自殺はダメ「天国はまだ遠く」
- カテゴリ:小説/詩
- 2022/06/09 09:38:11
仮想タウンでキラキラを集めました。
2022/06/09
集めた場所 | 個数 |
---|---|
おしゃべり広場 | 15 |
ニコット山 | 3 |
手術後は絶対安静だよなぁ・・
いろんなチューブをつながれて身動き取れないだろうなぁ
また看護師さんにゴネゴネ、ネゴシエーションして・・・
なんていろんなパターンを趣味レーション(誤変換だけどあってるかも)
で、持ち込んだのは瀬尾まいこ著「天国はまだ遠く」
2泊3日で脱出するって決めて、一番薄い文庫本にしたの。
自殺すると決心した社会人3年の女性主人公、23歳。
いろんなことに失敗を重ね(と自分では思ってる)
傷つき疲れ切って行き先も決めずに向かった「北」。
山奥の民宿で睡眠薬による自殺を決行したものの、見事失敗。
そこでただ一人寝泊まりするうちに、出会った人々と自然に癒されて、
山を下り、街へ戻っていくまでの21日間の物語。
よくある話といえばそれまでなんだけどね。
この山奥の民宿が私の田舎家や子供のころ過ごした田舎に重なるの。
どこにでもある田舎の風景と人々の暮らしだけど、今では貴重かも。
北に向かうタクシーの運転手とのやり取りでまず笑えるのだけれど、
自殺に失敗した後の主人公の言動がとにかく可笑しい(^∀^;)
民宿(客が来たのは2年前が最後)の主人(まだ30歳くらい)も
真面目だけどとぼけたやつで、主人公とのやり取りは漫才か!?
でも、喜劇じゃないよ。
自然表現もステキだし、田舎の人の使命感や生きる力の強さ、
都会の人がほれ込む田舎の意味も納得できる描写になってる。
『ここでただ生きるだけに時間を使うことになってしまう』には
『私はまだ若い』と居心地のいいところから
あえて抜け出すと決心する。
『都会に戻ったからって、するべきことがあるわけじゃない』
『やりたいこともない』存在の意義なんてわからないかもしれない
それでも『まだ、何かをしなくちゃいけない』
こんなに強い心のパワーを身につけた主人公、
こころが弱ったらまた休暇で訪れる場所も見つけられたし、
二度と自殺なんて考えないねって思わせるラスト。
bookendさんから教えてもらった全く未知の作家さんでしたが、
短いし、文字も大きくて、笑えるし、
心が疲れている人にはざっと読んでほしい本です。
再読したくなる本はあっても、実行することはあまりありません^^;
それほど魅力ある内容なのでしょうね。
エンジェルスの大谷翔平さんも読んでいたような記事がありました。
没後50年以上たっても読み継がれるってすごいですよね。
読んでみたくなりました^^
三部作読破ですね^^ 「マカロン・マカロン」まだ読んでないんだけど、
きっと美味しい本なんでしょうね^^;
名取佐和子さんの「ひねもすなむなむ」聞いたことがあります。
読むものリストに載せておかなくちゃ^^
自分の人生だけしか生きられないので、人生に「もし」や「かも」はない訳で、
それを補うのが小説なのかなぁと思います。
古典であろうと漫画であろうと私以外の人生を疑似体験できるのも
読書の楽しみの一つですね^^
出張が多いから、ペースも早いのでしょうね。
中村天風という方をしらなかったのですが、 2回目?というのは講義とかの本?
新たにメモメモしておきます( ..)φメモメモ
こんばんは(^^)
考え深い本のようですね
こちらは、今日、美容院で「マカロン・マカロン」を読み終えました。
フランス料理が食べたくなりました。
思い立って、ステーキのお店にランチに行ったけど
コロナのせいで・・・かな?
瀬尾まいこさんは元教師ということも有って、シビアなことも優しい切り口で表現される方です。
2019年の本屋大賞にもなった「そしてバトンは渡された」や、文庫になったばかりの「傑作はまだ」など。
主人公の境遇は決して恵まれてはいないけれど、視点を変えればそんな人生も悪くないと思わせてくれます。
実は入院されるときのお勧めの本を紹介するときに「避けた」本が一冊あります。
名取佐和子さんの「ひねもすなむなむ」(幻冬舎文庫)。
わたしたちは生と死について様々な想いを抱きますが、その答えの片鱗を見せてくれたそんな感じがしました。
面白い本はその世界を疑似体験出来て、かつ新しい発見をもたらしてくれると思っています。
お互いに「一つでない人生」を楽しみましょうね。
次回の出張で2回目読み終わるかな。
天国はまだ遠く
本屋で探してみよう^^