誕生日のてくてく歩き。
- カテゴリ:日記
- 2022/02/13 14:00:51
誕生日は、いつものように墓参り。
ついでに、郊外を歩いてこよう。
そう思って、カメラを持って9時半に家を出発。
霊園の最寄り駅に到着したら、徒歩で海岸通りに出ます。
冷たい海風、光る海、次々に打ち寄せるさざ波…
そのまま浜に降りて、
砂地は濡れてた方が歩きやすいので、
波打ち際を進みます。
浜の端っこから海岸通りに戻り、
途中のお店で花を買って、
まずはお墓参り。
おおお~、墓石の後ろの水仙が今年もきれい咲いている。
かなり前に球根を植えたのですが、
その後、何もしなくても毎年きれいに咲きます。
昨年11月、母の命日に来た時、
化成肥料を撒いておいたので、
今年は一段ときれいに咲いたみたい。
まずは花立てと線香盆を洗い、
線香を点し、花を生け、雑巾で墓石を拭った後、
南無~。
母上父上、なんとまあ年女になってしまいましたよ。
恥の多い生涯をおくってきました。(by 太宰治)
その後、岩波文庫のお経の本を何冊か声を出して読む。
おやつ用に持参したチョコレートを食べる。
あーあ、誕生日の何がめでたいのやら。
長生きしたとて、嫌ことばかり。
されど、煩悩具足の我が身なれば、
浅ましくも執着を積み重ねていく。
また、来ます。
今度は父の命日かなあ…。
霊園を後にして、広々とした畑の中の道を辿り、
谷戸の森から干潟へと続く自然公園に到着。
この公園は、谷を下るように遊歩道が整備されていて、
土に含まれる水分量で変化する植生の違いや、
生息する生き物についての説明が充実しているので、
時折訪れて、『ダーウィンが来た!』ごっこしています。
とはいえ、冬に訪れることが多いから、
トンボやカニは観察したことがないのだけど。
森の中央にあるテラスで、残りのチョコレートを食べる。
その後、別の出口から高台の上へと登り、
再び畑の中の一本道をてくてく歩き。
大根の出荷はほとんど終わり、
新たに整地された畑では、春キャベツの植え付けが進んでいました。
植え付けが終わったところは、
モンシロチョウ除けの寒冷紗が掛けられているので、
それとわかります。
次に向かうは、河津桜の並木道。
とはいえ、今年はまだ早かった。
いつもならこの時期、早咲きの河津桜が満開となっているのですが…。
今年の冬は、やっぱり寒かったんだ。
河津桜は、嘘をつかない。
その後、出発点の最寄り駅に戻って、
そこから電車に乗って帰ってきました。
都合17キロの行程でした。
犬連れではなく、猫連れ!
猫の中には、歩くことが好きな猫もいるのですね。
毎年冬場はお遍路歩きをすることで、
運動不足を解消していたのですが、
コロナウィルスの感染拡大で、
「不要不急」の旅行を控えているため、
ここ2年ばかりは、近場をひたすら歩いているのです。
誕生日は、冥土の旅の一里塚、目出度くもあり、目出度くもなし。
お粗末。