日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/02/26 00:31:23
こんばんは!26日(土)は、西日本から東日本は晴れるでしょう。
北日本は午前中は晴れる所が多くなりますが、
午後は日本海側を中心に所々で雪や雨となり、雷を伴う所もありそうです。
南西諸島も日中は晴れる見込みです。
訪れるのは大分、湯布院のシンボル、由布岳。
冬、霧氷に覆われた白銀の頂を目指します。
山肌に咲く
霧氷の花
雪をまとう
断崖絶壁
スリル満点の
お鉢巡り
氷の花咲く 白銀の峰
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湯布院 由布岳
〇湯布院
温泉で知られる湯布院。
町の後ろにどっしり聳える由布岳は2つのピークを持つ
双耳峰(そうじほう)です。
その優美な山容から豊後富士とも呼ばれます。
奥に見えるのがお隣別府のシンボル鶴見岳です。
〇鶴見岳
*この番組は2021年2月15日に放送したものです
湯布院は年間400万人以上が訪れる人気の観光地です。
温泉の湧出量は別府に次ぎ、全国第2位。
由布岳を望める露天風呂も魅力の一つです。
〇由布院駅前
案内してくれる方と由布院駅の前で待ち合わせ。
*撮影:1月上旬
おはようございます。
男性の方「おはようございま~す」
〇嘉手川良さん
「え~、本日由布岳の案内をさせていただく嘉手川(かてがわ)といいます。
どうかよろしくお願いしま~す」
よろしくお願いします。
嘉手川良(かてがわりょう)さんは、湯布院で宿を営む傍(かたわ)ら、
由布岳でイベントを行い、その魅力を伝える活動をしています。
今の見どころを教えてください。
「今の時期は何といっても山頂付近で見れる霧氷なんですよね~。
木が氷でびっしり覆われる真っ白な風景を
是非皆さんに見てもらいたいと思っています」
冬の由布岳と鶴見岳を巡(めぐ)る一泊二日の山旅。
1日目
一日目、湯布院の町から歩き出し、登山口へ。
杉林を抜け、大草原を巡ります。
霧氷が美しい急登を行き、まず最高峰の西峰(にしみね)へ。
お鉢の縁(ふち)を辿(たど)って大展望が広がる
東峰(ひがしみね)を目指します。
この日は中央登山口へ下ります。
2日目
二日目は、隣に聳える鶴見岳へ。
夜明け前に出発し、山頂を極め、展望台へ。
御来光に染まる由布岳を望みます。
帰りはロープウェーを使って下山する全行程13kmの中級者向けのコースです。
午前8時出発
「ここが湯布院で一番の観光通りとなります」
さすが湯布院、お洒落なお店が並んでますね~。
町から歩くこと20分、道路の脇に看板が~?
「え~、これは由布岳の西登山口の入口ですね~」
〇阿蘇くじゅう国立公園
由布岳西登山口
登山届を出して由布岳の懐(ふところ)へと入って行きます。
杉の木立の間をまっすぐに伸びる道。
木が十間隔に並んでいて、何だか整列してるみたい、面白い景色だな~。
登山口から40分
「え~、こちらが湯布院の広がる大草原地帯となりま~す」
わ~、広々としてるな~。
山肌を覆っているのは、ススキや根笹。
この草原は湯布院の名物なんですって。
「ちょうどこの右側が~、草原地帯ですね。
左側が森林帯なんですが~、はっきりと分かれているのは、
ここが全部を野焼きっていって、全てを焼くんですよね」
〇野焼き
毎年2月から3月にかけて行われる由布岳の野焼き。
新芽の成長を促すと共に害虫駆除の効果もあるといわれています。
こんなに草原が綺麗に保たれているのは、毎年生まれ変わっているからなんだ。
風が吹くとサラサラと音がする、心地いいな~。
見渡す限り黄金色(こがねいろ)。
奥の方に見える岩とのコントラストも面白いな。
「そうですよね~、ちょっと日本じゃないみたいな風景ですよね~」
雄大な景色を楽しみながら、草原に延びる一本道を進んで行きます。
「今、少しだけなんですが、山頂が見えてきましたね~」
山頂の方は結構険しいですね~?
「由布岳は、2200万年前に一番最後にふんかしたっといわれているんですが、
未だに生きている活火山なんです」
*諸説あります
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
湯布院の温泉が育む恵み
由布岳の恵みを受け、良質なお湯が豊富に湧き出る湯布院温泉。
源泉の数、湧出量共に全国第2位を誇ります。
そうした湯布院ならではの光景が見られる場所があります。
〇金鱗湖(きんりんこ)
由布岳の麓にある金鱗湖。
冷え込む朝には靄(もや)が立ち込め、幻想的な世界が広がります。
暖かい温泉が流れ込み、水温が高くなる為に起こる現象です。
湯布院の冬の風物詩として知られています。
湯布院では温泉を入浴以外の目的でも利用しています。
花や野菜などを温室栽培で育てているのです。
パイプの中に温泉を流すことで、室内を温めています。
さらにこんな効果も。
女性の方「温室を温めた残りのお湯を植物にあげてます」
〇小山裕子さん
「温泉の力は凄くて、あの沢山のミネラルを含んでいるんで、
野菜の味とかが全然濃くて美味しくなるんです」
温泉に育まれた新鮮な野菜。
由布岳の恵みはこんなところにも生かされているんですね~。
道は草原からつづら折りへ。
眼下に湯布院の町が見える~。
だいぶ高い所まで登って来たな~。
「実はここから~、九州にある百名山のうち、2つが見えるんですよ」
2つも見えるんですか~?
〇くじゅう連山
「ずうっと連なるように見えてるのが~、
九州の屋根ともいわれているくじゅう連山ですね~」
〇中岳(1791m)
最高峰は中岳。
薄っすらと雪を纏(まと)ってる~。
〇祖母山(そぼさん)(1756m)
そして大分と宮崎の県境に聳える祖母山。
綺麗な形だなぁ。
登山道が雪に覆われてきた。
「だいぶ雪が深くなってきましたね~。
ちょっと用心の為に、ここでアイゼン付けましょうか~?」
はい。
〇アイゼン
チェーンスパイク 軽アイゼン アイゼン
固まった雪の上や氷の道を歩く時は、
滑らないようにアイゼンやチェーンスパイクなどを着けよう。
あっ、足元だけじゃなくて、木々も白くなってる。
「こことかここも霧氷の始まりです」
ほ~んとだ~。
〇霧氷
霧氷は気温が氷点下で空気中の水分が風によって
木に吹き付けられて氷となったもの。
「風に向かって~、え~、氷がどんどんと成長していきます」
なるほど~、それで枝の片方にしか、氷が付いてないんだ~。
わぁ~、陽の光に照らされて~木々が輝いてる~。
空の青に映えて~、綺麗だな~。
まさに氷の花って感じ。
「今日は最高ですね~」
霧氷に包まれた木々が山肌を覆い尽くしている。
まるで白い桜が満開になってるみたい。
真冬のお花見、とっても素敵な景色だな。
出発から3時間、剝き出しの岩が目立つようになってきた。
「ここから~、え~、西の頂上までは~、ぐっと険しい岩場がずっと続きます」
いきなり見上げる程の岩場。
いい鎖もあるけど、これは大変だ~。
今回はこの岩場を見上げる所までと致します。
次回は鎖場の登り方をガイドの嘉手川さんに教えていただきますところから
始めます。
ももさん、どうもお疲れ様です。
そうですね、2つのピークがありますね。
一度伺ってみたい大分を代表する山ですね。