週刊春ドラマコメントいよいよ9回目!ラス前!
- カテゴリ:テレビ
- 2022/06/07 00:39:48
いよいよ、次回ラストウィーク入り!! 次節の「夏ドラマ」の予告も出始めたねえ。下に夏ドラマ総一覧のアドレスを貼りますから、みなさんも予習、選定に入りましょう!各自の録画予約機能に合わせてセットして、初回見逃しで脱落しないでね。ぴのぴの選定結果は後日発表しますっ。
「夏ドラマ」総一覧アドレス
https://www.kokusan-ouen.jp/summerdorama-2022/
では「春ドラマ」最終コーナーの考察始めまーす。
第1位 マイファミリー
このまま、なんとか首位を突っ走るか?
最終回直前まで真犯人の可能性をこれだけ残して引っ張り続けた脚本は、ここまでは合格。
しかし、最終回の1話をもって、全てを台無しにして、どん底に落ちたドラマも多いため要注意!
サンド富澤と岳の妻がどうつながるかで解決。そりゃあ、みんな仲良くチャンチャンでしょ。
第2位 元彼の遺言状
今日のラスト前の1話は弱いなあ。この逸話の解決だけで2週間使ってシャンシャンならタイトル負けで✕。
第1話の伏線を全部クリアしなければ評価は見直し。
第3位 インビジブル
なんだかドンドン勢い落ちて来たなあー。
この回の必要性がわかんない。まるまる1回分が必要?
シリアルキラーの無名役者の弟が、途中から割り込んで来て、かき回して消されて終わり。
最終回、柴咲コウが捨て身で阻止して消えていく。
ネプチューンが生きていて黒幕ってありかも。
最下位 未来への10カウント
改めて、ここまで来てこのドラマタイトルのセンスはちょっと・・・。
第8回まで引っ張られたので、しぶしぶ惰性ドラマに格下げ。
見れば見るほど、セットもロケも手抜きで、予算少なく、トップ数人のギャラて消えた感じ。
不幸キャラ高校生のワザワザ関西弁が、とことんめんどくさい。
スポ根モノはもう限界か?
通年シード 鎌倉殿の13人
曽我兄弟の仇討ちって日本3大仇討ちの美談だったんじゃあ??
ボス西田法王はラストはあっけなかったなあ。初回から出てたんだから、もう少しなんとかならなかったか?
後鳥羽天皇が上皇になって承久の変ってことは、まだまだ先なんだ。
甲斐の武田信義はその後出て来ないけど、源氏継承権が潰されてないんじゃない?
前回の道路の整備の話が、頼朝の落馬につながるんじゃないのかなあ。
今週のベスト映画は
「おとなの事情 イタリア版」
「おとなの事情 日本版」
2本続けて観たから、面白さ倍増だわ。さすが世界17カ国リメイクだわ。
かな。
https://www.kokusan-ouen.jp/summerdorama-2022/
そんなにたくさんリメイクされてたんですか!(;´・ω・)
甲斐源氏の武田信義ですが、息子の一人は殺されたものの他にも息子はいますし、甲斐源氏に血統は戦国時代まで続きます。
以前にも書いたと思いますが、武田信玄は信義の末裔です。
ただ、鎌倉の勢力が大きくなりすぎて、対抗できなくなった、というところではないでしょうか。
それに、頼朝が最初に源氏の棟梁とみなされた八幡太郎義家の直系であるのに対し、甲斐源氏は義家の弟新羅三郎義光の血統ですので。
頼朝の子供の代でその血統が途絶えても、頼朝の曾祖父の代で分かれた義家の血統に足利家などがありますので、源氏の正統はそちらに移ったと考えて良いのではないですかね?
まぁ、だからといって御家人の中から新たな鎌倉殿を据えるわけにもいかない為、三代実朝が暗殺された後は九条家から三寅を迎えざるをえなかったのだと思います。
ところで、曽我兄弟のことを政子や実衣が遠い親戚といっていましたが、一応従兄弟にあたる筈だと思うんですけどね。
亡くなった三郎宗時・義時兄弟と政子・実衣の姉妹の母が伊藤祐親の娘で八重さんの姉。
曽我兄弟の父河津祐泰は八重さんの兄で、北条兄弟・姉妹の母親の兄もしくは弟。
つまり、曽我兄弟と北条兄弟・姉妹はいとこ同士で四親等の間柄。
まぁ、血縁上はとっもかく、関りは殆ど無かったでしょうから、遠い親戚、というのもあながち間違いではないのかもしれません。
今回の「鎌倉殿~」は、前半と後半の温度差が激しかったですね。
八重さんの遺志を継いで子育てに奔走する義時と、そんな弟を心配して小袖姿で御所を抜け出してきた政子、とほのぼの姉弟にほっこりしたんですけど。
北条家は御家人たちの上位にいるからこそ控え目に慎ましくあれ、と息子を諭す義時と、素直に謝罪する金剛、という父子関係も微笑ましかったです。
喧嘩の理由も、鶴丸を庇って、といういのが良かったです。
母親の死の一因になってしまった鶴丸を、金剛が疎んじていない、というのがね。
恨んではならない、と諭されていたからではありますが、良い子達だわ~、とちょっとウルっときたシーンです。
それだけに後半の生臭さが…
日本三大仇討ちの一つ、とされ歌舞伎の演目や講談になっていますが、そもそも仇討ちが美談の筈がありません。
赤穂浪士の討ち入りは、御家再興が果たせなかった赤穂の浪士が、不公平な沙汰を下した公儀に対する不満をぶつけたようなものですし。
吉良上野介って忠臣蔵では悪役ですが、地元では名君として慕われてたんですよね。
伊賀越えの仇討ち(鍵屋の辻の決闘)も、外様大名と旗本との対立というものがあります。
仇討ちに助勢した有名な荒木又右エ門も、その後暗殺されているみたいですしねぇ。
ところで、曽我兄弟の弟である五郎時致が頼朝に対する怒りをぶちまけたシーンで、祖父の恩を仇で返した、と言っていましたが、このセリフには「?」が浮かびました。
曽我兄弟の祖父はあの伊東祐親ですが、頼朝に対して恩などありましたか?
頼朝からすれば、長男を殺した仇でしかなかったですよね。
劇中では頼朝が工藤祐経に伊藤祐親を殺せと命じ、とばっちりで曽我兄弟の父祐泰が死んでいますので、其の事から頼朝を仇と狙うなら分かるのですが、祖父の恩を云々というのは一体誰からふきこまれたのやら? と疑問に感じてしまいました。
曽我兄弟の仇討ち話を初めて読んだのは、教育講談全集の中の話の一つとしてでしたが、夫を殺された兄弟の母が、まだ幼い兄弟に父の仇を討て、と嗾けてましたけどね。