ネタばれ読書日記『探偵は孤高の道を』
- カテゴリ:日記
- 2022/11/27 12:52:31
『探偵は孤高の道を』サラ・グラン
評価★1
あらすじ
探偵クレアがかつての恋人ポールの殺人事件を調査するのと同時に不良少女時代に親友トレイシーとともに行方不明になった友人クロエを捜索した事件が語られる。
クレアがすべてを把握し、ジャンキーで方々に迷惑を掛けながら捜査を続け、ポールを殺したのは妻のリディアだと判明する。
クロエは発見されるが、数年後友人トレイシーが行方不明になった。
ラスヴェガスに向かう途中、クレアの車は衝突され、車から出られなくなる。水に沈んだクレアが浮かび上がると浜辺に大人になったトレイシーが待っていた。
感想 探偵小説といつわった?不条理小説でした。
私が書いてみたあらすじ読んでも意味不明な内容だと思いますが、全部読んでも意味不明な内容です。友人トレイシー以外クレアの探偵術の師匠や行方不明者多数の世界らしいです。本作が2作目だけど1作目から読めば部分的には意味がわかった?
読んでいて不快感なのが主人公が麻薬中毒で泥棒なこと、捜査で他人の家を訪ねて洗面台の上の棚から薬を盗んで飲んでラリっているし、読むだけという約束の漫画コレクションを一冊持ち出す。コカインも買っているし、身体の関係のある友人多数。
カフカの主人公が世界に翻弄されるのに対して、この作品の主人公は世界の中心で他人を超越しているように書かれていますが、凡人には理解不能でした。
ドラックの快楽をコンテンツにおいた作品というと、
アメリカものでしょうか