日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/04/25 01:00:36
こんばんは!25日(月)は、西日本から北日本では広く晴れるでしょう。
夜ごろから九州では雲が多くなり、雨の降る所がありそうです。
南西諸島は曇りや雨になるでしょう。
風
雪
白銀の世界
標高2000mの展望台
遮たるものの無い天空の峰々
春の光きらめく高原へ
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長野 美ヶ原
〇登山ガイド 植松晃岳さん
植松さんはガイド歴30年のベテラン。
美ヶ原の自然に詳しい山の案内人だ。
*撮影:3月上旬
前回は標高1900mを超えました台上という所に到着をしまして、
さらに北にあります山小屋へ向かう手前までの紹介でした。
今回は山小屋の紹介から始めます。
登山口から歩き始めて4時間、山小屋に到着。
〇美ヶ原観光ホテル
山本小屋
「お疲れ様でした。
え~と、今日ここが今日の山小屋です。
はい、これから入りましょう」
午後2時雪が降ってきた。
気温は氷点下7度。
「はい、雪がちょっと降ってきましたね~。
あの雪が降った時は、雪が降った時ならではの楽しみ方があるので、
ちょっとそれをしてみましょう」
何をするんだろう?
「はい、じゃあですね~、
あのこうやって雪が降ってくる雪を受け止めてですね~、
雪の結晶を観察してみましょう」
雪の結晶か。
写真で見たことはあるけど実物は見たこと無いな~。
「雪がね~、ほんと水晶のよう、宝石のように輝いてますね。
光輝いています~。
あっ、これなんか綺麗、これ六角形ですね~」
へぇ~、雪の結晶ってこんなに繊細な形なんだ。
ガラス細工みたいだ。
一つ一つ形が全部違うんだ、驚きだな~。
「凄いですね~、ほんとに氷の花です、まさに」
あっ、結晶が溶けていく。
夕方、凄い吹雪になった。
「わぁ~、殆ど真っ白で見えないですよ~。
やっぱ美ヶ原は天気がいい時は、もう360度見えるんですけれども、
吹雪になったり、ホワイトアウトになったりしたら、
もう100mも見えない、こういった世界です」
遮るものが無い美ヶ原。
強烈な風が吹き抜けるんだ。
「はい、これはね樹氷です。
え~と、強い風にですね~。
空気中の水分や雪が~、え~、木に張り付いて凍ったものです~。
風上の方に向かって大きくなってますね。
これが~時間が経てば~、もっともっと大きくなりますよ」
風はますます強くなってきた。
「はい、これオオシラビソですけど、見ていただけますか?
こちら表ですけれども、ほらこの裏の方、
葉っぱ一枚一枚が全てこうやって凍ってしまいましたね~。
凄いですね~」
氷が付いた葉っぱは、まるで砂糖菓子みたいだ。
夜の美ヶ原、天然のプラネタリウムとして、マニアにとって憧れの星空。
<山旅スケッチ>
〇天然プラネタリウム
山小屋で出会ったイケダヨシノリさん。
二週間に一度は通って来るそうです。
〇山小屋の常連
池田吉則さん
美ヶ原の星空の魅力は?
「暗さもあって、あの~、これだけ見渡せる所ってね
他に無いんじゃないかなと思って、
あと見える星の数が多分全然違うんだと思うので、
そこが多分魅力の一つだと思います」
*撮影:池田吉則
池田さんが撮った美ヶ原の星空。
あ~、凄い星の数ですね~。
〇オリオン座
オリオン座の下に池田さんのお気に入りの星がある。
〇カノープス
それはカノープスという星。
「非常に明るいんですけど、但し地平線のギリギリなので、
かなりその~、見える範囲が狭いのでね、あのそれが星が見えるというと、
え~、非常に特別なことだと思ってます」
〇2018年11月撮影
〇カノープス
カノープスはこの美ヶ原でも見つけるのが難しいそうだ。
中国ではこの星を見ることが出来たら、長生きするといわれている。
「それが見える日があるので、それを求めて何度もね通って来て」
果てしなく広がる星空。
美ヶ原ならではの魅力の一つだ。
今回は一日目、カノープスの観測をしたところまでと致します。
次回は二日目、日の出を見に行くところから始めます。