日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/10/25 00:26:47
こんばんは!25日(火)は、西日本から東日本では雲が広がりやすく、
所々で雨が降るでしょう。
雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
落雷や竜巻などの激しい突風、降雹、局地的は激しい雨に注意してください。
北日本は概ね晴れますが、東北の太平洋側では午前中は
所によりにわか雨や雷雨がありそうです。
南西諸島は晴れたり曇ったりとなるでしょう。
巨木の森
雲上の楽園
雄大な稜線歩き
巨木の森 天空の花咲く秘境へ
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奥羽山脈 和賀岳
*この番組は2020年11月に放送したものです
〇登山ガイド 藤村岳穀さん
角館に生まれ育った藤村岳穀さんにとって
和賀岳は幼い頃から父親に連れられ登って来た故郷の山。
その魅力を知ってもらおうと多くの登山者を案内しています。
*撮影:7月中旬
前回はロングルート必携アイテムについての紹介でした。
今回はいよいよ和賀岳の山頂を目指します。
歩き始めて3時間
「あ~、いい風吹いてますね~、うん。
やっぱりねこの広~い景色とね、この涼しい風、
稜線歩きの醍醐味はやっぱりこれですよね?う~ん。
で~、ここはね、まぁ緩いアップダウンなので~、
割とのんびりとね景色楽しみながら登って行ける道になりますね」
奥羽山脈の真ん中を貫く稜線。
右側は岩手、左側は秋田。
ちょうど県境を歩いているんだな~。
「ちょっと遠くでね~、分かりづらいかもしれないですけど~
向こうに見える~、こっから見るとほんの小っちゃい滝っていう
感じなんですけどね」
滝?どこですか~?
「白~い線みたいに見える所。
あれがね~、何個か滝があるんですよ。
10mぐらいですかね、結構高いですよ、う~ん」
稜線のすぐ下に滝、水が豊かな山なんだな~。
奥羽山脈の雄大な眺めを楽しみながら稜線を進みます。
「最後の最後ねまた足元見えずらくなってますから気をつけて行きましょうね~。
よいしょっ」
最後の最後ってことは?やっと山頂かな~?
歩き始めること5時間近く
〇和賀岳(1439m)
「はい、お疲れ様でした~。
長い長い道のりを経て、ようやく和賀岳山頂到着です」
なだらかな和賀岳の山頂。
ここからはグルーっと東北の山々を見渡せます。
〇秋田駒ケ岳
北に目を向けると秋田駒ケ岳。
雲海の向こうには
〇岩手山
どっしりとした姿の岩手山も見えます。
「じゃあ、お疲れのところあれですけども、ほんのちょっと行けばね、
私のとっておきの場所がありますので、
ちょっとそっちの方に移動してみましょう」
とっておきの場所?何だろう?
あっ、山頂の近くにもお花畑。
ここもニッコウキスゲが満開だ~。
「なかなかね、山頂でこういうお花畑が見られるっていうのは
結構珍しいと思います、うん」
こ~んな所にもお花畑なんて素敵。
〇田沢湖
あっ、お花畑の向こうに湖が見える~。
「田沢湖の湖とお花畑と山と、うん。
一緒に見れる。
やっぱりそういう所はここがね私の大好きな理由ですね、う~ん」
〇登山ガイド 藤村岳穀さん
「お客さんとかを連れて来ると、
「わぁ凄~い」とか声を上げてくれるのが凄く嬉しくて、
自分がこう凄く身近な山である和賀岳をね
そうやって喜んでくれる人がいるってのはね
自分にとっても凄い嬉しいことだなって思うので~、
う~ん、出来ればねこういう景色をね
このまま残していきたいな~と思いますね~、う~ん」
奥羽山脈の奥深く聳える和賀岳。
長い尾根を歩き、辿(たど)り着いた山頂で
大展望とお花畑を満喫した山旅でした。
秋田のJR角館駅で藤村さんと待ち合わせでした。
朝7時、角館駅から車で1時間の甘露水口という登山口からスタートをしました。
出だしから急な登りでした。
登ること15分、目の前にミズナラが生えていました。
そしてブチ模様みたい模様が付いてる木がブナです。
ここから先は巨木が立ち並ぶ道を進んで行きました。
しばらく行きますとシナノキがありました。
何と幹周りの太さが約6mもありました。
そしてミズナラも生えていました。
こちらは何と幹周りが7m以上です。
歩き始めて1時間下り坂を進んで行きますと滝倉という沢に到着です。
こちらにはわさびが生えていました。
笹や草に覆われてきまして藪を漕いで進みました。
足元が見えづらくなり足元を探りながら上がって行きました。
右側は切れ落ちていまして岩がゴロゴロとなっていました。
明るい緑に囲まれました登山道を進みました。
ようやく抜けますと頭だけですが鳥海山が見えました。
そして仙北平野の田んぼも見えました。
登山口から2時間余り、薬師岳に到着です。
ここからは和賀岳山頂が見えました。
ちょっと遠くに黄色い絨毯みたいなところが見えました。
しばらく行きますとその黄色い絨毯はニッコウキスゲでした。
ニッコウキスゲのお花畑の中を進みました。
ピンクの花も咲いていましてイブキトラノオでした。
フサフサ柔らかそうな尻尾のようなお花でした。
ハクサンフウロ、オオカサモチ、ヤマルリトラノオも咲いていました。
このような景色がいつまでも藤村さんではありませんが、
いつまでも残って欲しいと感じました。