日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/07/08 00:46:54
こんばんは!8日(金)は、西日本の日本海側では雨が降り、
雷を伴って激しく降る所もあるそうです。
土砂災害等に注意・警戒してください。
南西諸島と西日本の太平洋側から北日本の太平洋側は雲が多く、
午後は雨が降る所もある見込みです。
東日本日本海側から北日本の日本海側は概ね晴れるでしょう。
訪れるのは鈴鹿山脈の御在所岳(ございしょだけ)。
巨岩に覆われた岩尾根を辿(たど)り、そこに咲く花々を巡(めぐ)ります。
初夏 鈴鹿山脈の懐へ
厳しい自然に咲く
可憐な花々
自然がつくった造形
岩壁をたどり頂を目指す
巨岩のワンダーランド
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御在所岳
若狭湾と伊勢湾に挟まれ、本州の最も狭まった所に連なる鈴鹿山脈。
その真ん中に聳えるのが御在所山(ございしょやま)。
〇御在所山
地元では御在所岳(ございしょだけ)と呼ばれています。
*この番組は2020年8月に放送したものです
太平洋と日本海、両方の気象の影響を受け、
夏や大雨、冬は大雪に見舞われます。
150万円前から花崗岩が隆起し、出来た御在所岳。
雨風にさらされ、独特の地形が創り出されました。
〇三重県菰野町
名古屋から車で1時間余り、御在所岳が見えてきた。
〇中道登山道
登山口で案内をしてくれる人と待ち合わせ。
おはようございます。
女性の方「あっ、はい、おはようございま~す」
あさひさんですか?
〇イラストレーター 朝日陽子さん
「はい、朝日陽子(あさひようこ)です。
今日はよろしくお願いしま~す」
朝日陽子さんは山岳雑誌などで活躍するイラストレーター。
山の経験を活かした可愛い絵柄で人気です。
御在所岳には四季を通して、お隣の愛知県から通い、
その魅力を知り尽くしています。
「名古屋から1時間ぐらいで来れる手軽な山なんですが、
自然が豊かで皆さんに愛されてる山なんです。
とてもいい山なんですよ。
今日は私が一番大好きなコースにご案内します。
面白い岩や初夏の植物、花とかも見ていただけると思います」
御在所岳を巡(めぐ)る日帰りの山旅。
標高550mの中道(なかみち)登山口を出発。
森の急登を一気に登り、稜線へ。
様々な奇岩や初夏の花々を楽しみながら進みます。
山頂へ行く前に国見尾根(くにみおね)に立ち寄り、
巨岩に登ってその魅力を満喫。
そして1212mの御在所岳の頂を目指します。
帰りは一ノ谷(いちのたに)新道から下山します。
「はい、じゃあ行きましょうか?
は~い、よろしくお願いしま~す」
*撮影:6月下旬
こちらこそよろしくお願いします。
朝8時出発
まずはミズナラやコナラなど、広葉樹の森を登って行く。
いきなり急な登りだな~。
よしっ、頑張って行こう。
登山道の雰囲気が変わった。
「あっ、面白い所が出てきましたよ~。
石の階段ですよ~。
これは花崗岩で~、凄く脆いので~、人が沢山歩いて~、
石が削られて、自然に出来た階段ですね~。
ちょうどいい位置に足が置く所が出来てますよ」
ほんとだ、登りやすい。
人の背丈程深く、岩が削られている。
面白い形しているな~。
「あっ、木が倒れてますよ~、おっきい木です」
うわっ、木がなぎ倒されている。
強風で根こそぎもっていかれたのかな~?
「よいしょっ」
岩の山だから根が張りにくいんだな。
「こんな大きな根っこが倒れるくらい~、厳しい自然だと思います」
今度は巨大な岩が現われた。
幾つもの岩がゴロゴロと転がっている。
何だか凄い山だな~。
「よいしょっ、いよいよですよ~」
いよいよって何かあるんですか?
「じゃ~ん、ウフフ、今日最初の奇岩、おばれ岩で~す」
〇おばれ岩
おばれ岩?
「でかいですね~」
うわぁ~、大きいですね~。
「これ、間も潜(くぐ)れるんですよ~、ちょっと行ってみま~す」
「おばれ岩っておんぶするっていう意味なんです。
私も岩におんぶされてみました。
冷たくて気持ちいいです」
10mもある二枚の巨岩が重なり合うおばれ岩。
元々は一つの大きな岩。
それがパッカリ二つに割れ、傾いたそうだ。
「こんにちは~」
1時間程登ると稜線に出た。
「景色が開けましたよ~」
あっ、ロープウェーが見える。
山頂近くまで行ける御在所岳のロープウェイ。
年間50万人も利用するそうだ。
今日はあの岩山の向こうにある山頂まで歩いて登る。
「あっ、あちらを見てくださ~い。
大きな岩がありますよ。
さて、これは何でしょう?」
何だろう?
大きな岩ですよね~?
「実はただの大きな岩じゃないんですよ。
上へ行って見てみましょうか?」
ただの岩じゃないって何だろう?
「じゃあここで振り返って見てくださ~い」
あっ、割れた岩の上に大きな岩が乗っかってる。
落ちないのかな~?
「あの上の石が~、落ちないっていうことで~、
受験生が受験に落ちないっという祈願をする方もいらっしゃいます。
地蔵岩といいます」
今回はこの地蔵岩の所迄と致します。
次回は地蔵岩につきましての紹介から始めます。