ーデート編ー
彼は、上京してまだ間もない為、東京を観光してみたい！と言っていた。
そして、彼は甘いものが好きということで、私がアフタヌーンティーをご馳走しようと考えた。

当日、アフタヌーンティーがある駅で待ち合わせの予定だった。
時間ぴったりか少しすぎたくらいに着き、前日に調べた通りの改札口に出た。
そして彼にLINEしようとしたら、
「りさが来たのすぐわかったわ」
と正面から迎えてくれた。

やっぱり、かっこいい…なんてあらためて思ってしまった。（重症）

彼の格好は、全身黒だったけれど、すらっとした体型と、高身長なだけあり、ロングコートがとても似合っていた。
彼は大のカフェ巡り好きなので、一眼も持っていた。
私が持ってきて！と言ったのもあると思うけれど。

そうこうしているうちに、目的の場所に着き二人ともテンションが上がっていた。

どんな風に来るのかな？美味しいのかな？
ワクワク。

その間も、彼は「こういうの男同士で行けないから、貴重やし、めちゃ嬉しい！！」と喜んでいた。

いちごのアフタヌーンティーだったので、見た目もかわいく、写真をお互いに撮り合った。

早速食べようとなった時、
私が、「どれから食べる？」と聞くと
彼が、「りさと同じの食べる」と言うので、
「合わせなくていいよ、好きなのから食べなよ」
と言ったのだが、美味しさ共有したい！派らしく同じ順番で食べることになった。
お互い、美味しさに浸り、贅沢な時間を過ごした。
彼も嬉しそうに写真を撮ったり、ワクワクしていることが伝わってきた。

そんなに喜んでもらえるなんて嬉しいなと単純に思った。

ここは、前回携帯置いてきた事件に巻き込んでしまったお詫びも兼ねて予約と同時に支払いを済ませておいた。
するとお会計の時に、「いや！それは払い過ぎやて！」
と言っていたが私は無視させてもらった。

続いて、ショッピング。
美意識が人よりもある彼は、ハンドクリームが欲しいと言った。
なので、あちこちハンドクリームを見て回った。
私よりも美容品に詳しく、ここの良いみたいとか、ここの高いけど良い香りだったよ。とか。
すごいなぁ…なんて感心していた。
私よりも女の子向いてるんじゃないかって思うくらい。

スタバに行き、小休憩を挟み色々な話をした。
これまでの恋愛とか、元カノさんのこととか、仕事のこととか。
会話中に、ごめん！先輩からDMきたからそれだけ返させて！と携帯時間が長くあったのが少し気になったけど、急ぎの用事だったのだろうと思うことにした。

夜ご飯は、お互いにお寿司食べたい！となり、お寿司を探した。
場所的な問題もあり、周辺が高級なところしかなかった為、チェーン店に入った。
お寿司が大好きな私は、席に着くなり、たくさん注文しひたすら食べていた。
彼は、「よう食べるな笑ええと思う笑」と微笑みながら見ていた。
彼もかなり食べる人だったので、たくさん食べていた。
隣のレーンに流れていくパフェをみていると、
「ふっ笑笑頼めばええやん笑笑」
「…今日アフタヌーンティーも行ったのにカロリー…」
「ええやん笑笑」
「そう言うこと言ってると太るからね？」
「たしかに俺といると太るかもな？笑笑」
なんて会話を楽しんでいた。
お会計の時、彼が有無を言わさずスマートにお会計をしていた。
私も半分出そうとすると、
「今日は、色々りさのおかげで観光できたし、楽しかったし、美味しかったし出させて」と言われたので、ありがたく感謝して奢ってもらった。

あっという間に夜になり、歩いて綺麗な夜景スポットに行った。
夜だからか静かで。でも建物がライトアップされていて綺麗だった。
彼が一眼で撮っている姿をみて、今日楽しかったなぁ。もう終わりか〜。なんて思った。

その後は解散し、それぞれ帰宅した。
帰宅後すぐくらいに、LINEに今日の写真が送られてきていた。
その中には、夜景スポットで写真を撮っている私の姿があった。
いつの間にか撮られてたらしい。
なんだか嬉しかった。
彼のことだからたまたま撮っただけなのかもしれないけど。
嬉しくてトプ画にるんるんで変えてしまった私はかなりり単純だと思う。

彼に変えたことを伝えると、
嬉しい！！今度は真剣に撮らせてもらうわ！と返信が来て益々嬉しかった。

あぁ、これで付き合っていたらいいのに。
付き合ってないんだもんな。
と虚しく思う。

素直に喜べるはずのこともどこか影が落ちる。

今は楽しめばいっか。。
彼と向き合いたい。

「いつか」じゃなくて、
何ヶ月経ったらって決めよう。

じゃないと都合のいい女もしくはキープになりかねない。
私は、そんな風になりたくない！！

1ヶ月〜3ヶ月を目処に決着を。

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