火のない所に煙は立たぬ
- カテゴリ:日記
- 2022/02/24 01:35:59
良く知られる
『火のない所に煙は立たぬ』という諺は
まったく根拠がなければ噂は立たない
煙が出ているならその下には必ず火はあるはずだ!
ということなのですが
最近は、煙を見る前にガンガンに立った火柱を見ることが多くてw
ネット上の炎上を見るたびに風情がないなと思うわけなのです
この諺ですが逆は成り立つのでしょうか?
つまり『煙立たぬ所に火はあらず』ということなのですが
これは、成立しない気がします
そもそも煙とは何か というと
未燃焼ガスなのです。
有機物が不完全燃焼を起こすことで生じる炭素の微粒子が発生するのですが
これが煙の正体です
この未燃焼ガスに再度空気を送り込むことが出来れば
未燃焼ガスは完全燃焼して煙は出なくなります
これを二次燃焼と言い、これを応用したものが
ソロストーブとか焚火台といったアウトドアで見かける製品なのです。
これをさらに兵器転用したのがいわゆるアフターバーナーで
ジェット機の排気に燃料を混ぜた酸素をぶち込むことで
更なる推力を得ることが出来るようにしたのです。
さて本日4時半ごろのことです。
利根川にかかる上武大橋を渡っていると、
下流方面にもくもくと煙が見えるじゃないですか!
てっきり野焼きでもしてるのかと思ってました。
7時頃ニュースを見ていると流れていました
まだ燃えていると・・・。
結局2kmに渡って燃えてしまったようで
まあ河川敷を焼いただけで被害がほとんどなかったのが不幸中の幸いですかね
やはりこの季節、火の用心ですよね!
あ、この火の用心って言葉、意外と古いということ知っていますか?
家康の家臣 鬼作左と言われた猛将 本多重次が
長篠の戦いの陣中で家族にあてた手紙
「一筆啓上 火の用心 おせん泣かすな 馬肥やせ」
というのが歴史上はじめて火の用心が世に出たと言われています。
火事と喧嘩は江戸の華なんて言われてはいますけど
やっぱり火事は怖いですよね
皆さんにおかれましては、くれぐれも火の取り扱いにはご注意くださいませ。