Nicotto Town


takoまたコケ魔したの日々


蛸の子


100歳で亡くなった祖母は

タコの子が手に入るとご機嫌で
ゆであがった馳走を小皿に載せて廊下続きの息子の家の食卓についた。

ゆでる前のタコの子は綺麗な乳白色で
薄い皮に包まれぷよぷよ
大きなものは両掌に
小さなものは片手にちょこんと乗るぐらい
平ためのまるい形


小鍋を沸騰させてしっかり火を通す
ゆでると綺麗だったタコの子は灰色の塊になる

少し冷ましてから崩れないよう1センチぐらいの薄切りに
中はイチジクの身のように小さなタコの子がギッシリ

味は、イイダコの子に似ている
タコの子はそれよりずっと粒が細かくて柔らかい
甘辛く煮ても美味しいが
祖母は、そのまま酢醤油をかけて食べていた。

近所の産直市場で見つけたが
滅多に売っている店がない
見かけは今一つ、でも素朴な旨味は絶品

祖母と同じ酢醤油でいただく。
これがよい。





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