日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/04/02 00:15:47
こんばんは!2日(土)は、北日本から西日本は広い範囲で晴れるでしょう。
東海から近畿南部では所によりにわか雨がある見込みです。
南西諸島は曇りや雨となるでしょう。
訪れるのは四国徳島の剣山(つるぎさん)。
大雪原が広がる頂を目指します。
雪化粧した
たおやかな峰
名の由来の
巨石!?
剣山の弟
次郎笈(じろうきゅう)
南国に広がる大雪原
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剣山
西日本第2の高峰剣山。
東西200kmに及ぶ四国山地の奥深くに聳えます。
〇剣山(1955m)
名前のイメージとは異なり、山頂は嫋(たお)やか。
冬になれば頂に大雪原が広がります。
*冬用タイヤを装着しています
徳島市内から車で2時間余り、剣山が見えてきました。
〇剣山
〇見ノ越(みのこし)登山口
登山口で案内してくれる方と待ち合わせ。
こんにちは。
〇登山ガイド 松本智広さん
「登山ガイドの松本智広(まつもとともひろ)です~」
よろしくお願いしま~す。
「よろしくで~す」
四国の登山マップの調査、執筆を手掛ける松本さん。
中でも剣山は特別な山だといいます。
「ワンガンホーゲルの仲間が剣山の山頂で、結婚式挙げたんですね~。
で~、その時にカミさんと出会ったんですよ」
〇剣山で出会い結婚
「そういう思い出の山ですね」
わ~、素敵。
ところで、今回の見どころは?
「あの~、四国の山って~、あったくて雪なんか積もらないっていう、
思っている人がいるんですけど、ご覧の通りね、雪がいっぱい降ってて、
その~雪の降った剣山、ほんと魅力がいっぱい。
素敵な所があるんで、それをね、案内したいと思います」
今回は一泊二日の山旅。
1日目
初日は冬景色の巨樹の森を進み、大剱岩(おおつるぎいわ)へ。
その後、洞窟のある行場を経由し、剣山の頂へ。
この日は夕陽の星空が綺麗な野営場でテント泊。
2日目
二日目、再び剣山の山頂で御来光を拝んだ後、
剣山の弟分、次郎笈へと縦走。
その山頂から剣山を仰ぎ見ます。
*下山は来たルートを戻ります
*撮影:2月初旬
「さっ行きましょう。
登り始めはね、神社の参道、階段ですね~」
神社がスタートなんですね~?
「そうです~、この参道はね、昔は山岳信仰の裏参道だったんですけど~、
今はねもうポピュラーな、もう表参道みたいなもんです~」
山岳信仰の道だったんだ~。
「そうそう剣山はね~、昔、太郎笈(たろうぎゅう)とか呼ばれてて、
その笈っていうのは、行者さんが背負うおいとかね、おいするとか
いわれる箱なんですね。
そういう意味があるんです」
〇笈(ぎゅう) 行者が衣類・食器などを背負う箱
へぇ~。
「山岳信仰の、ね、盛んな山だったんです」
〇剱神社
パンパン♪
「ちょっとね、ここから滑るかもしれないんで、
アイゼン履きましょうかね~」
そんなに雪が深いんですか~?
「そうですね~」
爪が12本のアイゼン、本格的だ~。
「はい、ここから4km。
ね~、いよいよ本格的に登山しま~す」
お願いしま~す。
わぁ~、確かに雪が多いですね~?
「そうでしょ~?
前の日に降った雪がね、凍ったりするんで~、
やっぱアイゼンは入りますよね~」
四国ではこの剣山で雪山デビューする人が多いんだそう。
「僕は今、ガイドの仕事もやってるけど~、林業の仕事もやってるんです~」
へぇ~。
「でね、剣山はね、大きい木が多いんですよ」
そうなんですか~?
「このブナも大きいでしょ~?ね~?」
ほんと~。
「苔なんかも付いてるし、好きですよ、この木は」
「巨大な木の森が続いて、気持ちいですよ。
は~、剣山ならでは~」
古くから神の領域とされてきた剣山。
木もほとんど切り倒されること無く今に至ります。
結構開けてきましたね~?
「は~、お~、は~、す~ごいよ。
え~、あ~、は~、光ってますね~、は~。
うわ~」
気持ちのいい青空。
「この奥が剣山のピークになります」
歩き始めて40分、山頂がもうこ~んなに近くに。
「石横って綺麗なのが次郎笈になりますね」
〇次郎笈
「な~んか雪もキラキラ光って、ダイヤモンドが散らばってるみたい、は~。
ほ~んとに綺麗だ、は~。
呼んでるよ。
早くこっち来いって言ってるような感じ」
「はい、大体ね、もう半分以上来ちゃいました。
意外と歩きやすいでしょう?」
そうですね、剣山という名前から険しい山だと思ってました。
「立山連峰の剱岳とか、あの中央アルプスのね宝剣山(ほうけんざん)。
ね、意外と険しいような、そんな印象ありますよね。
ここは違うんですよ」
今回はこの辺りで終了と致します。
次回は剣山の名前の由来等の紹介から始めます。