お昼に鰻を食べてはいけない理由
- カテゴリ:日記
- 2022/08/12 01:37:39
暑い日が続きますね
暑い盛りの土用の丑の日には、『う』のつくものを食べると
夏を乗り切れる!という迷信は何故か21世紀の今でも通用していますね。
そして、その代表的な食べ物はやはり鰻ですよね。
それは土用の丑の日の前日のこと
何故かお昼は鰻を食べようということになった。
何故当日ではなく前日なのかと言うと
「丑の日当日に食べるのは素人!混んで時間がかかる
前の日に食べるのが通ってもんだ!」
と主張する同僚に押し切られたからです。
12時少し前に店に到着
佇まいから発せられる雰囲気が間違いなく高級店のあれでした。
座ってメニューを眺めると「うな重:5000円」ってまじかよ!!
しかしながらここまで来てしまった以上、もう後には引けませんw
うな重と注文すると
仲居さんみたいな人が3人お櫃を持って現れました。
「こちらは静岡県浜名湖産です」
「こちらは鹿児島県どこどこ産です」
「こちらは鹿児島県どこどこ産です」
*鹿児島の地名に詳しくないのでよくわからんかった
浜名湖の鰻なんてうなぎパイくらいでしか食べたことないなとおもい
浜名湖の鰻を選んだのですが、
そもそも鰻の良しあしわからんし、これから食べられる鰻を選ぶってことは
鰻に死刑宣告してるみたいであんまり気分がいいものじゃない
というかこの行為いるか? と少し疑念を抱かざるを得ませんでした。
そして次に仲居さんから驚きの言葉が発せられたのです
「それでは、こちらの鰻を調理してまいりますお時間1時間ほど頂きます」
えw
この空腹状態で1時間待つってなんて拷問?w
というか昼休み終わるじゃん。
などとみんなで顔を見合わせていると
左前の方の席、(屏風みたいなので仕切られているので姿は見えない)
のほうからおばあさんのキレた声が聞こえてきました。
「いくらなんでも時間がかかりすぎる、もう2度とこんなところ来ない!」
そのあとに娘さんらしき女性の
「ごめんなさいね」
というなだめすかすような声が続いた。
まあそうだよな~飯食いに来て1時間待てる奴ってそうそういないだろうな。
と思っていたら、おばあさんが立ち上がって通路に出て
仲居さんにオーダーがちゃんと通っているのかを確認していました。
たしかに普通の店ならオーダーミスを疑う時間だよねw
まあ、そのおばあさんも鰻を食べて帰るときには
菩薩のような穏やかな顔をしてたのがすごい印象的でした。
我々も到着したうな重を食べました。
5000円と言う価格に対するプラシーボ効果も多少あったかもしれませんが
めちゃくちゃ美味く感じました。
あ、いや空腹状態で1時間待ったからかもしれませんw
とはいえ、貴重な昼休み1時間かけてまで食べるものかと言われると
うーーん と悩まずにはいられません
毎日じゃお財布的にも厳しいが、たまにはこんな昼もいいかと思った
暑い暑い日のことでした。
鰻が特別好きってわけでもないし、滅多に食べることもないのでだいぶ相場に疎かったようですw
普段食べているお昼の値段からすると5000円はかなりびっくりなんですけどね
鰻は時間のかかるものだと心得てはいたのですが、
さすがにこの時期はある程度調理した状態で用意しているものかと思ったのですw
うな重5000円ならそんなにびっくりするほどでもないかなーと思ってしまいましたw
(浜松ほどじゃないですが鰻が隠れ名物の土地が近くにあるので)
注文聞いて捌くところからやってたらそりゃ1時間かかりますよね。
お店の入り口に
「当店は注文をうかがってからさばきますので1時間ほどお待ちいただきます」
とか貼り紙しといてくれたらいいのにw