日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/09/09 00:49:08
こんばんは!9日(金)は、九州と北海道は晴れる見込みですが、
その他の地方は雲が広がり、近畿から北陸を中心に雨が降る所もあるでしょう。
雷を伴って激しく降る所もありそうです。
南西諸島も晴れますが、所によりにわか雨があるでしょう。
初夏
咲き誇る花々
山から見渡す
群青色の湖面
険しい道を
越える
湖めぐる 花と緑の路
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榛名山
○登山ガイド 小板橋結子さん
*撮影:6月下旬
前回は湖畔の宿で一泊の所までの紹介でした。
今回は竹下夢二さんが愛しました榛名山についての紹介から始めます。
<山旅スケッチ>
夢二が愛した榛名山
榛名山の自然をこよなく愛した画家がいました。
○竹久夢二 1884-1934
美人画で知られる竹久夢二です。
旅行で訪れた榛名山の美しさに魅せられ、その虜に。
○竹久夢二伊香保記念館
山の近くに夢二の美術館があります。
○榛名山賦(はるなさんふ)
代表作の一つ、榛名山賦。
榛名山の背景に春の女神が描かれています。
絵の片隅にこんな歌がしたためられています。
久方の光たたえて
匂ふなり
榛名の湖(うみ)に
初たちにけ里(り)
夢二には榛名山のどんなところに心惹かれたのでしょうか?
○竹久夢二伊香保記念館 熊倉史子さん
「夢二は山に女性性を見ていたと思います。
やはりあの、榛名山のこの形っていうんですかね。
美しい形と湖と、あとそこから得られるほど
暖かな感じっていうのに惹かれたのではないかなという風に思っております」
夢二はこの地を芸術の発信拠点にしようとアトリエを建てました。
同じ頃、見聞を広める為にアメリカへ。
○青山河
異国の地で榛名山を思い描いた絵があります。
夕暮れ時の榛名山を背景に、ラツが横たわる幻想的な光景。
絵の裏に夢二の思いが記されています。
山は歩いて来ない
やがて私は
帰るだろう
榛名山に寄す
復元された夢二のアトリエ。
夢二はアメリカから帰国後病いに倒れ、帰らぬ人に。
アトリエを使うことはありませんでした。
榛名山を愛し竹久夢二。
その思いは描かれた絵の中に込められています。
2日目
午前3:00
おはようございます。
「おはようございま~す。
じゃあ今日はこれから榛名富士に登って御来光を見て、
え~、その後最高峰の掃部ヶ岳を目指して登って行きましょう。
よろしくお願いしま~す」
「じゃあ出発しましょう」
「ライト点けてても昼間と違ってちょっと見にくいので
木の根っことか石の段差とかを特に気をつけて歩いてくださ~い」
は~い。
出発から50分
「は~い、榛名富士山頂に到着しました」
○榛名富士(1391m)
「そうですね~、寒いですね~、空が真っ赤っかですね~。
それでは御来光、ここで待ちましょう」
東の空がどんどん明るくなってきた。
「太陽が顔を出してきましたね~。
とても神々しくて、今日いいお天気になりそうですね~」
次に目指すのは最後方の掃部ヶ岳。
「ちょっとこの植物、こちらから見てみてくださ~い。
何かに似てませんか~?」
う~ん、何だろ~~?
「こちらはマムシグサっていう植物なんですけれども、
蛇のマムシに見えませんか?」
は~、確かに。
マムシが鎌首(かまくび)を擡(もた)げたみたい。
○マムシグサ
掃部ヶ岳の登山口にやって来た。
「じゃあここから掃部ヶ岳の山頂を目指しましょう」
「まず最初に硯(すずり)岩に行ってみましょう」
今回は硯岩に向かうところまでと致します。
次回はその硯岩の紹介から、いよいよ掃部ヶ岳の山頂を目指します。