返歌・・・その3
- カテゴリ:小説/詩
- 2022/06/19 11:39:08
遠い思い出が
さらに遠くなっていく
そんな雨の夕暮れ
紫陽花が寂しく雨に光っている
手を伸ばせば届きそうな
あなたの面影
それは知らない世界へと旅立とうとしている
きっと戻っては来れない遠い世界へと
あなたと会うことが出来るのは夢の中だけ
それは優しく雨音が響いてくる今日の夜
さよならを言えるのは
その瞬間だけなのかも知れない
雨よどうか止まないで欲しい
私の涙を隠すためにも
返歌その3
疲れていると詩って浮かんでこない
でも返歌的な物は
その方の詩の力のエネルギーをいただいて浮かんできます
ここに載せていいものかは
わからないのですが・・・
6月は紫陽花が浮かんできます
絶対的な季節の花ですよね
紫陽花ってイメージは陰なのかな
向日葵の陽と逆
梅雨のイメージとダブりますね
でも色も形も変化に富み美しい
それは心の中身を移しているようにも見えます
話は変わりますがなんとなく和菓子に見えます
葛の中に花びらの色を模して
冷やして食べると美味しそうな
あとはカタツムリとの童話的な物語も浮かびます
今はとりあえず堪能しましょう
あなたも私から離れて
いつも彼女のもとへ・・
紫陽花がすっかり嫌いになり
今年がまた灰色に曇っていく
さよならと
彼は彼女の寝床から
私に向かって別れを告げた
簡単なんですね
私って女は