Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④   


こんばんは!17日(土)は、台風14号が大東島地方に接近し、

奄美地方から九州にかなり接近する恐れがあります。
この為、沖縄・奄美から九州南部にかけて雨や風が強まって
大荒れの天気となるでしょう。
また、九州北部や中国・四国から東海・関東甲信でも雨が降り、
雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
南西諸島や西日本を中心に暴風や高波に厳重に警戒してください。
また、西日本を中心に土砂災害や低い土地の浸水、
河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
北陸から東北にかけては概ね晴れるでしょう。
北海道は雲が広がり雨の降る所がある予想です。

岩場で生きる
    生命
雪どけ水が育む花園
北の短い夏の輝き

               花と岩の殿堂
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             大雪山系 トムラウシ山

*この番組は2020年9月に放送したものです

○山岳ガイド 大橋政樹さん

大橋政樹さんは、地元の新得町に住むガイド歴30年のベテラン。
トムラウシ山は厳冬期やバリエーションルートも踏破しているんですって。

*撮影:7月下旬

前回は北沼が見えてきました所までの紹介でした。
今回はいよいよトムラウシ山山頂を目指します。

○北沼(1990m)

「冬、ここは∼吹き溜まりの所で、凄い雪渓が残ってます~。
 3m以上あるかもしれませんね~。
 これが溶けて枯れない湖になってます」

夏でも湖畔には高さ3mもの雪が残ります。
この雪のお陰で北沼は枯れることが無いんですって。

北沼を背に標高差150mの最後の急斜面を登ります。

出発から7時間半

「さ~、頂上ですよ~。
 もうひと頑張りで~す」

はい、あとちょっと。

「お疲れ様でした~、頂上到着で~す」

○トムラウシ山 山頂(2141m)

「ご苦労様でした~」

着いた~~。

「長かったですね~、良く頑張りました」

ありがとうございました。

「ご苦労様でした~」

「山が見えてます、最高峰の旭岳が良くみえてま~す」

○大雪山

北にはどっしりと横たわる大雪山。
主峰の旭岳は北海道で一番高い山です。

○旭岳(2291m)

南西に目を向ければ、雪を纏(まと)った十勝連峰の雄大な姿です。

○十勝連峰

「十勝連峰と大雪連峰の間は北海道でも一番奥深い所になります。
 歩く人も少ない。
 自然がまだ沢山残っている場所です」

へぇ~、いつか歩いてみたいな~。

○山岳ガイド 大橋政樹さん

「トムラウシ、北海道の山は特にそうですけど、やっぱり広い。
 頂上から町が見えない、山小屋が見えない。
 山また山、それが北海道の魅力だと思いますし、
 トムラウシの一番の魅力だと思います。
 特に私にとっては故郷の山ですので
 これからも大事に登って行きたいなと思います」

岩と花が創り出すトムラウシ山の雄大な自然、
短い夏、眩しいばかりに輝いていました。

旅のスタートは山の南口にあります短縮コース登山口からでした。
午前4時半に出発をしまして、トドマツとエゾマツが生えていました。
出発して2時間近く、展望が開けてきました。
ここからは十勝連峰が見えまして、雄大な眺めでした。
尾根をさらに進みますと、ヨツバシオガマが咲いていました。
そして受粉を助けてくれますエゾオオマルハナバチもいました。
そして下り始めると、凄い急で滑りそうでした。
出発から3時間半、コマドリ沢に到着です。
沢を渡りますと再び険しい登りです。
しばらく行きますとここから150mぐらい雪渓が続いていました。
この雪渓を沢筋づたいに登って行きました。
雪渓を抜けますと岩がゴロゴロしていました。
雪渓も終わり、ここからロックガーデンです。
この岩場には可愛いエゾナキウサギがおりました。
ロックガーデンを後に急斜面を登って行きました。
登って行きますとそこにはイワブクロ、チシマキンレイカ、チシマツガザクラと
高山植物が咲いていました。
出発から4時間半、トムラウシの頂上やがっと見えてきました。
そして道も険しくなりました。
出発から5時間、トムラウシ公園に到着です。
ここは日本庭園のようで、こちらにもエゾコザクラという
高山植物が咲いていました。
チシマフウロも紫の色が美しかったです。
そしてゆっくり再び登りました。
出発から5時間半、アップダウンが厳しい所へ。
八合目を後にまだまだ岩場を登って行きました。
こちらにはピンク色の鮮やかなコマクサが咲いていました。
トムラウシ分岐から山頂には真っ直ぐ向かわずに北沼へ向かいました。
その途中には美しい高山植物が咲いていました。
こちらにはチングルマ、エゾノハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、
ミヤマリンドウが咲いていました。
このようにトムラウシ山には様々な動植物が生活をしていて、
これからもいつまでもこの自然と生態系等が続いて欲しいと感じました。






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