Nicotto Town



本当は、会いたかったな。

「会ってどうするの?」


そういわれたら、「どうすることもない。」

しかも、わたしはもう若くもないし、会って、がっかりされたら悲しいし。

だから合わないで、別のパラレルで、思い出に生きる方が絶対に楽しいはず。

でももしも私が透明人間だったとしたら、そっと彼がいるところに行って、近くまで

接近して、耳に「ふっ」と、息をかけてきてみたい。

タイムマシーンに乗って、45年前に行って、これから出会う場所まで行って、

最初から出会うところまでをもう一度味わってみたい。

何処も変えないで、そのまま。

結局お別れが来るにしたって、あの出会いは絶対にありだったよね。

楽しかったもんね。

会いたかったな。





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