日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/12/15 02:26:34
こんばんは!15日(木)は、北日本から東日本日本海側では
雪や雨となるでしょう。
北日本では暴風、高波、猛吹雪や吹き溜まりによる交通障害に警戒してください。
西日本日本海側も雲が多い天気となる見込みです。
東日本から西日本太平洋側は晴れるでしょう。
南西諸島は曇りや雨となる見込みです。
東京の
水道水源林
山の写真家と歩く
冬の静かな森
冬へ 多摩川源流の山
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奥秩父 笠取山
*この番組は2021年2月に放送したものです
*撮影:11月上旬
〇山の写真家 野川かさねさん
山の写真家野川かさねさん。
光が照らし出す自然の一瞬の表情を捉えた
独特の淡い作風が山好き女子に人気。
前回は水干の真下を流れます小さな沢が流れている所までの紹介でした。
今回は水道水源林の恵みの紹介から始めます。
<山旅スケッチ>
水道水源林の恵み
山梨と埼玉の県境に聳える笠取山ですが、
東京の水道水源林として、東京都水道局によって整備されてきました。
*写真提供 東京都水道歴史館
幕末から明治にかけて笠取山など、
この辺り一帯の山々は焼き畑や乱伐によって森が消え、
多摩川の水量が大幅に減りました。
そこで大正11年から水不足を解消する為、
水道水源林としてカラマツやヒノキが植えられたのです。
〇東京都の水道水源林
笠取山
〇
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┃ーーーーーーーーーー 〇ーーーーーーーーーーー 多摩川
奥多摩湖
笠取山を中心に広がる水道水源林は24000ヘクタールにも及び、
多摩川上流域森林のおよそ半分を占めています。
森に蓄えられた水は奥多摩湖へ注ぎ、多摩川となって流れていきます。
〇わさび
この清流を利用して、山麓の村で栽培される山葵(わさび)。
その生産量は山梨一を誇ります。
また、この水を使って養殖された山女(やまめ)や岩魚(いわな)は、
東京へ向け出荷されています。
〇ヤマメ
〇イワナ
〇古菅一芳さん
「魚が丈夫に育つっていうことですかね。
身が締まって食べて美味しい。
釣って引きが強い
そういういい魚が出来る訳ですね」
東京の水道水源林が広がる笠取山。
この山が創り出す清流は、人々の暮らしを支えているんです。
水干から歩くこと10分、いよいよ笠取山山頂への最後の急登が見えてきた。
「ちょっと何か崖登り的な感じですよね?
ゆっくり行けば大丈夫です、ちょっとずつ」
目の前に広がる標高差100mの急斜面。
目指すはきれいな三角錐の天辺(てっぺん)。
よ~し、頑張るぞ~。
随分未知の周りが開けてますね~?
「山火事防ぐ為に草が刈ってあるんですよね」
山火事が燃え広がらないように草木を伐採してるってことか~。
こうやって水源林を守ってるんだな~。
山頂に近づくにつれ、傾斜もきつくなってきた。
「そうですね~、こっからちょっとさらに急になるので、
おっきな岩も増えてきて、足元危ないのでゆっくり慎重に行きましょう」
はい、気をつけます。
かなり登ってきたな~、うわぁ~、いい眺め~。
野川さん、あとどれくらいですか~?
「あとちょっと~、あと少し。
よいしょ~」
もうひと踏ん張り~、は~、よいしょっと~。
「あともうちょっとで~す」
急な坂を登ること20分、あそこが頂上かな~?
「え~と、着きました~。
でも実はこれ本当の頂上じゃなくて~、
本当の山頂はもうちょっと歩いた所にあるんですけど、
ここ凄く展望がいいので、ここでちょっと景色楽しみたいと思います」
そうなんだ~。
この展望は疲れを忘れさせてくれるな~。
あれっ?もしかして富士山ですか~?
「富士山見えますね~、凄い今日全部スッキリ下まですそ野まで見えてますね」
今回は富士山が見えました所までと致します。
次回はいよいよ笠取山山頂を目指します。