Nicotto Town



「僕の事必要じゃないの?」ということらしい。

知らなかった。


42年前に別れた彼の事。

過去の事を思い返せば、なぜに「別れよう。」と言われたときに「いやだ。」と言わなかったのか?

自分でも疑問でしょうがない。

でも私はその頃は、きっと浮気がばれてしまったんだな。

もうこれは許されないことなんだな。

彼のお母さんも私と違う男の子を突き合わせようとしていたし・・・

私は彼のお母さんから嫌われてしまっていたんだ。

これは運命だったんだ。

ということを瞬時に悟ってしまったというわけでした。

それで、「別れるのはいや。」と言えませんでした。

それで、今は?

夫がタイに行ってしまって、1年8か月たちます。

夫がいなくてもそれなりに生きています。生活費が入ってきているからね。

夫がいつも35年間そばにいてくれた。

今はいない。

「僕の事必要じゃないの?」

そういわれたとしたら、きっとこう答える。

家の中のものが壊れたり色々なことがあった時に、「こんな時に夫がいたら困らなかった。」

そういうことたくさんありました。

でも、電話を掛けると、「切るよ。」って言われちゃう。

私はどうすればいいのか?

今ではもうよくわからなくなってきちゃっている。

私が欲しいのは寂しいときに、心に寄り添ってくれる人。

男はそんな人いないです。

寄り添ってくれるのは、あらかじめ動画を作ってそれを配信してくれる、スターのような存在の人だけ。

男と、女の間には深くて長い川が流れているんだ。

この間あんなに近くにいた夫でさえ、もう寄り添ってはくれない。

しょうがないというほかない。





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