Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②     


こんばんは!21日(月)は、南西諸島と九州、中国・四国は晴れますが、

近畿から北日本は雲が多く、近畿は朝まで、東日本から東北は昼過ぎまで、
北海道は終日雨の降る所がある見込みです。
北海道では雷を伴う所もあるでしょう。

天空のお花畑
稜線からの絶景
険しい山道

               花咲く岩の峰
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             南アルプス 悪沢岳

*この番組は2021年10月18日に放送したものです

〇赤石小屋 管理人 高橋千亜紀さん

仙台で暮らす高橋さん。
南アルプスに魅せられ、毎年のように通っています。
東日本大震災が起きた時は、この地域の人々から支援を受け、
それをきっかけに山小屋の管理人をするようになりました。

*撮影:7月下旬

前回は赤石小屋倉庫棟で宿泊のところまでの紹介でした。
今回は無人小屋のマナーの紹介を高橋さんに教えていただきますところから
始めます。

<山旅スタイル>
 無人小屋のマナー

①換気をする

「一番最初に小屋に入りましたらですね、え~、窓を開けてですね、
 コロナ対策の予防対策をしていただきたいと思います。
 十分に換気をしましょう」

次はバーナーの使い方。

②バーナーはシートの上に

こうしたアルミのシートを敷くのがポイント。

「このシートを敷きますと、例えば吹き溢(こぼ)し防止ですね。
 とにもなりますし、あとはえ~、間違ってバーナーを倒した際の
 火事の防止にもなりますので、是非こちらのシートをご利用に
 いただきたいと思います」

③携帯トイレを持参

無人小屋にはトイレが無い所もあります。
携帯トイレを必ず持っていきましょう。

丈夫で密閉性のある袋に入れれば臭いも気になりません。
外付けも出来る袋を利用して持ち帰りましょう。

「皆様同士でご協力していただいて楽しい山旅を続けてください」

マナーを守ってみんなで気持ち良く使いたいですね。

2日目

「今日もいい天気ですね。
 では、二日目今日も元気にまいりましょう」

はい、頑張って歩きます。

今日も登りが続くんですね~?

「そうですね~、しばらくこういった樹林帯の中なので、
 なかなか景色見れませんけれども、
 実はですね~、秘密の場所がありますのでちょっとそちらの方
 寄り道して行きたいと思います~」

秘密の場所?一体どんな景色が?

「さぁ見えるかな~?綺麗に。
 うん、よいしょっ、ふ~、は~、うん。
 悪沢岳、見えてきましたよ~。
 お~~~~い、お~~~い」

〇悪沢岳

目指す悪沢岳が目の前に。
巨大な尾根、深く削り込まれた谷。
その頂はゴツゴツした岩に覆われている。

「悪沢岳という名前はですね、え~、麓の猟師の方達が、
 まぁ山を見て、え~、険しい沢が流れてることからですね~。
 まぁ悪い沢、そして悪沢と、え~、名付けられたんじゃないかと
 いわれるようですね」

随分ガスってきた~。

「結構やっぱり旅が多いので、そこから雲が湧いてきて、
 ということで一日に何度も天気変わります」

うわっ、切れ落ちてる。

水辺に出た。

「ちょっと急なので気をつけてくださいね。
 よいしょっ」

あっ、花がいっぱい。

「トリカブトがこれからもう咲き始めるので、結構可愛い。
 ねぇ何か帽子被ったような垣玉のトリカブトの蕾というか、はい。
 ねっ、可愛いですよね?」

〇トリカブト

紫の丸い蕾、可愛いですね~。
華が開くとこんな風に。

〇ハクサンフウロ(薄紫色のお花)

「こちらはえ~、ハクサンフウロですね」

清楚な花ですね~。

「特徴はですね~、花弁(はなびら)の中に
 綿状の模様が入ってますので非常に分かりやすいです」

沢沿いの花に癒されながらさらに上へ。

登り始めて3時間

「はい~、ではこちらで、へ~、稜線の方に上がってきましたよ~」

ここからは稜線を進みます。

「あっ、ライチョウ、ライチョウ。
 あれライチョウだよね?ほらライチョウすぐそこ。
 あれっ、あっ、子供もピヨピヨさんもいるよほら
 ピヨピヨさんもいっぱいいる、ほらほらほら」

ライチョウの雛、まだ生まれて1カ月ぐらいなんですって。

「いやっ、すっごい天気良くなってきましたね~」

雲が切れた。
うわぁ~、南アルプスの山並みがどこまでも続く。

「毎日見ててもこの辺り、全然景色飽きません。
 そして右には富士山」

あっ、雲の上に頭を出してる。

〇富士山

逆光に浮かぶシルエット格好いいな~。
富士山を望む稜線を進んで行く。

〇悪沢岳

目指す悪沢岳はまだまだ先。
本当に山深い所にあるんだな~。

「この荒涼とした景色っていうのは結構珍しいかもしれないです」

荒々しい斜面、まるで壁のよう。

「さぁ小屋が見えてきましたよ~」

今日はあの小屋に泊まる。

「ふ~」

今回は小屋に泊まるところまでと致します。
次回は三日目、鹿から花を守る為の紹介から始めます。





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