南の魔女クレア118
- カテゴリ:自作小説
- 2022/02/22 21:27:07
ドラゴンが帰って来るのが遅いのでクレアは一度やってみる事にしました。
クレアはイメージを作って其れを試してみました。
岩は一撃で粉々に破壊されました。帰って来たドラゴンはコントロールと風を剣の様に細く鋭くすることが出来てないと怒りました。
其れからドラゴンは薪小屋の薪を持って来て其れを剣で切った様に切る様にクレアに命じました。
なんどやっても薪は折れてしまいます。其の日は其れで終わりました。
修道院に帰って来たクレアは庭で実際の剣を使って薪を何度も切ってみました。
余程の力を入れないと薪は剣で切れる前に薪が良くて折れると言う事が解りました。
早さが必要だったのです。
クレアはボルアートとやった剣の訓練を思い出しながら剣を振る速さを体に染みつけて行きました。
次の日にクレアは薪を風で作った剣で切る事が出来ました。
次は小岩を斬る事に挑戦しました。今度はスピードだけでなく力も必要です。ドラゴンは其の為に其の風の剣に魔力を込めるのだと教えてくれました。
クレアは魔力を込めて其の小岩を斬ると何と土まで切れて鋭い日々が土に筋を作って出来ました。
此れも岩の大きさによるコントロールの仕方をクレアは教えられて最後にドラゴンが持ってきた大きな岩も真っ二つに切れる様になりました。
次の日はクレアは「気」の見つけ方を教えて貰いました。所謂「気配」の「気」です。
此れは敵よりも早く敵の存在を知る為に必要な数人のパーティで色々な所に賞金稼ぎの仕事に行くときに役に立つそうですがクレアはそんな事をする気は無いので必要ないとおもいましたが此処でドラゴンの機嫌を損ねると其のあとの水龍を操る事が出来る杖の作り方を教えて貰ないと困るので慎重な面持ちを出して教えて貰う事にしました。
何と目をつぶって心を落ち着かせて心の中を「無」にすると此処は色々な魔女達が魔力を作って色々な決壊を作ったので其の決壊の「魔気」がかんじとれると言うのです。
クレアは言われたとおりにしてみましたが何も感じ取れません。ドラゴンは其れは邪念が多いからだと言いました。
何度も繰り返して見て其れが感じ取れる様に成るまで精神統一をして「心を無にして其れを感じ取れ」と言うとドラゴンはまたどこかに行ってしまいました。
仕方なしにクレアは目をつぶって空気の匂い風の匂い城の匂い城を修復するのに使った新しい木材の匂いを感じて次第に其れを城の周りの森の方へ意識を持って行きました。
するとそこにはピンク色の無数の薄暗い所で一筋の日の光が在っていると其の中に漂う埃が見える様に森全体に其れが濃い所や薄い所や細かいのや其れよりもやや大きいのが見えました。
クレアはしばらく自分の気配を消して其の中に意識だけを入って行って一緒に意識を浮遊させました。
濃い所に入ると息苦しさを感じました。そして圧倒的な魔力の気を感じて此れの事かと思いました。
そんな事をやっているとドラゴンに揺り動かされてハッと我に返って何時の間にかドラゴンが帰って来ているのに気が付きました。
ドラゴンの手には鳥籠の様な物があります。ドラゴンは其の中に「魔気」を食べている虫の妖精がいると言うのです。
其れは餌を「魔気」にしているので一匹でも捕まえて籠に入れておくと戦闘の途中で気を使い果たして其れでも気を使い続けると自分の体を消耗させてやがて気が付かないうちに気を失っても自分の体が持ち運べる「魔気」遣うのを止める事を気を失いかけているので其の気力がなくなると其のまま失神してしまって体と意識が「魔気」を使う状態になっているので次第に消耗して最悪死んでしまうと言うの時が在るそうです。
なれてない「魔法使い」が初めての戦闘で必死になり過ぎて「自分の魔気」を使い果たして築いたら死んでいたと言う事が偶に起きるのだそうで完全に自分の「魔気」が無くなる前に其の「魔気」を餌にしている虫を籠に入れて持ち歩くと其の虫の「魔気」が闘っている魔法使いの体に吸い寄せられて
魔気」がかってに入って行って自分で其れに気が付いて「魔女の回復薬」を飲んで命が助かる場合があるので此れはパーティを組んで闘う時の魔法使いが小さな籠に一匹入れて腰に付けて行く者もいるそうで此れを持っていること自体が捕まえにくいので珍しいが此れを知っているのも珍しいがとても便利だそうです。
特に大きな戦闘に行くときは全力の魔力を使わなければならなくなった時に其れを腰にぶら下げていると気を失って戦闘能力が無くなった時に勝手に魔力が少し回復させてくれるので其れをつかって一時期其の場から逃げる事も出来るそうです。
気の空気の中に偶に見つける事が出来るので其れを一匹捕まえて籠の中にいれろと言うとドラゴンはまたどこかに行ってしまいました。
何だ虫取りかとクレアは思いました。ドラゴンが居なくなるとクレアは例のドアから修道院の仕事場に戻って村の雑貨屋で虫取り網を買ってきて戻りました。
そして精神を統一してまたピンクの気の霧の様な中を浮遊し始めました。暫く浮遊していると確かに小さな羽の付いたような虫?小さな鳥?気の埃の塊?みたいな物を見つけて其れを虫取り網に捕まえてみました。
籠に入れると確かに羽の生えた虫の様な形をしてます。
クレアは戻ろうと浮遊しているともう一匹見つけたので其れも虫取り網で捕まえました。
ドラゴンが帰って来た時には何と一匹も捕まえられないだろうと思っていたのが2匹も捕まえていたので流石のドラゴンもクレアの実力を認めざる得ませんでいた。
ドラゴンは此のまま「雷の魔法」と「火の魔法」を教えて行くととんでもない「魔法使い」が其れまでのドラゴンが長い事かかって教え込んだこれまでの「魔女」とは違った「物」が出来そうで少しフクロウ人間と話し合ったりクレアの精神的な成長を見た方が良い様にも思えました。
クレアはあのクレアが取って来た4つの魔石の力技だけで此れまで出来てどう見ても「鍛錬」「修練」「修行」と言った精神的な力がクレアの魔力と在ってない様に思えてならないのです。
ドラゴンは此の辺りで水龍を扱う杖の作り方を教えて一旦魔法の練習を止めてみる事にしました。
ドラゴンは木の枝を切ってきて其れでまたクレアに今まで教えた一通りの水の扱い方をさせてみました。
クレアは簡単に出来ると思いましたが数日前の事なのに何と忘れた部分があるのか気が緩んだのか出来ない事が出て来たのです。
クレア自身が一番其れに驚きました。
酷くドラゴンに怒られて「油断、思い上がり」が招いた事だと言いました。
そして最初から完璧に出来る様に成るまで手でやる事からやり直して其れが終わると木の枝を使って出来る様に成るまでやり直しをしておけと言いました。
其れが最初から最後まで教えたとおりに出来ないと一番最初の水たまりに波紋を付ける所からやり直しです。
そうするとまた最初の手で水たまりに波紋を付ける所からやり直しをさせられて14度目にやっと木の棒でも出来る様になりました。
そこで今度は其の木の棒を杖にドラゴンは杖に念じて変えて見せました。
同じ様にやれと言うのでクレアは其の木の棒をドラゴンを扱う杖のイメージを作って強力に念じてみました。
ドラゴンのとは違ってクレアのにはクレアの趣味でバラの花がついてました。
其れでクレアは言われたとおりに水龍を召喚してみました。
水龍が表れてクレアに寄り添いました。