日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/03/07 00:26:58
こんばんは!7日(月)は、北日本から東日本の日本海側では
午前中を中心に雪や雨が降りますが、午後は次第に止む見込みです。
北日本から東日本の太平洋側は概ね晴れますが、
西日本は雲が広がりやすいでしょう。
南西諸島は雨が降り、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
神秘
悠久の森
威容を誇る
岩壁
豊かな
山の命
山中に残る
修行場
尾根に続く
古道
古の祈りの峰を行く
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英彦山
〇写真家 船尾修さん
カラコルムやマッターホルンなど、世界の山に登ってきた写真家の船尾修さん。
日本の原風景が残る大分に移住。
山への祈りをテーマに撮影しています。
*撮影:11月中旬
前回は登山二日目、昨日降りて来た岳滅鬼峠に戻って来たところまでの
紹介でした。
今回は尾根へ向かう所から始めます。
〇英彦山
あれ?道はどこ?
「はっきりとした、あの~、もう登山道という感じではないので、
注意して行きましょうね」
目印の少ないルート、道を見失わないように。
わ~、狭~い。
「わっ、ここはかなり痩せた尾根ですね~。
凄い切れ落ちてます、下が」
ほんとだ~。
「あっ、アップダウンがありますね、今日もね。
頑張って行きましょう」
はい、頑張りま~す。
「うっ、ちょっと気をつけてくださ~い。
ほそ~、細くなってますよ」
分かりました~。
「少し岩場をこっからへつるんでね、あのロープ付いてますけど。
まぁしっかり~、あの岩のホールド見て行きましょう」
岩を良く見て、ですね~。
え~、ここを行くんですか~?
「まぁちょっと苔が付いてるので、
あのその辺ちょっと注意して~、行きましょう」
緊張する~、足を滑らせないように~。
あ~、登り切った~。
え~、ここは~?
「や~、凄いですね~。
ちょうど光が反射してて~、綺麗ですね~」
ススキの穂で一面真っ白。
今度は下り。
「わ~、凄い岩壁ですね~」
凄い迫力~。
高さ100mはありそう。
「何回見ても~、ここは凄いな~っといつも思うんですよね~。
もうちょうど紅葉がね、あの岩壁に張り付いてる感じで、
今一番繁栄してる時期じゃないですか」
巨大な岩の下を行(ゆ)く。
「あっ、分岐点に着きました~」
どっちに行くんですか~?
「まぁ今日はちょっと時間がまだあるので、まぁせっかくですので、
まぁ英彦山信仰の分かるような場所、幾つかありますんで、
それらを少し寄ってから、あの山頂に向かい入りしましょうか」
「杉の巨木が出てきましたね~。
え~、こっからはですね~、針葉樹林の方へ入って行きますね」
この辺りの杉は修験者が植えたそう。
〇鬼杉
こちらは鬼杉(おにすぎ)。
樹齢は推定で1200年。
〇コマドリ
な~んだか神秘的。
「まぁここの~、木も凄いですね~。
岩の上に何か乗った感じで、根が凄い出てますね。
あ、上の方には何だろう?
五輪の塔か何かが建ってますね~。
もう英彦山周辺、もう全体がですね~、あの聖域だったですから~、
あの~、あちこちにこういった祈りの痕跡が、
あの~、歩いていると見られますよね」
「あ~、ふ~、あ~、え~とこちらがですね~、
え~、玉屋窟(たまやくつ)になります」
〇玉屋窟
風格あるお社。
「ここが~、あの英彦山信仰のまぁ始まりという風にいわれています」
わっ、このお社、洞穴の入口に造られてる。
伝説によると僧が修行をしていた時、
洞穴の奥から竜が現われ、宝の玉を授けてくれた。
それが玉屋窟の名前の由来だとか。
「昔の人っていうのは、あの岩とか石とか、そういったものにね、
何か凄く、何か人間を超えた存在。
やっぱりそういう姿を見てたんじゃないかな~と思いますね~」
「あっ」
再び山頂を目指す。
石がゴロゴロ~。
「今ちょっと息切れますけど、休み休み行きましょうか」
「あっ、岩場が出てきましたね~、
まぁあの~、南岳山頂直下の、もう最後の岩場になりますんでね。
まぁ慎重に登りましょう」
はい。
それにしても大きな岩ばかり。
「あの、岩がちょっと脆い所もあるので、
最後の最後ちょっと怪我しないようにね行きましょう」
尾根に続く古の道。
霊峰の頂まであと少し。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回はいよいよ南岳、中岳、北岳の山頂を目指します。