Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②    


こんばんは!25日(月)は、西日本から北日本では広く晴れるでしょう。

夜ごろから九州では雲が多くなり、雨の降る所がありそうです。
南西諸島は曇りや雨になるでしょう。

白銀の世界
標高2000mの展望台
遮たるものの無い天空の峰々

             春の光きらめく高原へ
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               長野 美ヶ原

〇登山ガイド 植松晃岳さん

植松さんはガイド歴30年のベテラン。
美ヶ原の自然に詳しい山の案内人だ。

*撮影:3月上旬

前回は標高1900mを超えました台上という所に到着をしまして、
さらに北にあります山小屋へ向かう手前までの紹介でした。
今回は山小屋の紹介から始めます。

登山口から歩き始めて4時間、山小屋に到着。

〇美ヶ原観光ホテル 
   山本小屋

「お疲れ様でした。
 え~と、今日ここが今日の山小屋です。
 はい、これから入りましょう」

午後2時雪が降ってきた。
気温は氷点下7度。

「はい、雪がちょっと降ってきましたね~。
 あの雪が降った時は、雪が降った時ならではの楽しみ方があるので、
 ちょっとそれをしてみましょう」

何をするんだろう?

「はい、じゃあですね~、
 あのこうやって雪が降ってくる雪を受け止めてですね~、
 雪の結晶を観察してみましょう」

雪の結晶か。
写真で見たことはあるけど実物は見たこと無いな~。

「雪がね~、ほんと水晶のよう、宝石のように輝いてますね。
 光輝いています~。
 あっ、これなんか綺麗、これ六角形ですね~」

へぇ~、雪の結晶ってこんなに繊細な形なんだ。
ガラス細工みたいだ。

一つ一つ形が全部違うんだ、驚きだな~。

「凄いですね~、ほんとに氷の花です、まさに」

あっ、結晶が溶けていく。

夕方、凄い吹雪になった。

「わぁ~、殆ど真っ白で見えないですよ~。
 やっぱ美ヶ原は天気がいい時は、もう360度見えるんですけれども、
 吹雪になったり、ホワイトアウトになったりしたら、
 もう100mも見えない、こういった世界です」

遮るものが無い美ヶ原。
強烈な風が吹き抜けるんだ。

「はい、これはね樹氷です。
 え~と、強い風にですね~。
 空気中の水分や雪が~、え~、木に張り付いて凍ったものです~。
 風上の方に向かって大きくなってますね。
 これが~時間が経てば~、もっともっと大きくなりますよ」

風はますます強くなってきた。

「はい、これオオシラビソですけど、見ていただけますか?
 こちら表ですけれども、ほらこの裏の方、
 葉っぱ一枚一枚が全てこうやって凍ってしまいましたね~。
 凄いですね~」

氷が付いた葉っぱは、まるで砂糖菓子みたいだ。

夜の美ヶ原、天然のプラネタリウムとして、マニアにとって憧れの星空。

<山旅スケッチ>

〇天然プラネタリウム

山小屋で出会ったイケダヨシノリさん。
二週間に一度は通って来るそうです。

〇山小屋の常連
  池田吉則さん

美ヶ原の星空の魅力は?

「暗さもあって、あの~、これだけ見渡せる所ってね
 他に無いんじゃないかなと思って、
 あと見える星の数が多分全然違うんだと思うので、
 そこが多分魅力の一つだと思います」

*撮影:池田吉則

池田さんが撮った美ヶ原の星空。
あ~、凄い星の数ですね~。

〇オリオン座

オリオン座の下に池田さんのお気に入りの星がある。

〇カノープス

それはカノープスという星。

「非常に明るいんですけど、但し地平線のギリギリなので、
 かなりその~、見える範囲が狭いのでね、あのそれが星が見えるというと、
 え~、非常に特別なことだと思ってます」

〇2018年11月撮影

〇カノープス

カノープスはこの美ヶ原でも見つけるのが難しいそうだ。
中国ではこの星を見ることが出来たら、長生きするといわれている。

「それが見える日があるので、それを求めて何度もね通って来て」

果てしなく広がる星空。
美ヶ原ならではの魅力の一つだ。

今回は一日目、カノープスの観測をしたところまでと致します。
次回は二日目、日の出を見に行くところから始めます。





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