Nicotto Town



南の魔女クレア136


クレアの館の新しい設計図も決まり其れに伴った資材が修道院の敷地内に運び込まれて来ました。

クレアの新しい館がガスを引く事が決まりガスの本管から其々の家にガス管を引く順番を決める話し合いが村長の館の隣の集会所で開かれる事になりました。

取り合えず村長の家と最初にガス管を引く事を提案したパン屋に決まり其の後にレストランと八百屋と靴屋と鍛冶屋は半分借りているクレアのステンドグラスを作る建築会社が持つという事で名乗りを上げました。

思ったより我先に付けたいと名乗りを上げる家が少なかったのは本体からガス管を引くには自費で出すと言う事が解ってからガス管の長さを短くすれば其れだけ費用が少なく済むと言うので他の家が引いたガス管から其処から自分の家まで引くと其れだけ費用が少なくて済むのとどの家も新しいガスオープンを引く費用が出せないのと今のままだと周りは無料の木だらけですので燃料費が唯で済むのですからガスストープなど高値の花でとても手が出ないのが現実問題として解ったので後からにしたいの其の後は誰もうつむいて次に本管からガスを引いて欲しいと名乗り上げる人が居ませんでした。

仕方なしに集会所を仮の事務所にしていたガス会社の人が本管から其れまで手を挙げた家までのガス管を引く線を村の地図にひきました。

誰もがクレアが新しい館にガスを引く事にしたのを知っているので其の線が引かれると新たに自分の家までのガス管の長さが違って来るかもしれないのでクレアが手を挙げるのを待っているのです。

クレアは建築会社が館が仕上がるのはステンドグラスが何時できるのかという事にかかっていて其れが半年後も無理と言うので3か月後にガス管の館のガス管の工事を始めても早い位なのです。

誰も其の後に手をあげなくなったのでクレアは修道院から一番近いパン屋のガス管から修道院までガス管を引いて貰おうとクレアが手を挙げると建築会社から連絡が入っていて何とクレアの修道院は普通の家のガス管とは違って本管と同じ太さのガス管を建築会社が指定したと言うので本管から大きな線が修道院まで引かれました。

どういう事かとクレアが聞くと何と大きな館の村長の家と同じようにボイラーを付けて其処からガスで熱したお湯を循環させると言うのです。

クレアが訳が訳が解らず聞くとマキバルとハタルが建築会社の勧めで其れに決めたとの事でガス会社に既に其れを連絡してありました。

クレアがキョトンとしているとパン屋が其れでは其の後にクレアの館の管からと言うとレストランもそう言いだしました。

其の後にクレアの農場の小作人達が其の管から引く事で15軒ほど手を上げました。

彼らもマキバルからクレアの館にガスを引く事を聞いていたので其の管を利用すると安くつくと知っていたのでクレアが手を挙げるのを待っていたのでした。

結局本管の右側はクレアが修道院まで引く管を利用するという事で左側は村長の館もボイラー式にするので同じ様に大きな管を引くので一番最初に村長の家で次にクレアの館の工事に決まって後は出来るだけ自分の家の管を短くしようとごたごたともめだしたのでクレアはさっさと修道院に帰って来ました。

館に帰ると客人が来ていると言うので会うとモゾリアナ国からの季節労働者をまとめて連れて来る所謂中間業者がモゾリアナ国とシドリアル国との間の渓谷のシドリアル国に入った所に検問所が立てられているのを知って手続きが必要なら通行証明書や其れを貰う申請書等の書類が必要なら事前に貰っておきたいと言って来たのでした。

あの事件以来モゾリアナ国には検問所が出来て魔女の木の家を過ぎて美しい花畑が広がった草原を過ぎた所に検問所が出来てクレアは直ぐに一応通行所を貰いましたが殆ど龍にのって通り過ぎるので使ってないしクレアは其れでなくても所謂顔パスでクレアを止める者はいないのですが冬場のクレアの農場の仕事がなくなった時に村長が保証人になって村人の数人が小さな港の冬場のきつい荷下ろし作業に働きに出ていました。

其の時に色々な書類の手続きをして其の働く機関の通行許可証明書を提出しているのです。

其れのシドリアル国版の書類を事前に欲しいとの事でした。

あの事件以来シドリアル国内からの季節労働者は来ません。

更にもともと修道院ですのでマキバルが彼らを修道院の塀の中の修道僧が入っていた所を彼らの宿泊所に提供すると修道僧と同じ規則を強要し其の規則を守ると言う書類を提出させます。

其の生活は酒、たばこは禁止以外に規定以外の私物は持ち込み禁止で更に修道僧よりは朝は30分起床時間が遅いだけで殆ど修道僧と同じ規則で行動を規制されて其の管理もマキバルに頼まれて蔓植物が脱出できない様に見張ると言う魔法をクレアがかけています。

其の上に村人と同じ労働ですが不当に怠けていると妖精と蔓植物が見張っていて最初はマキバルのお説教ですが其れを効かないと容赦なく首にします。

すると港の過酷な荷積み下ろし作業とベットの木だけで食事の碌なのが無く酷い暴力を受けたり足を踏み外して海に落ちて死ぬ場合もある職場に行かされるので其れが解ると彼らは真面目に働きました。

中間業者と言っても借金取りの下請けで強制的に連れて来られた人達でクレアの農場は他の農場より金額が良いし更に逃げられないので彼らにとっては必ず其の労賃は安定して取れる所なのとマキバルが指定した修道僧並みのルールを一月守るという事はちょっとした刑務所並みの厳しさなのでが労賃が良いが仕事が終わると修道院の高い塀から出られず酒もたばこも飲めず規則正しい生活は辛く厳しいと言う噂でマキバルが管理してから人が集まらない事は確かでした。

其処に目を付けたのが借金取り立て業者でクレアの農場に入れて最終日に門の前で待って賃金は業者が取ると言う仕組みでした。

クレアは其の書類を貰いにトウニのあちこちの役所に行きましたが此処ではないあっちだこっちだと色々な役所をたらい回しにされた挙句にそんな書類は無いと言う事が解ったのです。

何と其れまで砦では砦の門番が妖しい奴は通さないと言う事だけで通行処理が行われていたのです。

其れだものキリアマリ国の工作員が一人だけなら何とか通れる昔の魔女の作った蔓植物の森を抜けてバスタ地方の砦を通り抜けて製縫工場に工作員が入り込めたのも其のせいだったのだとクレアは思いました。

クレアはこうなったらイドエルに現状を訴えて新しい検問所の通行規則と書類を作って貰わないと彼に相談する事にしました。

クレアがトウニに来た時に龍から降りて風で乱れた髪を直して帽子をかぶり風で乱れたドレスをきちんと直していると何時もより優雅なドレスを着たクレアが降りたのを新聞社の窓から龍が来るのを望遠鏡で見張っていた社員の通報を聞いて急いで何時も声をかけて来る女性記者が「イドエル伯爵の所ですか?」と声をかけて来ました。

クレアは其れまでさんざん色々な役所をたらい回しにされた怒りもあって其の女性記者に此の国の検問所の不備を指摘してモゾリアナ国では此れだけ厳しい審査の書類を出さないと通行許可書が貰えないのだと参考まで持ってきたモゾリアナ国の書類を見せました。

其の女性記者は慌てて其れをメモっていました。

クレアはイドエルの所へ行くとモゾリアナ国の厳しい審査書類を見せながらシドリアル国の検問所の不備を訴えました。

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2022/07/03 09:30
聖徳様
ダムの枯渇地帯は恵の雨でしょう。
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2022/07/03 06:41
おはようございます、朝起きて外を見たら
お湿り程度の‥雨がパラついてた
雨も必要ですよねぇ~~恵みの雨。台風かな
今週もよろしく



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