日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/10/18 01:17:22
こんばんは!18日(火)は、北日本から西日本の日本海側では雲が広がりやすく、
所々で雨が降るでしょう。
太平洋側は晴れ間の広がる所もありますが、
関東では午前中を中心に雨が降る見込みです。
南西諸島は雨の降る所が多く、所により雷を伴うでしょう。
大雨となる所もある為、雨の降り方にご注意ください。
標高2379mの
巨大な湖
天上の稜線
奇跡の
❝白い虹❞
咲き誇る花々
❝秘密の花園❞
楽園
北アルプス 秘密の花園へ
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白馬岳 雪倉岳
〇山岳ガイド 羽山菜穂子さん
羽山菜穂子さん、エベレストにも登頂したことがあるクライマーです。
20代の時、白馬村に移住。
山岳ガイドとして活躍しています。
*撮影:8月上旬
前回はヨーロッパアルプスを思わせる素敵な風景。
進むルートに雪が残っています所までの紹介でした。
今回はいよいよ雪倉岳の山頂を目指します。
「わ~、こちら凄いお花畑ですね~。
チングルマの群生で~す」
雪が溶けると僅か数週間で花の楽園に。
〇チングルマ(白色と黄色のお花)
「ほんと咲き乱れてる感じで、今、凄いいい時期ですね~」
余り訪れる人がいない山道で、
長い冬を耐え抜いた花々が今も盛りと咲き誇ります。
〇ハクサンイチゲ(白色のお花)
〇アオノツガザクラ(白色のお花)
「あとアオノツガザクラとか可愛いお花が沢山」
〇シナノキンバイソウ
「黄色いお花はシナノキンバイ」
さらに雪渓を越えます。
「ここも素晴らしいお花畑ですね~。
秘密の花園です、ウフフ、アハ~。
もうほんと楽園っていった感じ。
ピンク色のはシモツケソウとカライトソウかな?」
〇アカバナシモツケソウ
美しいピンクのシモツケソウ。
〇カライトソウ
唐糸草
そして紫が鮮やかなカライトソウ。
唐の時代、中国から伝わった絹糸に見立てられました。
「この紫のタカネマツムシソウっていうんですけど、
夏の終わりによう咲いているお花ですね~」
〇ツリガネニンジン
(ハクサンシャジン)
まさに百花繚乱。
短い夏のほんの一時(ひととき)にしか出会えない風景です。
「山頂まであとひと登りです」
はい。
標高2600m、周りは岩の世界に。
白馬岳から2時間半
〇雪倉岳(2611m)
「着きました~、雪倉岳の山頂で~す」
お疲れ様でした~。
「白馬岳山頂が良く見えてますね~。
このね稜線をずうっと歩いて来ました」
あれが歩いて来た道?長かった。
〇白馬岳
〇剱岳
南には剱岳(つるぎだけ)。
「日本海も良~く見えてま~す」
〇富山湾
北には富山湾。
〇山岳ガイド 羽山菜穂子さん
「白馬岳は~、私が住んでる所からも~、
あの~もう、良く見える山なんで~、
山を見ながらこういつもえ~、四季を感じて生活してます。
で、雪倉岳っていうのは、その~白馬岳の後ろにあって、
遠いんだけどちょっと一歩足を伸ばすと~、
ちょっと秘密の場所みたいな感じで~、
このね、ゆったりとした山歩きを楽しめる場所なんで凄く大好きなコースです」
人気の白馬岳と静かな雪倉岳。
アルプスの絶景と咲き誇る花々を堪能した山旅でした。
北陸新幹線が停まる糸魚川駅から車で1時間半。
蓮華温泉登山口では登山ガイドの羽山さんと待ち合わせでした。
まずは蓮華の森という歩きやすい道を通りました。
丸太の橋が滑りやすいですので気をつけて渡りました。
そしてこの辺りは雪が沢山降りますので水がとても豊富なようです。
雪融けの水がある所に、マイヅルソウ、タケシマラン、エンレイソウ、
ネズコというヒノキの仲間が生えていました。
そして天狗の庭に到着です。
こちらには日本海から吹きます強い風でカラマツの枝が捻じ曲がっていました。
そして、突然大きな岩がゴロゴロしている場所がありました。
緑あふれる森を進んで行きますと、白馬大池という大きな湖に到着です。
そこの石の下にはクロサンショウウオが暮らしていました。
初日はここまでで山荘に宿泊でした。
二日目、まずはハイマツを抜け稜線に出ました。
小蓮華山、八ヶ岳、そして後ろに富士山が見ました。
鹿島槍ヶ岳も見えました。
岩の砂利の道を進んで行きますとイワギキョウ、タカネナデシコが
咲いていました。
出発して2時間、小蓮華山に到着でした。
この山はアップダウンがありましてギザギザとした山です。
標高2700m、通大な景色が広がる中、イワヒバリが生息していました。
そして、三国境に到着です。
右手に行きますと雪倉岳です。
この日は左に進みまして、白馬岳へです。
道が険しくなり、息が苦しくなってきました。
そしてようやく白馬岳の山頂に到着です。
ここからはすぐ近くにあります旭岳が見えました。
午前4時半に出発しました。
まずは御来光を拝む為に、白馬岳の山頂を目指しました。
そこには素敵な雲海と神々しい光、そして白い虹が霧に反射をしていました。
間もなく三国境へ到着です。
目の前にはドーンと聳えます雪倉岳です。
歩き始めて1時間半、雪がいつも残っている場所で、
トラバースして進みました。
このように石と岩、沢山の植物とイワヒバリのような鳥類、
このような所がいつまでも残り、そして様々な動植物がいつまでも暮らせる。
素晴らしい絶景があります山が残って欲しいと感じました。