇〇は～月のようだ～うんぬん、みたいな事を、めっちゃ言いたい。と思った。川柳の師匠と、呼ばせていただこうかな。これから。

満腹で　下弦の月が　欠けぬ夜半

すぐお腹いっぱいになるから。大体いつも半分残し。