スピーカー張り換えで1日潰れる。
- カテゴリ:日記
- 2022/04/10 22:01:12
オンキョーの小型バスレフ、修理終了。これまた良い音で鳴ってくれた(欲目)。
アンプも同じメーカーだからか、相性が良くゆとりも感じさせる。
しかし……疲れました。こんな大工事になるとは思わなかった。
ネットワークを修理してもダメ。スピーカーユニットの異常と判明し落胆。
幸い似た機種のストックがあり、スピーカーを入れ替えることにしたが……
コーン紙や周囲のエッジという部分、時がたつとボロボロになるんです。
一方はコーン紙もエッジも大丈夫だが音の割れるスピーカー。
もう一方は正常に鳴るがエッジが風化しボロボロ落ちそうなスピーカー。
四半世紀前の安物だが、やるしかない。スピーカーのニコイチだ。
最近は張り替え用のエッジも安く出回ってるんですが、
完全に無事な1本と音質を揃えることを狙うなら、エッジ移植がベター。
そこでボロボロの部分は全て取り除き、壊れてるほうのエッジを慎重に切り取る。
合わせて2時間の作業後にメインイベント、ボンドでの接着作業。
元がゴム系の接着剤だったので似たものを使ったが、困難を極めた。
油断すると関係ない部分にくっついてやり直し。ミスれば全てがオシャカ。
……やり遂げた後に充実感はなく、疲労が全身を支配した。
再組み立ても面倒。この時代の製品は分解修理を前提としていないので、
無理やりバラした後始末や補強も必要。半日以上かかりました。
しかし報われた。アンプには2組のスピーカーを繋げるので、
パイオニアとオンキョーを交互に鳴らして比較するのもスイッチ1つ。
スゴイぞ、オーディオショップの試聴室みたい。
パイオニアの引き締まり気味の低音に対しオンキョーは柔らかめ。
シンバルやブラスが煌めくパイオニア、適度な張りで響くオンキョー。
むむむむ、甲乙つけがたい。どちらも一軍入りだ。
ケーブルや高級パーツに拘らない質ですが、今回はケーブルも購入。
オーディオテクニカの一番安いヤツを10mほど買って、
部屋の短辺のほぼ両端にスピーカーを置いてます。
このくらい空けるとステレオ聴いてるって感じがするんです。
オーケストラもヴァイオリン左側、コントラバスやチェロは右、
木管や金管が中央から右、やや左奥でティンパニー……佳き哉、佳き哉。
音楽を聴くための道具なんだから、音楽を楽しんでこそ本望だろうに、
どうも脱線が甚だしい。でも欲しい物は古い製品ばかりで、
例外なく修理が必要になる。アナログ好きの宿命です。いや、業です。