屋根の上から~天使シリーズ~
- カテゴリ:自作小説
- 2022/12/01 08:14:44
地上に降りてから数時間してユエルとピピはやっと落ち着ける宿を見つけることができました。
温かい笑顔で出迎えてくれた宿のおかみさんは、すぐに体が温まるようにと美味しいシチューを出してくれました。
ユエルは久しぶりに人間界に降りてきたので、初めは周りの人間たちに天使であること悟られないようにと気を張っていましたが(天使はその正体を人間にはよほどのことが無い限り知られてはいけない決まりなのです)おかみさん人の良さに影響されたのか、宿の中ではリラックスして過ごせるようになりました。
ここ数日昼間は情報収集をして宿に戻るという日々を過ごしていました。
なぜなら、本来なら帰らないままの天使たちの行方を天使の能力を使えば居場所を把握できるはずが、今回行方知れずになっている者たちに限っては、なぜか居場所をはっきりと特定するのが困難だったからでした。
地上に来たその日から、彼女たちが立ち寄りそうなお店や場所に出かけてみましたが、どうも思う様な収穫はありませんでした。
一日寒い中歩き回って手がかりがないまま宿に戻って、
これからどうしたものかと思う夜にも、おかみさんの美味しい料理と優しい笑顔に励まされて、明日こそなにか良い方法が見つかるはずだと思うことができたのでした。
彼女は温かい心を持つ人だな。
普通なら人間の毒気を感じてもおかしくないはずなのに、この宿の中では結界が張られているかのようにその毒気を感じることはない。
それどころかエネルギーを回復できている気がする。おかみの人柄のおかげだな。
ありがたいことだと彼女は思いました(●´ω`●)
その日も朝から情報収集に出かけ、ひと休みをしようかと近くのティールームに入ったところでした。
隣のテーブルに座る人たちが、クリスマスパーティーの話をしていました。
そのパーティーは街中の人が楽しみにしていて、たくさんの人が集まるというので、楽しいことが好きな彼女たちならばそこにやってくるのではないかとユエルは考えました。
無事パーティーのチケットを手に入れたユエルは街中が見渡せる宿の屋根の上に登って、きっと全員を無事に天界に連れて帰ると心に誓ったのでした。
宿のおかみさんの特製シチュー美味しそうですねw
お話にコーデがぴったりですねw
クリスマスパーティーで行方不明の皆を見つけることが
できるといいですねw
コメをありがとうね
暖かそうなお布団 ずっとそれで おれたらね~(*´艸`)
ボチボチ行こね~(=^・^=)
今回も楽しく読ませていただきました。
それで屋根の上にいるのですね。!(^^)!
素敵なおかみさんですね。
さてさて、パーティ会場に行方知れずの皆はいるのか?
続きを楽しみにしてますね(^^♪
さぶなったね~
今年のあとひと月 目指せ 今度こそいい年を!! うっ日本語が変 www
今月もよろしくね^^
風邪ひかへんように~(=^・^=)
ユエル 早く全員に会えて連れて帰れるといいですね^^
優しいおかみさん まさか天界のひとだったとか?^^
体調大丈夫ですか?
無理せずお大事にしてくださいね^^
じつは天使だったとか?! Σ(○д○;)
いい宿があってよかったですね。