ジュンチャンと世界を巡る 第94回はハワイ州
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/05/13 06:48:39
ハワイ州は国ではありませんが、国として特別に扱います。
ハワイ州は太平洋に位置するハワイ諸島にあるアメリカ合衆国の州で、州都はオアフ島のホノルル市、アメリカ合衆国50州の中で最後に加盟した州で、海域として定められたポリネシアの北端です。
ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島の8つの島と100以上の小島からなるハワイ諸島のうち、ミッドウェー環礁を除いたすべての島が、ハワイ州に属していて、北西ハワイ諸島の北西端からハワイ諸島の南東端のハワイ島まで、全長1,500マイル(2,400キロ)にわたっている、州全体が島だけで構成されているアメリカ合衆国で唯一の州です。
アメリカ合衆国本土の南西、日本の南東、オーストラリアの北東と、太平洋の中央に位置し、地理的にも民族的にも近いポリネシアでは最も北にある列島で構成され、その自然の多様な景観、暖かい熱帯性気候、豊富な公共の海浜と大洋に取り囲まれていること、および活火山の活動があることで、観光客に人気があり、日本で最も人気のある海外リゾート地のひとつとなっています。
州名ハワイの由来ですが、Hawaii は原始ポリネシア語の Sawaiki から派生したもので、「母国」を意味すします。
先史ですが、ハワイ諸島へ人類が移民してきたのは、4世紀から8世紀ごろのようで、南方のテ・ヘヌア・エナナ(マルケサス諸島)からと考えられていて、この際に使用されたと考えられているのが、双胴の航海カヌーと、「スター・ナヴィゲーション」と呼ばれるリモート・オセアニア海域で広く用いられた航法技術です。
1778年のジェームズ・クックによる「発見」以降、ハワイは近代化の波へ飲み込まれることとなり、島同士の内戦を経てハワイ王国という100年に及ぶ統一国家が確立し、欧米人との接触に伴って社会は急速に変容し始めました。
19世紀前半より宗教的基盤の確立と経済発展を求めた欧米入植者たちとその末裔は、次第に経済的安定を保障するための政治権力を欲するようになり、その影響は時代を経るにつれて強力なものとなっていき、サトウキビ農園とその交易による莫大な土地と富を手に入れた成功者たちは更なる産業発展を求めて安価な労働力を、日本を中心とする様々な地域より大量に呼び込み、ハワイ社会は多くの人種が混合した複雑な文化を育んでいったのです。
白人勢力はやがてハワイ人国家を倒し、近代化の名の下に1900年にはアメリカ合衆国の領土として併合がなされ、さらに戦時下においては東西に台頭したアメリカと日本の確執の余波をまともに受け、太平洋上の重要な軍事拠点として開発が進む一方で、ハワイへ労働者としてやってきた大量の日本人移民は深刻な差別に曝されました。
現代は観光都市として発展を見せる一方で、開発による環境汚染、歴史遺構の破壊や人口増加による地価・物価の高騰、ハワイ人問題事務局が提唱しているハワイ人による自治権の獲得など、複数の問題を抱えていて、その解決の糸口を模索しながら今日に至っています。
ハワイ諸島はほかの陸地とは隔絶しているために、人類が活動を始める以前の生命体は、風(wind)、波(waves)、翼(wings、鳥、昆虫など)の3つの "w" で運ばれたと言われています。
この地理的隔絶や環境の多様さ(標高や熱帯気候)によってさまざまな植物と動物の固有種を生んできて、ハワイには多くの絶滅危惧種が存在し、アメリカ合衆国本土よりも高い比率で絶滅種が出ているのです。
人種・民族構成ですが、アジア系40%に近い多数派となっていて、これはアメリカの全ての州で唯一のものであり、さらに混血の比率が高いこと、ほかの州で増加を続けているヒスパニックが少ないこと、白人や黒人が少ないことも大きな特徴です。
この為、ハワイでは学校でのいじめ、不当解雇など白人への人種差別が散見され問題視されているのです。
なお、中国系の多くがその歴史的背景から中華民国(台湾)を支持するほか、ベトナム系の多くがベトナム戦争後に崩壊した南ベトナムからの亡命者とその子孫で、残りの多くもボートピープルとして亡命してきた者です。
アメリカ合衆国で最大多数の人種が50%を超えていない州は、ハワイ州とニューメキシコ州の2州のみです。
ここからハワイ観光に入りますが有名観光地なので、穴場を紹介します。
まず、「ラニアケアビーチ」(オアフ島の北側であるノースショア、ハレイワ・タウンのすぐ北に位置)です。
ここは野生のウミガメの遭遇率が高い穴場スポット第1位で、ウミガメは野生の為、2メートル以内に近づいたり、直接触れたりする事が禁止されています。
オアフ島で最も美しいといわれるラニカイビーチ周辺には、カイルアタウンやカイルアビーチなど、観光スポットも多くあり見どころ満載です。
次に、「タンタラスの丘」です。
「タンタラスの丘」は「ダイヤモンドヘッド」、「ワイキキビーチ」を一望できる絶景スポットで、美しいワイキキの海と澄んだ青空のコントラストを楽しめます。
夜景で有名なタンタラスの丘ですが、昼間には「ダイヤモンドヘッド」や「ワイキキビーチ」が一望でき、夜とは違った雰囲気を味わえます。
ついでにワイキキビーチの紹介ですが、ハワイの象徴とも言えるワイキキビーチは、オアフ島南部に位置し、もともとハワイ王朝の王族達の遊び場だったと言われています。
カラカウア通り沿いに建つサーフィンの父として有名なハワイの英雄「デューク・カハナモク像」も写真スポットとして有名です。
最後に、「クカニロコ・バースストーン」です。
オアフ島の中心、ワヒアワ郊外にあるパワースポットの「クカニロコ・バースストーン」はかつての王族が出産した場所として知られており、子宝や安産祈願に訪れるハネムーナーに人気のスポットです。
ユーカリの香りが漂い、他とは違う「気」を感じる方もいるようで、ここには島中のパワーが集まっており、良い「気」を持ち帰ることができると言われています。
次回もポリネシアの国々を個別に紹介しますが、引き続き気楽に遊びに来てください。( ^)o(^ )(ジュンチャン)
釣り師も、ぼちぼち日帰りか1泊で旅を計画しています。
ハワイの現地の方々にとってはやっと戻って来た日常の生活となりますが
観光客にとって、値上げはありがたくないですね。
現地レストランが物凄く値上げしてるらしいですよ