南の魔女クレア139
- カテゴリ:自作小説
- 2022/07/28 04:30:12
クレアはずっと疑問に思っていた事をハタルに聞きました。
北の魔女が南の魔女の影響を受けない様にとシドリアル国に結界を張ったと言うのなら何故クレアは此の修道院の塀の中の庭を冬でも雪が降らず年中春から初夏の季節の様な気温にクレアは魔力を使ってして雪が降るのはクリスマス三日前からクリスマスの次の日を合わせて5か間にしたのが何故できているのだろうか?という事でした。
ハタルもそんな魔法がかけられている事は気が付かなかったのでしたがマキバルが此の修道院の塀の中の広い場所は冬でも5日間以外はクレアが魔女の木の家や魔女の城やコボルトを居住区の中に様に同じような魔法をかけたと言いました。
其の強力な魔法が北の魔女の結界をシドリアル国にかけたのならクレアの魔法は効かないはずです。
マキバルが其れはもしかして此処は元はクロエラルド国の領土だったからではないかと言いました。
マキバルによると此処は元はクロエラルド国の領土の辺境の地で其処に200年以上前に修道院が作られました。
修道院は50年かけてコツコツと作られて居住区を広く塀で囲って最後に其の敷地内の教会の十字架に業者から豪華で立派な十字架としてマキバルの墓から引き抜いた十字架がかけられたのです。
マキバルは其の十字架に付いてやって来た幽霊でした。
其れからマキバルは此の修道院の塀の中で150年も間過ごしていたのです。
マキバルが来た時は南の魔女は木の家に住んでいたので其の時は既に北の魔女は結界を作っていたと思われます。
其の後に一人の魔女がキリアマリ国と今はシドリアル国のバスタ地方の南端のキリアマリ国と行き来できる大きな崖が途切れた部分をキリアマリ国が侵略してきたら危険と言う村人の意見を聞いて蔓植物の結界を作って通行が出来なくしたのはマキバルが既に修道院に居た頃で其れは覚えているとの事でした。
キリアマリ国は其の昔はピーターエル大王国と言うとても大きくて裕福な王国でしたが低改装の労働者達が暴動を起こして其れが国中に広がって遂に王国内部は長期に渡る内戦の挙句に王国は倒れて所謂労働者達が其の国を支配しました。
其の時に貴族や知識人などは殆どが処刑されて其れを逃れて多くのピーターエル国人が両国の間の国のアジタリ国やシドリアル国に逃げて来ました。
当時クロエラルド国だった此の地方は逃げて来た人や其れを追って来た人達の紛争に巻き込まれない様に当時の魔女が蔓植物を何重にして彼らに息を吹き込んで何人も入れない様にしたそうです。
其の為に当時はまだキリアマリ国では無かったトウニ地方とバスタ地方に崖に近い切り立った山々を挟んで隣接していたアジタリ国がクロエラルド国と遠い親戚関係にあったのも其処ももともとはクロエラルド国の領土だったからです。
元々はクロエラルド国もシドリアル国も多くの領主が其々の地方を統治していた国でしたが今のシドリアル地方のシドリアル国王がシドリアル国をまとめて殆どを支配して今のクレアの村とバスタ地方の南端を覗いた地方を統治してシドリアル国を作ったのでバスタ地方の南端より3つの村の残した内側に砦があったのは其の為でした。
マキバルが知っているのは其のアジタリ国に遠い親戚クロエラルド国に一人の姫が14歳で嫁いだと言う事と其れが高額な持参金目当てであった事に腹を立てた其のお姫様が宝物庫の宝箱を総て盗んで夜中にクロエラルド国へ逃げ帰ろうとして其の道中を選ぶのに既に魔女がバスタ地方の南端の所を蔓植物で結界を張っていた為にトウニ地方をとおって逃げる途中に幾つものシドリアル国の色々な領主にかくまってくれる様に頼んだが相手にされずに更に追いかけて来るアジタリ国の兵士を追い払って欲しいと頼んだが誰も手助けをしてくれなかったが何とか其の姫はシドリアル国とクロエラルド国の間をまたがる湖まで宝物庫から持ってきた宝を持って逃げ切って来たが遂に湖の所で追いつかれてしまいました。
其の姫が一人で宝を乗せた小舟を姫は自分で冬の雪が降る夜の湖を漕いで逃げて付いて来た家来たちが追いかけて来たアジタリ兵と闘って姫を逃がしたが湖をクロエラルド国の方に舵を切った時にバランスを崩して船がひっくり返った。
暫くひっくり返った船に姫は何とか捉まっていたがやがて湖に消えたのをアジタリ兵は馬も湖が深く入れず泳いで行っても追いつけずに其れを見て諦めて国に帰って行ったそうです。
姫の遺体が湖のクロエラルド国側の湖岸に流れ着いて其の悲報を聞いたクロエラルド国はシドリアル国との国交を断絶しました。
其の後アジタリ国はキリアマリ国に侵略されてキリアマリ国になった。
其の時に多くのアジタリ人が逃げて来たが高度な技術もシドリアル国に齎した。
其れまでも多くのピーターエル国から逃げて来た人達はそれらの国では知識人が多かった。
所謂キリアマリ国と言うのは「平等国」と言うピーターエル国の言葉なのだが彼らは王族貴族だけでなく知識人や芸術家も特権階級で其れまで低階層の人達を搾取していた人達として虐殺したが医者だけは必要だと解って居たのか殺されなかったので医学はもともとピーターエル王国が力を入れていたので発達しのでした。
彼らの多くは学歴は小学校もまともに出てない人々が多くキリアマリ国は軍隊を強化して周辺国を侵略して略奪虐殺をして支配してピーターエル王国自体がシドリアル国とモゾリアナ国とクロエラルド国を合わせた位の大きさだったが其の当時は周辺国を侵略して更に大きな国になっていた。
シドリアル国は侵略されない様にトウニとキリアマリ国との国境に大きな砦を築いて警戒したが
今のシドリアル地方は流石に雪山を乗り越えて侵略して来ないだろうと言う事で警戒をしていなかったがシドリアル地方の鉱山を狙ってキリアマリ兵が侵略してきて北の魔女が其の一体を氷で覆ってしまった。
北の魔女は力を使い果たしキリアマリ兵に殺されてしまった其の一帯は未だに凍り付けのままである。
シドリアル地方はシドリアル兵が持ち直してキリアマリ兵をその後追い出した。
シドリアル国は国王も殺されてしまったし北の魔女も殺されてしまって一時期は混乱したが元シドリアル王国の貴族たちが議会を作ってシドリアル国を統治して行く今の形に何年かかかって作り上げた。
其の後しばらくしてシドリアル国から今の修道院の土地もシドリアル国だと言う事で修道院は引っ越す事になった。
元々は修道院と修道僧が農場をやっていて更に熱心な信者が修道院の傍の修道院の土地を借りて住み着いていたのと修道院相手の商売をする小さな村だったがシドリアル国がシドリアル国の宗派の教会を此の村に立てて更に其れにそった村人が住み着いて村長はシドリアル国から此処を統治するように言われた貴族で今の村の多くの土地を領主権村長になりました。
マキバルの話だと厳密に言えば70年位前に村長と教会が出来て其の時にシドリアル国になった様だと言う事でした。
クレアはシドリアル地方を侵略して北の魔女を殺し其の後もバスタ地方から侵略してきて自分の二人の夫を殺し今もバスタ地方の砦と南端を取ってしまったキリアマリ国を許せないと思いました。
そしてあの湖の底に落ちていた沢山の宝石の出所が解った気がしました。
そうなのです。クレアはずっと年下だけど150年以上の年月を経験してしかも修道院と言う特殊な環境の中での経験を重ねたマキバルに甘えているのです。
私の設定の修道院は当時の修道院はどこデモでは無いのですが軽い精神病院や表に出せない殺人者や自殺願望者も居ました。
だから鍵のかかった部屋は沢山あったのですよ。自ら信仰の為に入って来るだけでなく表にさせない身内によって入れらる人も居たし不倫した人もサイコ的な強迫観念に囚われた人も入ってきていました。
教育を得る為に入って来る人もいましたし、神父になる為に入って来る人もいました。
そう言った中で色々な人と其の対応を見て来たマキバルは死んだときの精神年齢と塀に中だけの生活で世間からの断絶と更に150年間色々な人間の内部や入ってきた事情を経験しているのです。
更に殺しても死なないし、燃やしても凍らす事も出来ないので唯一クレアより強い存在としています。
クレアは村人との交流である意味が殺里言うか気取らないラフな生活の落差と自我を出せる相手を得るのです。
クレアは美人でもかっこよさも無い所謂ゲームの主人公の様な絵になるキャラではありません。
女性の地位を声高に主張する思想の持っている訳でもなく夫を亡くした妻が否応なしに会社を継いで奮闘してみたり其の環境の中で精一杯生きただけの事なのです。
モニークの様な自立を目指しても無く、其の姫の様にかなり強いプライドで強い行動を取った訳でもないが其れでもクレアなりに其の場で精一杯頑張るのです。
其の姫が14歳でそう言った行動を取った時や洋服屋の娘のモニークの様に養子を取っても運営をするのは自分と毅然とした信念もなく、絵本の中の白いマントを着た王子様に見初められてダンスを踊る事を夢見ている「頭が可笑しい」と思われている夢見る女の子でした。
そして貴族の子女として平民の店で働くと言う親に恥をかかせて厄介者払いの様に都合よく来た縁談で家から出されるのです。
モーリスとの結婚も家長の命令だから家の為だと言われると逆らうなど考えられずに結婚するのです。
其のクレアが次第に自分を持ち出すけど其の力で女王になって国家を支配する等は頭の隅にもないのですが其の力はある事はイドエルもモゾリアナ国も解って居るのです。
クレアは其の力にもがいて見て見ぬふりをして現実逃避して訳の解らない苛立ちの中に居るのです。
ニコミセには来て頂いた方には「友達申請」をしなくても13Pまできちんと返しています。
私もあと二日位でニコミセは終わりそうです。
此のコーデは下書きの内容の順番を変えて先に載せました。
本来はクレアが郵便配達員に厚化粧で色目を使う所が先に来てイドエルに「子ザルがサルになってメスザル」になったかと言われます。
クレア自身が強くなって自分でお金も稼げますので男に対する考え方が地位や金や力ではなくなって若手のアイドルに色目を付けるベテラン女優の様な対応になっている変化を表しているぶぶんですが次に其の場面がでて例の厚化粧のクレアが出てきます。
今回は14歳の御姫様の逃亡の場面の挿絵です。
クレアは環境に流されて魔女になったのですが、同じ14歳ころのクレアと全く違う女性がモニークとかアルガーの妹とか今回の御姫様とか出てきます。
自己主張して行動をする14歳の女です。其れとは別に「戦後靴下と女が強くなった」と言われたように否応なしに生きる為に強くなっていく女としてクレアを出しています。
「男女平等とか男女共同参画」等と言うのは別に女は強いのです。
殊更其れをギャーギャー言わずに普通の事として強くなっていく女を出しています。
そして強すぎる女を選ばない男達や見かけの弱さを信じ切っている男が実は脆かったりと色々です。
其れを特殊な事情で魔女になった女を通して書いてますが、最後まで載せれるかと思ってます。
本当は先に「忍者物語」を載せたかったのですが其れは挿絵が見つからないのでどうしようかと思ってます。
私は「忍者物語」の方の主人公が好きです。
朝早くから時間を見つけて書いています
今度は応援に回りますね・・よろしく
時間有ったらいいけどなぁ~~
コーデが素敵ですよ。。魅力感じます