日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/03/08 00:10:03
こんばんは!8日(火)は、北日本から西日本では晴れる所が多いでしょう。
北海道では雲が広がりやすく、所により雪が降りそうです。
関東は伊豆諸島では雲が広がり、所により雨や雪が降る見込みです。
小笠原諸島は雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所もあるでしょう。
土砂災害に注意、警戒してください。
南西諸島は明け方まで雨の残る所があるものの、
次第に天気は回復に向かうでしょう。
神秘
悠久の森
威容を誇る
岩壁
豊かな
山の命
山中に残る
修行場
尾根に続く
古道
古の祈りの峰を行く
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英彦山
〇写真家 船尾進さん
カラコルムやマッターホルンなど、世界の山に登ってきた写真家の船尾修さん。
日本の原風景が残る大分に移住。
山への祈りをテーマに撮影しています。
*撮影:11月中旬
前回は南岳山頂直下の最後の岩場を登っている所までの紹介でした。
今回はいよいよ3つのピークの山頂を目指します。
出発から7時間半
「あっ、こんにちは~」
「あっ」
「あっ」
「着きましたね~」
やっと着いた~。
「はい、あのここが英彦山の、あの最高点で、あの南岳ですね。
標高1199m」
英彦山最初のピーク、南岳に到着。
〇英彦山南岳(1199m)
〇中岳(1188m)
*2021年11月時点
上宮修復のため立ち入り禁止
続いて中岳の山頂へ。
そして英彦山3つ目のピーク、北岳へ。
「よ~いっしょ」
〇北岳(1192m)
「北岳山頂に到着しました。
どうもお疲れ様~」
ありがとうございました~。
「2日間頑張りましたね」
良く歩きました。
「あ~、今日は天気がいいから~、綺麗ですね」
大分県側の山が一望出来る。
「遠くの方にちょっと霞んでますけどね~、あの~、くじゅう連山」
〇くじゅう連山
「それから~、由布岳なんかも見ることが出来ますね」
〇由布岳
豊後富士と呼ばれる由布岳。
〇写真家 船尾修さん
「やっぱり昔から~、そうやって祈りの~、その対象であったっていうことは、
まぁやはり、あの、山そのものが持っているエネルギーっていいますかね~。
それがあったからだと思うんですけどね。
まぁそういう~、何か大きいものの存在っていうのはね、
こう感じられるような、あの~、そんな気がしましたね~」
古より崇められてきた九州の霊峰、英彦山。
厳しい修行の道を辿(たど)り、信仰の奥深さに触れた山旅でした。
JR夜明駅から車で30分、釈迦ヶ岳登山口で
写真家の船尾修さんと待ち合わせました。
まずは苔蒸した森の中を登って行きました。
石に大木が纏わりついていまして凄い迫力でした。
稜線まで上がって行きますと、展望が開けてきました。
歩き始めて1時間、釈迦ヶ岳に到着です。
ここからは福岡側から大分側まで見渡せることが出来ます。
英彦山の南岳や中岳が見えます。
そして修験者が巡礼の為に歩いた道を、尾根づたいに辿って行きました。
釈迦ヶ岳からの下りです。
シラキやオオモミジの紅葉が綺麗でした。
森中に響く鹿の声、そしてヒガラの声。
出発して3時間半、岳滅鬼山に到着です。
切り立つ岩場、まさに修行の道でした。
そして岳滅鬼峠に到着です。
一日目は麓に下りて一泊しました。
二日目は岳滅鬼山登山口から出発しました。
法華窟といいます一枚岩の大きな岩場がありました。
岩の中には大きな穴が開いていました。
そして再び岳滅鬼峠へ。
目印の少ないルートを通りました。
狭くて痩せた尾根です。
凄い切れ落ちていました、下がです。
アップダウンがあり、岩場にはロープが付いていました。
足を滑らせないようにして到着です。
ススキの穂で一面真っ白でした。
そして今度は下り。
凄い岩壁で高さが100mはありそうの迫力です。
その巨大な岩の下を行きました。
そして分岐点に到着。
英彦山信仰の分かるような場所に寄りました。
杉の巨木があり、針葉樹の森の方へ入って行きます。
鬼杉という樹齢が1200年の杉がありました。
そこにはコマドリという鳥も生息をしていました。
五重塔もありまして神秘的です。
そして玉屋窟という風格のあるお社がありました。
そして石がゴロゴロとしている所を抜けますと、岩場が出てきました。
南岳山頂直下の最後の岩場がありました。
石や岩を昔の人は何かがあると思っているのもうなづける英彦山でした。