お嬢様はチョコミントもお好き♥～セバスとお嬢様～
- カテゴリ：自作小説
- 2022/03/23 21:16:39
セバス特製チョコミント(*^-^*)
もらったステキコーデ♪：52
チョコが大好きなとあるお屋敷のお嬢様。
（名前はまだ決めてません(^-^;）皆さん良ければ考えてやってください。候補から決めようかな。名前あった方がいいですよね？(´ω`)）
しばらく前からお気に入りの執事のセバスチャンの様子がおかしいことに気が付いて、
学校にいる間もどうもそのことが気になって気が気ではありませんでした。
学校が終わったら寄り道もせずにまっすぐ帰宅して
セバスチャンに気づかれない様にこっそりと彼の動きを探っていました。
「一体セバスは何をしているのかしら？」
（彼女は彼のことをセバスと呼ぶのが好きでそう呼んでいます。お屋敷では彼女しかこの呼び方はしません。
※セバスと呼ぶようにした理由は私が昔見たギャグマンガで同じように執事をセバスと呼んでいたからです( *´艸｀)）
毎日の様にあとを付けていますが彼も勘が鋭く頭が良いタイプなので、彼女の行動をなんとなく気が付いているのか、ちょっと油断してふと目を離すと知らないうちに姿が見えなくなっていることもよくあります。
またどこかに行っちゃったわ(^_^;)でも、諦めないわ！
謎がはっきりするまで探り続けてみせるわ✨
それにしても、こういうことをしているとホームズとワトソンになった気持ちね(#^^#)
シャーロックホームズを始め探偵小説の大好きな彼女はセバスの動向を探っている自分が名探偵のお話につきものの犯人に気づかれないように謎を探っている名場面を自分も体験しているような・・・そんないい気分になってきました。
そんな気分でぼんやりとしていたところ・・・
「お嬢様、私になにか御用でしょうか？」
とセバス、いやセバスチャンに声をかけられてしまいました。しまった。ついついいい気分でぼーっとしていたら、セバスに見つかったみたいね。名探偵になったつもりの妄想していたので顔もゆるんでいたのでそれが急に恥ずかしくなりました(*ﾉωﾉ)
「いえ、なんでもないわ。ちょっとここに用事があっただけよ」となんとか答えました。
「そうですか。こちらは危険な調理用具もありますので
お気を付けくださいね」と気遣うセバスチャン。
私の行動に気が付いていそうだけど、気遣ってくれる言葉をかけてくれるところはやっぱり優しいのよね(´ω｀*)♥
その後もお屋敷のハーブ園にいつも以上にいる時間が多かったり、最近は彼に近づくといつも同じハーブの匂いがしているみたい。
ハーブやお花を育てるのもまめにしている様子の彼だけど、
普段よりも明らかになんだか長い時間いるわよね。
調理場にも食事の準備や料理人たちの管理の仕事が普段あるとはいえ、準備や配膳以外の時間にも入り浸っているみたい・・・。
「やっぱりおかしいわ。」
しかし日中いくらあとを付けたり他の屋敷の職員にセバスの行動について聞いてみてもはっきりしたことが分かりません。
ハーブと調理場の謎・・・。
「私はもっとはっきりした答えが知りたいのよ～！！(>_<)」そう、彼女ははっきりしないともやもやしてしまう竹を割ったような性格の子なのでした。（本当のことを知りたがりなのは私と似てますね(*^-^*)）
何か起きているのにそればが分からないのって苦手(;´･ω･)
追跡も2週間を過ぎ、さすがに我慢の限界に来た彼女の取った方法は・・・
ゴソゴソ・・・これで大丈夫ね(ΦωΦ)
ベッドの中にお気に入りのイルカの抱き枕をいれて
毛布をしっかりかけて、と。
自分が寝ているようにイルカで偽装工作をして、
深夜にこっそりと自室を抜け出しました。
実は日中にセバスを追っていてもどうもこれぞといった
証拠がつかみきれなかったのですが、
昨日珍しく寝る前にコーヒーを飲んだら途中で目が覚めてしまい、仕方ないので屋敷の中をあちこち歩きまわっていました。
今日は綺麗な満月だし、夜中の散歩も悪くないわね、そんな風に思いながら歩いていると、
ちょうど調理場に近づいた時、カタ...カタカタと物音が。
何かしら？とこっそり静かに中をのぞいてみるとそこにはセバスがいました。
彼は冬の綺麗な青い月の光を綺麗な艶のある髪と全身に浴びながらエプロン姿で熱心に何か作業しています。
やったわ！！(´▽｀*)秘密がこれでわかる！！
そう思った彼女でしたが、
彼の真剣なまなざしを見ていたら、どうも驚かせたり気が付いたことを教えるのは良くない様な気がして、
そのまますぐ部屋に帰ったのでした。
それでもやっぱり翌日にはど～しても気になってしまって。
今夜こそは声をかけてみようと部屋を抜け出したというわけです。好奇心には勝てないタイプみたいですね(´艸｀*)
今日こそ謎が解けるわ！ドキドキしながら調理場へ向かうと
調理場の入り口にセバスが立っていました。
「お嬢様、深夜のお散歩ですか？」とセバス。
「え～と、眠れなくてちょっとだけね。
セバスこそこんな夜中に何をしているの？」と聞き返してみると、
「そろそろお嬢様がいらっしゃる頃かと思いまして」と答えてきました。
うっ！まずい、もうバレていたのね(^-^;
そしてたたみかけるように「お探しのもの明日には完成いたしますので、もうしばらくお待ちください。」と続けて言ってきました。
「明日まで待てないわ・・・」とついつぶやいたところ、
「そうおっしゃると思いまして、こちらは完成品とは違うものですが・・・」
そういって彼はテーブルの上にあるムースの方に手を動かしました。
「明日のお菓子の材料を使って作ったチョコミントのムースでございます。どうぞお試しください。」と。
明日まで待てないであろう私の行動を予測して事前に違うお菓子をテーブルに準備していてくれたようです。
お菓子を食べながら「明日のお菓子も気になるけれど、これも美味しいわ。私がムースやババロア好きだから作ってくれたのね。」
と喜びながら伝えると
「はい。お口に合って良かったです。」と少しだけ笑顔でセバスが答えました。
「明日のお菓子は大好きな友達と食べたいわ♬
準備してくれるわね？」と聞くと
「勿論でございます。お友達とご家族の皆様にもご用意しております。」とセバス。
翌日の夕方にはお友達とチョコミントパフェを楽しむことができたお嬢様。
ムースも美味しかったけどパフェもいいわね✨
チョコミントアイスが入っているから昨日は食べられなかったのか・・・と気が付きました。
彼女が潜入したのは真夜中だったので、その時にはまだアイスが凍っていなくて彼はパフェを出せなかったみたいですね。
パフェの味を思い出しながら幸せな気分で自室くつろいでいる内に、必死にセバスの秘密を追いかけていたことすらちょっと忘れかけていましたが（幸せなことがあるとそれで頭がいっぱいになってしまうタイプなので）
そろそろ眠ろうとベットに入って今日の事を思い返してみていると、
私が探っていることを先にセバスに気づかれていたみたいだからちょっと残念で負けちゃった気もするけど、美味しい物を作ってくれるのは幸せよね。
嬉しいな♥
でもね、やっぱりセバスは秘密や謎が多すぎると思う。
だからまた謎を知りたくて探ってしまう日がやってくる、そんな気がしてならない彼女でした(´ω｀*)
彼の新作チョコミントパフェはやっぱり大のお気に入りのお菓子になり、翌日にもセバスにねだって作ってもらって大満足な彼女の姿、それがこのコーデになりました(#^^#)
普段は家ではラフな服装を好む彼女ですが、
この日は例の彼と一緒に自室でチョコミントパフェを食べたみたいですね。おしゃれするはずだわ(*´з`)
話には何度か出ていましたがコーデ初登場のお嬢様は
過去のお話のイメージから、
元気で好奇心旺盛で心優しいちょっと繊細な子かな？と。
そんなイメージに合わせてポニーテールの髪型にしてみました。
いや～長くなりましたね。書きごたえがありました。
書いているうちに色々妄想していたのでまた続けて書こうかな。
読んでいただいた方ありがとうございました～(^_-)-☆
すごいな 作家さんみたいだね。
ころねちゃんの職業って作家さんか編集記者？と思ってしまう。
また時間がある時ゆっくり読み直しに来るね。
お嬢様の名前安易かしら？先週の新作の名前アデリーヌはどうかな？
可愛い名前だと思ってね。
ころねちゃん これを考え書くのにどれぐらいかかったのかな？
すごいわ（パチパチパチ）
この続きもぜひぜひ楽しみにしてます～♪
アイテムやコーデから、素敵な発想をされますね。♪
お腹いっぱいでつ～ ヽ(=´▽`=)ﾉ
ごちそうさまでした ＾人＾