1594番:さすらいの青春(130)
- カテゴリ:日記
- 2022/05/12 17:13:45
さすらいの青春(130)
—————————【130】———————————————
De temps à autre, sur le grand calme de l'après-midi
gelé, montait l'appel lointain d' une bergère ou d'un gamin
hélant son compagnon d' un bosquet de sapins à l'autre.
Et chaque fois, ce long cri sur les coteaux déserts me faisait
tressaillir, comme si c'eût été la voix de Meaulnes
me conviant à le suivre au loin...
——————————(訳)————————————————
時々、凍てついた午後のしじまにはるか遠くの羊飼いの少女の
呼び声、あるいは樅ノ木の木立から他方の木立へ仲間を呼ぶが
聞こえて来ました.聞こえる度に、人気のない丘の斜面に向か
うその長い叫び声はまるでモーヌの声が私を遠いところに呼ん
でいるようにも思われ、私を戦慄させるのでした.
-—————————⦅語句》————————————————
de temps à autre 時折、時々 (de temps en temps と同じ)
parfois 往々にして、時折、時々
sur [時間] ~の頃に
sapin [サパン](m) 樅(モミ)
bosquet (m) 小さな森(林)、植え込み、木立
lointain (形) 遠くの、はるかな
appel (m) 呼ぶこと、呼び声
héler (他) (遠くから) 呼ぶ、呼び止める
coteaux (pl/m)<coteau (m) 小丘、丘の斜面、丘の斜面の耕地
désert(e) (形) 無人の、人気(ヒトケ)のない、住む人もない
tressaillir [トレサイール](自) 身震いする、おののく、びくっとする
sur (前)[方向・目標・対象] ~に向かって、~に対して
conviant (現在分詞)<convier (他) (à に) 招く
suivre (他) 後について行く、後に付いてくる、後に続く
au loin 遠くに (cf: de loin 遠くから)