Nicotto Town



豪雨

帰りのバスの中でのことだ

急に激しい音が聞こえた
豪雨が降っている

タイミングとしては家の最寄りバス停に到着する十分ほど前
それまでからは予想もしなかった激しい雨だ

それが打って変わって到着する時間になると弱まりだす
バスを降りればポツポツと降る程度でなるべく傘を挿したくない私は傘を挿さずに家に向かう
豪雨の中で下車した人は気の毒だ
激しかったのはホンの一時
ちょっとしタイミングでびしょ濡れだ

そんなことを思いながら家に向かっている
家まで残り数十メートルというところに来て次第に強くなってきた
先程の豪雨と言うほどではないが走って家に向かう

家に着いたことにはまた少し弱まった
この日記を記すころには雨音ではなく虫の音が聞こえてくる





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.