祝 羽生結弦アイスショー「プロローグ」の成功♬
- カテゴリ:ニコットガーデン
- 2022/11/05 20:23:15
ガーデニングのランキングで入賞しました。
2022/10/25 ~ 2022/10/31
順位 | 花 | 大きさ |
---|---|---|
29位 | パンジー【青】 | 9.67cm |
・羽生弓弦さんのアイスショー「プロローグ」横浜公演のライブビューを東宝シネマで見てきました♡
たまたま昨夜 東宝シネマでライブビューの追加チケットが販売されているのを見てネット購入
そして 本日2時から映画館でライブビューを見ました。
本番映画が始まる前の宣伝で、今や 宝塚公演とかカーレース・ミュージックコンサートのライブビューが盛んにおこなわれていることを知りました。
ライブビューの時には 映画館の中で 応援したり、拍手したり、飲食してもいいそうです。
テレビ中継に代わる 新しい観戦・鑑賞スタイルですかね、ライブビュー
ホールの中は圧倒的に女性が多かった。老いも若きも。
・プロローグの公式サイトは https://prologue-official.jp/
羽生さんが、
「これまでの僕の歴史やスケート人生そのものをかんじていただけるようなものを」
「これから、いろいろな物語が紡がれていくといいな」
「このアイスショーが、その物語の‘プロローグ‘となるゆに」
ちう思いを込めたつくられたアイスショー
彼のその思いを ほんとに形にしたショーでした。
・はじまりは 公式競技会の 6分前休憩~競技の形式をとって SEIMEI
をリンクの上で
そして映像で トレーニング~会場入り~舞台裏での体ほぐしのシーンなどが紹介されました。
・そこから 羽生さんのトークや 観客からのリクエストに応じたスケーティング
その一方で 子供のころからの競技会での羽生さんのスケーてぃんぐ映像や授賞式の映像が どんどん挟み込まれていきます
小学生のおかっぱ頭のちびっこ一生懸命滑って 初出場で初金メダル
10歳で国際大会に初出場で初金メダル
このとき 両側にはロシアの選手(赤い国旗だから多分)とアメリカの選手
子供のころから 一所懸命すべって おかっぱの髪がぱさっと水平に広がるジャンプ力
そして東日本大震災の津波の水が仙台の町を飲み込み まだ水が引いていない時の映像 水が引いた後の泥とがれきに覆われた町
新幹線の中で涙ぐんでいる羽生さん等々
人目のないところで 目に涙を浮かべてもその涙をこぼさない羽生さんのシーンが多かった。逆に言えば 子供の時から 遠征中 ずっとカメラマンに付きまとわれていたんだね。一人で過ごしているところまで しっかりと撮影されて。
ジャンプの着地で何度も転んだり、
国際大会の公式練習の時に 無法なアジア選手に激突しに来られて額から流血してうずくまっているシーンも
・ラスト2曲は 銀板に光のイルミネーションが描かれ
そのうえで滑る羽生さんは まるで 水面に浮かぶ妖精王のよう
足元にどんなに激しく渦巻こうとも そのうえを すべるように力強く舞い続ける羽生選手
・羽生さんが 何度も 観客に告げたありがとうの思いを告げ
また アイスショーの構成そのものをみていても、
羽生さんの思いを形として完成させるために 多くのスタッフが協力したのだと感じられ
羽生さんがスケートを通して人とつながることにより「報われた思い」があったのだと感じました。
(以前 羽生さんの競技生活をやめる会見のときの「報われた思い」というのが
私には 今ひとつしっくりこなくて もしかして無理しているの?って思いましたが、 今回のアイスショーを見て やっぱり羽生さんは スケートを通して
多くの理解者・協力者に恵まれたのだ、よかった、と心底思いました。
アイスショーの直前には お定まりの羽生さんに対する悪意に満ちたデスリ記事、
(個人でショーをやるのは無理だろう 問題多発だという捏造記事)が出回っていただけに 心配していたのですが、
いざ ショーがはじまれば どうしてどうして 東宝シネマでは、ライブショー上映の各館で 直前に追加スクリーンのチケットも出して完売、
各館とも2スクリーン同時上映でのライブショー(これ 映画の場合は大成功の部類ね)
・たったの半年の間に これだけのアイスショー
ただ滑るだけでなく、権利関係の複雑な多数の動画・映像を編集し
さらに 津軽三味線の生演奏付きでのスケート
音楽の著作権 過去の大会の放映権などなど たくさんの課題をクリアして
これだけのアイスショー、羽生さんのこれまでの人生の集大成作品を作り上げた
ことを 心からお祝い申し上げます。
羽生さんが これまで 真摯にスケートに打ち込み
スケート仲間と友愛の輪を築き
そして いつも観客を大切にして
どんな不当な仕打ちを受けても それに屈することなく毅然として生き抜いてきた軌跡
それらが詰まった アイスショー・ライブ映画の「プロローグ」
これ DVDになるといいな
ライブビュー会場である映画館では プログラム(パンフレット)とか
Tシャツとか 全然売ってなかったけど ほしいなぁ
羽生さんの公式サイトで販売してくれたらいいのに。もちろん転売不可で
あの 羽生さんの黒のTシャツめちゃくちゃかっこいい♡
私 イギーホップさんと チープトリックのTsyatu持ってるけど
羽生さんの黒Tも 欲しいです♡
・蛇足
スケートリンクの近くはすごく寒いのは 私も近所のスケート場に通っていたから知っているのですが(滑っているときより リンクのそばに座っている方が寒い)、リンク際で津軽三味線を弾いていらした方、手が凍えなかったしらとちょっと心配。
しかも ちらっとカメラに映った足首が素足のように見えましたが、だいじょうぶ?
映画館内で、スケーティング中の音楽の音量が 後半 大きすぎた
あれ、放映用のマイクの位置とライブビューの為の音音量出力調整が
不十分だったのでは?
スケート会場に流す音量は かなり大きくないといけないと思うのだけど
ライブビューの映画館内に流すには 音楽の音量が大きすぎた
あれって 映画館側のミスなのか 配信の時にうまく音量を絞れなかったのかどっちだろう???
まあ ライブビューだからしかたないのかな??
・羽生さん SEIMEIを滑るたびに どんどん 滞空時間が増しているように感じる、初期のころに比べて。今では まるで宙に浮いているみたい。 以前は弾丸のようにぶっ飛んでいた感じだけど。
弾丸のようにぶっ飛ぶジャンプも ふわりと宙に舞い上がり静止しているかのようなジャンプもどっちも好きです♡
でも ジャンプが変われば 着氷後のステップも変えていくことになるかもしれないから そしたら これから 羽生さんは 同じ曲を滑っても 自分で再構成していくことになるから 大変だろうなと思った。
ダンサーの誰もが通る道とはいえ スケーターとしてそういう経験をするのは
羽生さんが最初の人になるんではなかろうか。
どうか フリーになった羽生さんにも これからともに彼のスケーティングを考えていく振付師など、彼に寄り添えるスケート仲間がいますように!
偉大なダンサーで、 息長く 生涯踊り続けていくことができた人には
必ず ダンスと音楽そのどちらにおいても 主となるダンサーの協力者としての
演出家や演奏家が付いていたから。
老婆心ながら 心からそう願ってしまいました。
彼の動きそのものが(これまでの張りつめた動きと異なり)ずいぶんと柔らかく、これから 彼にとって新しいスケートの世界がひろがるのかもしれないと 今日のスケーティングを見て感じたので。
2022年11月5日7時30分 ]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202211050000050.html?cx_testId=157&cx_testVariant=cx_undefined&cx_artPos=1#cxrecs_s
<フィギュアスケート:アイスショー「プロローグ」横浜公演>◇4日◇第1日◇ぴあアリーナMM◇観客7900人
14年ソチ、18年平昌オリンピック2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)が夢の1歩を踏み出した。異例のワンマンとなる初アイスショーが初日を迎え、代名詞の「SEIMEI」や新曲「いつか終わる夢」など8曲を披露。幼少期からの映像にトークも織り交ぜた休憩なしの約90分間に半生を込め新境地を切り開いた。
◇ ◇ ◇
事前に希望曲を募ったピックアップ・コーナーでは小学生時代の「スパルタカス」を選んだ。同曲を振り付けた横浜市在住の恩師、都築章一郎コーチ(84)を会場に招き「来てくださって、めちゃくちゃうれしい。僕の初めてのSPでした」と紹介。満点6・0の旧採点システム時代で「今とは違う面白いステップ」で沸かせた。質問コーナーでは約2万7000通の中から公演テーマなど3問に答え、日ごとで内容が異なるリクエストコーナーでは、場内のファンに要望された「レッツゴークレイジー」を舞った。
[2022年11月4日21時59分]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202211040001480.html?cx_testId=157&cx_testVariant=cx_undefined&cx_artPos=0#cxrecs_s
<フィギュアスケート・アイスショー:プロローグ(Prologue)横浜公演>◇4日◇第1日◇ぴあアリーナMM
14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)が夢を現実にした初の単独アイスショーの7曲目には、あの感動の曲を持ってきた。
22年北京五輪のエキシビションで舞った「春よ、来い」。イナバウアー、ハイドロブレーディング、ディレードアクセルを、豪勢なプロジェクションマッピングに合わせて、しっとりと演じた。
そしてアンコール。高倍率の抽選で選ばれた約7900人で埋まった場内から、大きな拍手を浴びる。出てきた。最後は「パリの散歩道」だ。初めて夢の金メダルを手にした14年ソチ五輪のショートプログラム(SP)曲を披露した。
19歳の時に思いをはせ、観客席を見上げて何度も手を振った。従来は2曲も踊ればお役目全うとなる中で、リクエストも含めて8曲も舞った。
7月19日のプロ転向会見から108日。「構想を練って、VTR、セットリストを考えて考えてきた。自分の中で妥協せず、お見せできるもの全てを出したかった。新しい羽生結弦のショーの形を見守っていただけたら」と呼びかけた。
体力強化が1つの鍵となったが「1曲だけでも疲れ切ってしまう僕が(90分間の)通しを5回、やり切って、今日を迎えられるまで強化してきた。演出も今朝までかかった」中で、1人だからこその理想を追い求めた。【木下淳】
いつか終わる夢と、最後の『春よ来い』に関しては、演出はMIKIKO先生にお願いしました。ここまで本格的なプロジェクションマッピングを演出としてやっていただいたので、皆さんの中でフィギュアを見る目が変わったと思いますし、同じ目線から見るスケートと、下から見るスケートと、上から見るスケートと、またカメラを通じて見るスケートと、全く違った見え方がすると思うので、ぜひぜひ皆さんに見ていただきたいと思うプログラムです」【木下淳】
「なので、最初の方に平昌五輪の、僕の代表曲でもある『SEIMEI』を滑らせていただきました。6分間練習や、アイスショーでは考えられない、全部の照明をたいたままやるっていうのも、正直、どんな反応をしていただけるか。6分間練習も、試合の場ではない中でやるということで、どれくらい集中できるか、不安で仕方なったんですけど、実際に皆さんの声をまだ聞いているわけではないですけど、まずは『プロローグ』の1日目をやり終えて、皆さんの充実した表情だったり、反応をいただけたりと思うので、そういった意味では、ある意味成功したんじゃないかなと思ってはいます」
-自身で振り付けしたのは「いつか終わる夢」でいいのか
「はい。『ロミオ+ジュリエット』の後にやらせていただいたプログラムですね。(コンセプトは?)一言で表すのは難しいんですけど、うーん、まず一番最初に振り付けを、この曲に付けたいなと思ったのが、何となく滑りながら考えていた時に、皆さんが好きだと言ってくださったクールダウンの動きのところにピタッとはまったんですね」
「この曲というか、このプログラムに。そういえばクールダウン見たい、っておっしゃられていたので、じゃあプログラムにしようと思いつきました。それからタイトルも含めて、いろいろな曲を感じながら、原作である『ファイナルファンタジー10』の動きも、いろんなことを考えながら作っていく時に、僕自身の夢って、もともとは五輪2連覇というのが夢でした。そのあとに4回転半という夢を追い求めてきました。ある意味では、アマチュアという競技では達成することはできなかったし、ある意味ではISU(国際スケート連盟)公認の初めての、4回転半の成功者にはなれませんでした。そういう意味で、いつか終わる夢。皆さんに期待していただいているのにできない。だけれど、やりたいと願う。だけども、疲れてもうやりたくないって。皆さんに応援していただければいただくほど、自分の気持ちがおろそかになっていって、何も聞きたくなくなってしまい。でも、やっぱり皆さんの期待に応えたいみたいな。自分の心の中のジレンマを表現したつもりです。
2022年11月4日23時13分]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202211040001488.html?cx_testId=157&cx_testVariant=cx_undefined&cx_artPos=0#cxrecs_s
<フィギュアスケート・アイスショー:プロローグ(Prologue)>◇4日◇第1日◇横浜・ぴあアリーナMM
14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)が夢を現実にした。約90分間の初の単独アイスショーを終え、プロの第1歩を踏み出した羽生さんが公演後、報道陣の取材に応じた。
主な一問一答は以下の通り。
-振り返って
「7月にプロ転向の会見をさせていただいてから、会場を含めて、全ての企画がスタートしました。かなり時間がない中で、大勢のスタッフの方々に頼みながら、自分の要望に応えていただきながらやってきました。これだけで感謝の思いでいっぱいです」
「このプロローグに関しては、自分の中では、これから始まる物語へのプロローグであり、また、すごく抽象的な話になってしまうかもしれませんが、自分がこれから新たに、決意を胸にして、目標に向かって、夢に向かって、1歩ずつ進んでいくんだという、自分が経験してきたことだったりとか、また皆さんに力をもらってきたことだったりとか、またあらためて皆さんと共有しながら次のステップに上がるように、という思いを込めて、このショーを企画、構成しました」
-演出は自身で
「正直、演技の配置だったり、順番だったりも含めて、どこに何を入れるかを考えた時、自分としては、記者会見があって、ちょっと過去に戻って、平昌五輪があって、それから、あらためて今まで全部の人生を振り返って、最終的に北京五輪のエキシビションがあり、今、現在に至る、みたいな感じにしたかった」
♪誰よりも転んで誰よりも泣いて、君は誰よりも立ち上がってきた
歌詞のような半生を振り返り、ナレーションでは「たとえ報われない努力だったとしても、歩んできたものが無駄だったとしても、皆さんの活力に少しでもなったのであれば、これ以上ないくらい、報われています、僕は幸せです」。感謝を伝えるためのプロローグ(序章)ともなった。【木下淳】
[2022年11月4日22時3分] 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/sports/news/202211040001470.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=%E3%82%93%E3%80%8C%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB
<フィギュアスケート・アイスショー:プロローグ(Prologue)横浜公演>◇4日◇第1日◇ぴあアリーナMM
14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)が夢を現実にした初の単独アイスショーの6曲目は、初公開の新曲だった。
自ら全ての振り付けも手掛けた「いつか終わる夢」。愛するゲームで「めちゃめちゃ好き」という「ファイナルファンタジー10」のテーマ曲で、Perfumeらを担当する演出家のMIKIKOさんと初コラボレーションした。プロジェクションマッピングも合わせ「ファンの方たちが好きだと言ってくださる、僕のクールダウンの動きを取り入れた」と動きに希望を込め、氷の上を泳ぐように雄大に舞った。
込めたコンセプトはこうだ。
「僕の子供の頃からの夢は五輪2連覇でした。その後、4回転半(4A=クワッドアクセル)に設定し直したんですが、ISU(国際スケート連盟)公認大会で初めての成功者にはなれなかった。夢が終わってしまったなと。期待されていたのに、できなかった。やりたいと願いながら、疲れて、もうやりたくないなと思ってしまった。応援されるほど、おろそかになり、自分が壊れていって…。何も聞きたくない。でもやっぱり期待に応えたい。そんなジレンマを、表現しました」
確かに、世界初の成功者は米国の17歳イリア・マリニンに譲ったが、そのマリニンは「ユヅルにインスピレーションを受けた」と挑戦は後進につながった。公演の中では北京五輪で右足首を負傷し、結果4位になった映像も盛り込んだが、全ては新たな道を進んでいくためのものだった。
最後は5曲目の「ロミオ+ジュリエット」。“伝説のニース”の衣装に着替えて、再び足を頭上へと持ち上げた。
羽生さんは5日も横浜公演2日目を行い、12月2、3、5日には青森・フラット八戸公演が控える。新伝説の幕を開けた羽生さんの「プロローグ」。ファンが楽しむポイントは至る所にちりばめられている。【木下淳】
・・・感想・・・
もしかして 羽生さん 4日に頑張りすぎて5日は スケーティングをちょっと軽めに手を抜いてませんか???
こうして記事がでたあとの日に 軽めの演技をしてそれを配信したりすると のちのち面倒なことになるかも・・
ショーとしては 2日間とも観客を沸かせないと・・
それと ちゃんと4日の演技の分もきちんと録画していますか?
DVDに編集するときは 各公演のベストの部分を使って編集したほうがいいと思います
その辺は 一発勝負の積み重ねの競技会(好不調の波があって それが競技成績として残っても観客からは文句を言われない)と 毎回ベストの演技を求められるプロのちがいなんですが
だから 1日だけに最高を出すのではなく 全公演でベターを出し続ける演技構成も
これから念頭においてほしいと思う
今回は はじめての単独スケートショーだから 文句は言わないけど。
11/5(土) 13:38配信 日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0ce706e0180bd22dcf300cc8304b63d0f77a43c
<フィギュアスケート・アイスショー:プロローグ(Prologue)横浜公演>◇4日◇第1日◇ぴあアリーナMM
14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)が初のアイスショーで「ビールマンスピン」を3度、披露した。
まずは2曲目の「CHANGE」。ジュニア時代のエキシビション曲を黒と赤の情熱的な衣装で舞い、リズムがアップテンポへ転調した後に1回目を繰り出した。
氷上でタップダンスのような激しいステップを披露し、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んだ後、幼いころから得意としてきたビールマンスピンを解禁。超満員7900人を魅了した。
背中を反らし、足を背後から頭上へと高く持ち上げて、鋭く回転する技。高い柔軟性が求められるため、幼少時ならまだしも、成人の男性スケーターではごく少数しか取り扱えないスピンだ。
クワッドアクセル(4回転半)を跳ぶため筋力を増やし、長丁場のショーに対応するための体力強化もしてきた中、柔軟性も両立させたところに、あらためて身体能力の高さを示した。
憧れたプルシェンコさん(ロシア)が使いこなしていたことで、羽生さんも幼少時から、まねしてきた。
2連覇を遂げた平昌五輪のエキシビションでも披露した。男子シングルでは06年トリノ金のプルシェンコさん以来となる大トリを任された羽生さんは、得意技だったビールマンスピンを久々に決めた。
18年のグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯で優勝した時もエキシビションで回る予定だったが、右足首の大けがをして松葉づえを突かざるを得なくなったため断念していた。
そして今回のアイスショーで、再びファンの前で解禁した。
今回は2曲目の「CHANGE」に続き、ピックアップコーナーでの4曲目「スパルタカス」でも。恩師の都築章一郎コーチが会場で見守る前で、華麗に上体を反らした。
◆羽生結弦さんに聞く
―初めて振り付けを考えた「いつか終わる夢」のコンセプトは。
「滑りながらこの曲を流していたときに、クールダウンの動きをやったらピタッてはまった。そのときに『あ、みなさん、そういえばクールダウン見たいって言ってくださっていたな』って。『じゃあプログラムにしよう』ってことをまず思いついた。原作である『ファイナルファンタジー10』、僕めちゃくちゃ好きで。僕自身、もともとは五輪2連覇ってものが夢だった。そのあとに4回転半という夢を改めて設定して追い求めてきた。競技というレベルでは僕は達成することができなかったし、ISU(国際スケート連盟)公認の初めての4回転半の成功者にはなれなかった。そういう意味では終わってしまった夢かもしれない。みなさんに期待していただいているのにできない、だけどやりたいと願う、だけど、もう疲れてやりたくないみたいな。みなさんに応援していただければいただくほど自分の気持ちがおろそかになっていって壊れていって。でも、やっぱりみなさんの期待に応えたいみたいな、自分の心の中のジレンマみたいなものを表現した」
―体力的にも大変なショーだった。
「まず、体力強化は本当に大変だった。ここに来るまでに頭から最後まで通すことを5回ほどやってきた。僕は1つのプログラムに全力を尽くしきってしまうので、その後にまた滑ることは考えられなかったが、なんとかここまで体力をつけることができた」
―これから始まる物語は、どうなる?
「プロだからこその目標みたいなものって具体的に見えていない。僕の人生史上初めてのこと。4歳の頃から常に五輪で金メダルを取るっていう目標があった上で生活してきてたので。ちょっとだから今、中ぶらりんな感じではある。ただ、こうして、まずはこの『プロローグ』を成功させるために努力してきたこととか、今日は今日で一つ一つのジャンプや演技に集中していったことが積み重なっていって、また新たな羽生結弦というステージにつながっていったり。また、それが積み重なっていくことで、新たな自分の基盤ができていったりとかもすると思う」
11/5(土) 5:55配信 スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/567086d40d36b9ac501c04a415475aa25746a995
フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)自らが総合演出し、単独公演する初のアイスショー「プロローグ」が4日、横浜・ぴあアリーナMMで幕を開けた。プロとして臨む初めてのアイスショーは他に類を見ないワンマンショーで、競技会さながらの「6分間練習」からスタート。リクエスト2曲を含む8演目を滑り、満員の7900人の観客を魅了した。5日も同じ会場で公演し、12月2、3、5日には青森県八戸市のフラット八戸で行われる。
出演者は羽生さん、ただ一人。約90分をほぼ無休で滑りきった。「リアルタイムで羽生結弦というドキュメントを見ていただきたかった」。リクエスト2曲を含む8プログラム。どれもが「スケーター羽生」を語る上で欠かせない演目だった。
競技会さながらの緊張感だった。ジャージー姿でリンクに登場すると「ただ今より6分間練習を行います」のアナウンス。「1番、羽生結弦さん」と紹介され、代表曲「SEIMEI」のスタート位置についた。サルコーとトウループの4回転と、トリプルアクセル3本の高難度構成を成功。スタンディングオベーションに包まれると、表情が和らいだ。
敏腕プロデューサーぶりが光った。7月のプロ転向会見の映像で開演。「記者会見があって、過去に戻って、平昌五輪があって、今までの自分の人生を振り返って。最終的に北京のエキシビションになり、現在に至るみたいなことをしたかった」。演目の間には半生をたどったVTR。練りに練り上げられた構成だった。
演目の間隔は5~8分。極めて異例のソロ出演で体力的な負担も大きい。競技者時代よりも厳しい練習を重ねてきた。「今できることを目いっぱいやって、フィギュアスケートの限界を超えていけるようにしたい。それが、これからの僕の物語としてあったら」。プロとして歩み出した物語の序章が、強く美しくつづられた。
(高木 恵)
心から願てやみません。
そして くれぐれも 体を無理せず お大事に。
ちょっぴり 頬っぺたがこけたように感じて心配しちゃいました。
そして 今日は 素敵なひと時をありがとうございました!♡