24年前のバッグ
- カテゴリ:ニコッとタウン14周年
- 2022/09/14 14:52:40
14周年おめでとうございます。
友人から日記を書いてバッグプレゼント情報を聞きつけ久しぶりにペンを?取ってみることにしました。
独身の頃はバッグといえば、買うもの、滅多になかったけどプレゼントしてもらうものだった。
そうはいかなくなったのは、24年前息子が幼稚園に入園する時だ。
数々の入園準備リストにバッグがある。
説明イラスト入りで
ショルダー 蓋つき まちつき 縦横まちのサイズ指定
多少サイズに誤差があっても似たようなの売ってるだろうと思ったら大間違い。
まちつきショルダーでA4サイズの本が入るのは大人用ならあるが子供用となるとかなり小ぶりなのしかない。
作るしかないのか...
当時はまだネットで調べるなんてできたのかもしれないが私の発想になく、手作り入園グッズの本を買って悪戦苦闘して作ったのを思い出す。
今後もいろいろ作らねばならないことを予想し大奮発して実家にあったおんぼろミシンをコンピューターミシンに買い換えた。
ソフトを買えばアンパンマンやウルトラマンの刺繍ができる優れものだ。。
公式イラストプリントの生地は当時でも1m千円近くした。
1m数百円の無地の生地にアンパンマンやバイキンマンを刺繍しバッグに限らずいろんな物を作ってやった。
そんなバッグを持ってうれしそうに通園していた息子も社会人になり職場の近くに一人暮らしている。
たまに帰って来るからさほど寂しくなく、いい距離感を保ててると思う。
息子といえば最近、「百花」という映画が話題になっている。
見てみたいと思うし、友人からも誘われている。
大まかな内容しかわからないけど、見れば数年後の私と息子の姿が重なることは間違いない。
母が持つ秘密とやらは微妙だが。
以前働いていた職場は高齢の方と接する機会が多かったため認知症サポーター講座を受講した。
それはサポートする側の講習であってされる側ではない。
受講当時はまだ若く、高齢の方の指の隙間からこぼれ落ちていく記憶を私が下で風呂敷を広げてみんなすくって戻してあげる。
って思っていた。
ほらこれは一番最初に作ったアンパンマンバッグ
縫い目がぐにゃぐにゃ
まちなんか左右の幅が違うわよ
これは年長さんの時のウルトラマンバッグ
縫い目もまっすぐになって淵にバイアステープなんか付けちゃってずいぶん腕を上げたわね
縫い方が下手が上手かなんて全然わかんないで息子さんうれしそうよ
これはピアノの発表会の曲
ピアノ弾けるのよ
最近全然弾かないから忘れちゃうわね
今度弾いてもらいましょう
この集合写真いいわね
ひいおじいちゃん ひいおばあちゃんも映ってる
あなたも着物姿でいい笑顔よ
こんな感じで。
楽しい事ばかりの人生ではないが、自分の意志とは無関係にあらゆる記憶が少しずつ消えていく。
なんて残酷な病気だろう。
暴飲暴食して大酒飲んで病気になったのなら自業自得だけど
健康に留意して真面目に生きていても罹ってしまう。
こぼれ落ちる記憶を風呂敷広げて拾い戻してくれる人が誰にもいればいいがそうもいかないだろう。
でも罹ってもいない病気に怯えていても仕方ない。
落っことしてもまたいい思い出を作るしかない。
元気に食べて少~し運動して楽しんでいくか。
アバターの姿しか知らないニコッとタウンの皆さん
顔と名前がわかんなくなっちゃったら
ほらっ 落っことしたよ!
って届けてくださいね。
うん うん
息子とさほど年が違わないであろうゆーきくんからこんなに優しいメッセージもらえるんだもん。
失くしたことを嘆くより楽しいことをどんどん増やさなきゃね。
いつの日か東京マラソン応援に行くことはきっと忘れないわ。
何を落としだのかも覚えて無いけど 無くした隙間に新しい楽しい事が埋まっていく人生にしたいよね♪
匍匐を ぶどう と読んじゃう食いしん坊ママだけど
体にも心にも栄養つけて、斜めに進んでも転がってもお互い笑い合える人生にしようね。
備えあれば患いなし…とも言い切れないけどさ、『今を精一杯!』の積み重ねなのかも
しれないね。
人生の山も谷も、過ぎてしまえば 自分の栄養になってたりするし…。
自分を労いながら、匍匐前進ですな!(*´σー`)エヘヘ