Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④


こんばんは!台風11号の影響で、沖縄では1日は雨が降り、

雷を伴って非常に激しく降る所もあるでしょう。
また海上を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。
沖縄では、引き続き暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。
また、奄美でも高波に警戒が必要です。
九州から東北でも1日は曇りや雨となり、
雷を伴った非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。
土砂災害などに警戒してください。
北海道も午前中は雨の降る所がありそうです。

海辺にあふれる色彩
輝く礼文ブルー
岩場に息づく命
島の最北端へ

           氷河期が生んだ❝花の浮島❞
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              礼文島 ツバメ山

○登山ガイド 佐々木陽子さん

プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さんのツアーに
医療スタッフとして参加していた佐々木陽子さん。
ツアーで訪れた礼文島の自然に魅せられ、ガイドになりました。

*撮影:6月上旬

前回は登り始めて3時間半、なだらかな丘を越えまして、
下りて行った所までの紹介でした。
今回はスコトン岬をめざします。

○ゴロタ岬

あ~、カモメ~。

「ね~、カモメが~、気持ち良さそう。
 フワフワ漂ってますね~。
 あんな風に飛んで行けたらあっという間なんですけどね~」

ゴロタ岬を経由して島の最北端を目指します。

「アマツバメ~ヘッヘッヘ~。
 アマツバメでは」

○アマツバメ

夏の間、この島で過ごすアマツバメ。

○ゴロタ岬

「は~い、ゴロタ岬到着しました~」

やった~。

○利尻山(1721m)

「利尻山も見えますよ~。
 で、その右手の一番高い所が礼文岳になってます」

○礼文岳(490m)

「利尻山と礼文岳、二つ並んでいる。
 この景色のを凄く好きなんですよね~」

「あ~、見えてきましたよ~。
 最北端、スコトン岬」

○スコトン岬

このスコトン岬、氷河時代は大陸と陸続きでした。

いよいよその最北の地へ。

「あ~、カモメの沢山飛んでる。
 風強~い」

「着きました~」

○スコトン岬

「島の最北の地スコトン岬です。
 頑張りましたね」

ありがとうございました~。

「太古の昔、ここは大陸と陸続きだったんですよね~。
 その大昔に花達とかがね南下してきて
 島いっぱい綺麗なお花を咲かせたと思うと、凄く感慨深いですよね~」

○登山ガイド 佐々木陽子さん

「礼文島は花の浮島って言いう風にいわれてますけれども、
 命を繋いできた花達のことを思うと、
 これは奇跡の浮島なんじゃないかな~っていう風に思ってるんですよ~。
 緯度だったり気候だったりそういったことが
 全てマッチしなければ今に繋がってないので~、
 本当に素晴らしい島だなって思ってます」

氷河期が生んだ花の浮島、礼文島。
初夏の絶景を堪能した山旅でした。

ツバメ山に向かう登山口のレンジャーハウスで佐々木さんと待ち合わせでした。
始めですが利尻島が見えました。
正面に利尻山見ながら可愛いお花の道を歩きました。
チシマフウロ、ネムロシオガマ、レブンコザクラ、ハクサンチドリ、
エゾノハクサンイチゲ、センダイハギ、レブンシオガマ、レブンハナシノブ、
こうした植物と出会うことが出来ました。
氷河期には大陸と陸続きになっていたようで、
北からのお花達が南下してきて命を繋いできたようです。
突然強い風と霧が。
エーデルワイスの仲間でレブンウスユキソウも咲いていました。
寒さと強風から守るようにセーターのような暑い綿毛を纏(まと)っていました。
固有種のレブンソウ、レブンアツモリソウも綺麗です。
佐々木さんが一押しの御花畑にはレブンキンバイソウが咲いています。
ここはキンバイの谷といわれているようです。
そしていよいよツバメ山へ。
ツバメ山へは最後の登りです。
標高233mのツバメ山に到着です。
二日目、ジョッピン カケタカ~♪という鳥の鳴き声が聞こえてきました。
エゾセンニュウという名前の鳥です。
そしてトドマツの森へ入りました。
トドマツの新芽が生えていました。
そして徐々に標高を上げて行きました。
針葉樹の森から広葉樹の森へ変わって森が明るくなってきました。
そして海が見えました。
西海岸まで横断してきた形です。
日本海に向け下って行きます。
風が強いです。
しばらく行きますと宇遠内(うえんない)という集落へ到着です。
ニシン漁が盛んな町だったようです。
そして、エゾカンゾウが咲いていました。
この先海岸線を北上して歩いて行きます。
礼文ブルーと呼ばれる海と断崖がありました。
オオセグロカモメが飛んでいて、ハマハコベという白色のお花が
沢山咲いていました。
ハマエンドウの紫色のお花も美しいです。
岩の急斜面を登って行きます。
登り始めて3時間半、なだらかな丘を越えますと海が見えます。
そして、急斜面を降りて行きますと、ゴロタ岬です。
標高こそ低い礼文島。
しかし、緯度がとても高い島です。
ここには様々な植物や鳥が。
こうした動植物がいつまでも暮らせる島であってほしいと感じました。






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