日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/08/30 00:38:16
こんばんは!30日(火)は、北海道から中国・四国では雲の広がる所が多く、
所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。
激しい雷雨となる所もあるため、雷雨や突風、急な強い雨にご注意ください。
九州から沖縄・奄美は概ね晴れますが、
所によりにわか雨があり雷と伴う所もありそうです。
なお、台風11号は、小笠原諸島から日本の南に進む見込みです。
このため、小笠原諸島では未明頃まで所により雷を伴った非常に激しい雨が降り、
大雨となる所もあるでしょう。
暴風や大雨による土砂災害に厳重に警戒してください。
この台風は今後、さらに発達しながら日本の南を西よりに進み、
今週末にかけて南西諸島に接近する見通しとなっています。
最新の情報に注意してください。
海辺にあふれる色彩
輝く礼文ブルー
岩場に息づく命
島の最北端へ
氷河期が生んだ❝花の浮島❞
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礼文島 ツバメ山
○登山ガイド 佐々木陽子さん
プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さんのツアーに
医療スタッフとして参加していた佐々木陽子さん。
ツアーで訪れた礼文島の自然に魅せられ、ガイドになりました。
*撮影:6月上旬
前回は礼文島に咲きます植物の紹介まででした。
今回は花の観察方法を佐々木さんに教えてもらうところから始めます。
<山旅スタイル>
花の観察方法
「礼文に来たらお花を楽しみたいですよね?
ここでおすすめの観察方法をご紹介します」
①双眼鏡で観察
「双眼鏡があるといいですよ」
「観察の仕方は双眼鏡を目に当ててから、こうやって探すのではなくて、
見たいお花をしっかり見てから、目線をずらさないで双眼鏡を持ってきます」
○花を見てから双眼鏡を持ってくる
②ルーペで観察
「このルーペがあるといいですよ」
肉眼では気付きずらい花の姿が。
「例えばこのマイヅルソウ。
フワフワした白いお花に見えるんですけれども、
一個一個お花が集まっている様子が可愛らしく見ることが出来ます」
○マイヅルソウ
③ポケット版の花図鑑
「そしてさらにお花の図鑑があるといいですよ」
かさばらないポケット版んお花の図鑑。
花の名前をそのまますぐに調べられます。
○礼文島の固有種を見つけられる!?
「礼文にしか咲かないお花かもしれないですね。
これでお花探しが格段に楽しくなります」
この先に佐々木さん一押しのお花畑が。
「沢山の黄色いお花が出てきました~。
これがこの谷の主役、レブンキンバイソウです」
○レブンキンバイソウ
レブンキンバイソウ、キンポウゲの仲間です。
「このお花が沢山咲く御花畑だから、
ここ、キンバイの谷っていわれているんですよ」
色とりどりの花が咲く中で、一際鮮やかなレブンキンバイソウ。
「この黄色と海の青とこの景色を見る為に
ここに来る人沢山いらっしゃるんですよね~。
あちら、ここがツバメ山の山頂になってます」
いよいよツバメ山へ。
○ツバメ山
「上り坂でもこうやってお花を見ながら登っていると全然苦にならないですね~」
海とお花畑を眺めながらツバメ山に向かって最後の登りです。
「もうちょっとですよ、山頂きてますよ~」
「あ~、もう一息。
は~い、ツバメ山山頂到着しました~」
○ツバメ山(233m)
ありがとうございました。
「お疲れ様でした~。
いや~、素晴らしい」
お隣の利尻島、広大な花畑。
そして美しい海。
「こうやって来た道がずうっと続いてますね~。
色んなお花達に出会えましたね~。
ほんとにお花畑というかお花ロードの道のりでしたね」
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
漁業から観光へ
礼文島には全国的にもその名を知られる宿があります。
○桃岩荘ユースホステル
桃岩荘(ももいわそう)ユースホステル。
初めての客でも「お帰りなさい」っと親しく迎えてくれます。
❝お帰りなさい❞
昭和40年代にブームとなったユースホステル。
以来ここには多くの若者が訪れ、交流を図ってきました。
この建物が建てられたのは明治時代。
元々はニシン漁の季節に漁師が寝泊まりする番屋でした。
❝番屋❞
梁や柱は当時のままです。
○大正時代のニシン漁
明治から昭和にかけて北海道ではニシン漁が盛んに。
*写真提供 礼文町教育委員会
礼文島でもニシン漁は最大の産業でした。
しかし、昭和30年頃からニシンが不漁になり衰退。
ここも昭和42年ユースホステルに生まれ変わりました。
○桃岩荘ユースホステル 代表 柳谷秀一さん
「私の父がニシンだとか、その文化だとか、歴史だとか、
末代に伝える為には若い世代の人達に利用してもらった方がいいなという風に
考えたんだと思いますね。
それでユースホステルにしたと思う」
新型コロナの影響でこの宿も二年以上休業。
この程ようやく再開にこぎつけました。
「私の目の黒いうちは何とかここの施設は
見守っていってればなっていう風に思います。
三年ぶりに帰って来る皆さんですから、
当然のように「帰りなさい」って迎える予定でおります」
今回はこのあたりで終了と致します。
次回は二日目、秘境と呼ばれる場所を目指します。