日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/10/06 02:11:35
こんばんは!6日(木)は、西日本では雲が広がり、
西日本から東日本の太平洋側を中心に雨となる所があるでしょう。
また、北海道も日本海では朝頃まで雨となる所がある見込みです。
南西諸島も曇りや雨となり、所により雷を伴うでしょう。
雪解け水が流れる
滑らかな滝
初夏を喜ぶように
咲く花々
楽園のような
山頂の湿原
初夏!輝く天空の大湿原
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
苗場山
*この番組は2021年8月23日に放送したものです
○登山ガイド 高波太一さん
高波さんの父親は苗場山の山頂で2006年まで山小屋を営んでいました。
高波さんもその手伝いをしながら、ガイドになりました。
3歳の時から登り続けている苗場山は体の一部になっているといいます。
*撮影:6月中旬
前回はムラサキヤシオツツジという綺麗なお花が咲いているのを
確認したところまでの紹介でした。
今回はムラサキヤシオツツジの紹介から始めます。
○ムラサキヤシオツツジ
ムラサキヤシオツツジ、紫で八回染めたような鮮やかさが名前の由来なんだって。
○紫八染
「ここにね~凄い綺麗な花咲いていますよ~」
○サンカヨウ(白色のお花)
「これ~、サンカヨウって花ですね」
実はこのお花、雨に濡れると大変身を遂げるんですって。
*写真提供 越智京子さん
何と、花弁(はなびら)が透明に。
まるでガラス細工みたい。
森を抜けると~、今度は~。
「樹林帯を抜けましたね、ここから岩場になってきます。
鎖にはあまり頼らずに岩をちゃんと掴んで登るのが大事ですね」
鎖に頼りっきりじゃ~駄目なんですね~。
「グングン硬度を稼いでいきますよ~」
は~い。
「ちょっと左を見てください。
綺麗な花を見つけました。
おっきくて~薄紫で、凄く綺麗な花ですよね~?
シラネアオイといいます」
○シラネアオイ
このお花、雪解けの頃、ここを訪れる登山者に大人気なんだそうです。
「世界中で~日本の特に雪国にしか咲かないっていうのは
大きな特徴だと思いますね。
お父さんが~登山道整備で何度も苗場山登ってたんですけど、
笹の中に結構咲いているんですよ。
ただね~その笹を刈ると~、陽が当たるようになって
沢山この花が増えるんですね。
お父さんと二人で、こんな綺麗な花増やしたくて、
草刈りを沢山したなっていうのを思い出しますね」
高波さん親子が増やしてきたシラネアオイ。
今では苗場山を代表する花の一つです。
標高2000mを超えました。
「雪が出てきましたね」
結構残ってますね~?
「気をつけないと」
うわぁ~。
「アハハハハハハ」
地面の熱で下の雪が先に溶け空洞が出来てしまうんです。
「こういうことあるんでね、
あの~やっぱりガイドは先頭必ず歩かないといけないとアハハ」
出発から4時間半
「あ~そしたらね私の好きな苗場山山頂湿原、辿(たど)り着きました」
ついに到着ですか?
わぁ~、広~い。
山頂部は600ヘクタール、実に東京ドーム130個分です。
冬は一面雪に覆われていますが、この季節、雪解け水が溜まって出来た池、
池塘(ちとう)が姿を現します。
○池塘
そしてこの池塘には、稲の苗に似た草が生えます。
この光景から苗場山と呼ばれるようになったといいます。
「や~、いい所ですね~本当に天上の楽園というか~、綺麗ね~、水も沢山」
あ~、雲が映り込んでますね~?
これって氷ですか?
「氷が溶け切らず低温ということが分かりますけど、
この時期しか見られないんですよ」
へぇ~。
「こんな綺麗なね~山頂があるのって、
他で見たこと無いんで奇跡のような所だと思います、私は」
山頂の一番高い地点を目指し、さらに一時間歩きます。
「ここでですね振り向いて見ていただきたいんですけれど、
立山と北アルプスの方の山々がね、ここから眺めることが出来ます」
○立山
西には修験の山として知られる立山(たてやま)。
○剱岳
そして岩と雪の殿堂、剱岳(つるぎだけ)。
○穂高岳
南西にはアルピニストに人気の穂高岳(ほたかだけ)。
そして尖った姿で目を惹く槍ヶ岳(やりがたけ)。
○槍ヶ岳
あっ、ここにも雪が。
木道も随分濡れてる。
ここで山旅スタイル。
今回は雪がありまして木道も随分濡れている所までのと致します。
次回は濡れた木道の歩き方をガイドの高波さんに教えていただきますところから
始めます。