Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!31日(水)は、北日本から西日本では、

関東など一部で晴れ間の広がると悪露もありますが雲の広がる所が多く、
所々で雨が降るでしょう。
雷を伴い激しく降る所もある見込みです。
北海道から東北北部では大雨となる所もあるため、
土砂災害外などに注意・警戒してください。
南西諸島は、台風11号が発達しながら接近するため、
雨や風が強まり大荒れの天気となる所がある見込みです。
特に、大東島地方では記録的な暴風となる恐れがあり、
会場は猛烈にしけるため、暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
また、奄美地方でもうねりを伴った高波に警戒してください。

海辺にあふれる色彩
輝く礼文ブルー
岩場に息づく命
島の最北端へ

           氷河期が生んだ❝花の浮島❞
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              礼文島 ツバメ山

○登山ガイド 佐々木陽子さん

プロスキーヤーで登山が野三浦雄一郎さんのツアーに
医療スタッフとして参加していた佐々木陽子さん。
ツアーで訪れた礼文島の自然に魅せられ、ガイドになりました。

*撮影:6月上旬

前回は桃岩荘ユースホステルにつきまして、
代表の柳谷さんに説明をしていただきましたところまでの紹介でした。
今回は二日目秘境と呼ばれる場所を目指して行きます。

2日目

二日目、この日は秘境と呼ばれる場所へ。

「今日は島の最北端を目指して行きます。
 秘境といわれるような所を通って行きますので、
 長丁場になりますけれども、ゆっくり進んで行きましょう」

出発は東側の香深井(かふかい)。
まずは西側に向けて島を横断します。

「この辺りは沢沿いなので柳の木も多いですね~。
 このようなものも見えてますよね?」

○ヤナギの綿毛

「あの実が弾けて出てきた綿毛なんですよ」

風に舞う綿毛、まるで雪のようです。

「北海道にはね~、あの雪が3回降るっていう風にいわれているんですよね~。
 このヤナギの綿毛と秋の雪虫と本当の雪と、そういう風にいわれています」

❝ヤナギの綿毛❞ ❝秋の雪虫❞ ❝本当の雪❞

あ~、素敵ですね~。

「あっ、鳥が鳴いてますね~」

♪ジョッピン カケタカ~

「北海道の方言では、鍵をジョッピンっていうんですよね~。
 で、ジョッピン カケタカ~ みたいなそういう鳴き方をするんで~、
 あの~、ちゃんと戸締りしたか?
 みたいな、このエゾセンニュウっていうんですけど、
 この鳥の鳴き声聞くと、あっ、鍵掛けたかな~?って
 思いながら歩く漢字ですね~、アハハハハ、は~い」

❝ カギ ❞ を ❝ ジョッピン ❞ という

♪ジョッピン カケタカ~

 ❝カギ❞

○エゾセンニュウ

鍵掛けてきました?

「う~ん、あっ、多分、ウフフフ、
 意外と島だと鍵掛けなかったりするんですけど、掛けてきたはずです」

「トドマツの森に入ってきました~」

北海道を代表する針葉樹、トドマツ。

「さ~、見てくださ~い。
 このトドマツの葉先が色がちょっと薄くなっているというか、
 これ今年の新芽なんですよね~。
 今時期だけの色合いです」

○トドマツの新芽

生まれたばかりの新芽、若々しく輝いている~。

「実はトドマツ~、これ何歳か分かるんですよね~。
 この一節が一歳になっているので~、
 下から見ると~、一歳、二歳、三歳、四歳、五歳、
 六歳、七歳、八歳のトドマツですね~。
 こんなでもグゥーっと周りの木みたいに
 大きくなるまで随分年数経ってるのが分かりますね~」

徐々に標高を上げていきます。

針葉樹の森から広葉樹の森へ。

「新緑綺麗ですね~。
 広葉樹の森に変わって森が明るくなりましたね」

「あっ、海見えた~、ウフフフ」

ほんとだ~。

「西海岸まで横断してきた形になります」

「あ~、森の中抜けて開けてきました~。
 や~、気持ちいですね~」

日本海に向け、斜面を下って行きます。

風が強い。

「宇遠内(うえんない)の集落見えてきましたね~」

○宇遠内

宇遠内と呼ばれる集落。
でも人が住んでる気配が無いなぁ。

「この宇遠内の集落は、今夏の間だけ漁の為に住んでいる一帯だけっていうことに
 なっているんですけれども」

この集落が出来たのは明治時代。
ニシン漁が目的で最盛期には10世帯程暮らしていたそうです。

「あ~、見てくださ~い。
 エゾカンゾウが花盛りになってます」

○エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ、センテイカ)(黄色のお花)

「これ別名、ニッコウキスゲとかセンテイカとかいわれてますね」

「この先は海外線を北上して行くことになります」

*波が高い時は通行禁止

「波が高いと通れないこともあるんですけれども、
 今日は行けると思います」

「あ~、海が綺麗ですね~。
 キラキラ光って」

「太陽の光浴びてパラパラパラ~って流れてる様子が凄い良く見えますね~」

礼文ブルーと呼ばれる紺碧の海。
だんだん秘境っぽくなってきた~。

「西側に住んでいる人はほんとに少なくて、
 平地がまず無いんですよね。
 こういった絶壁が続いていて」

人を寄せつけない断崖。
崖のこちら側は海鳥やアザラシの格好の棲み家になっています。

○オオセグロカモメ

「あ~、オオセグロカモメですね~。
 あれ多分ね卵抱いていると思うんですよね」

5月から7月にかけて卵を産み、子育てするんですって。

「この辺、ハマハコベがいっぱい咲いてますね~」

○ハマハコベ(白色の花)

「この間にあるのはハマエンドウと」

○ハマエンドウ(紫色のお花)

岩の急斜面を登って行きます。

登り始めて3時間半、なだらかな丘を越えると。

「あ~、海がバーンって開けてねやってきました。
 ここから急斜面なるので気をつけて下りて行きましょう」

目指すのは奥に見えるゴロタ岬のさらに先。

今回は登り始めて3時間半なだらかな丘を越えました所までと致します。
次回はいよいよスコトン岬を目指します。





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