大昔 RPG ウィザードリー
- カテゴリ:ゲーム
- 2022/01/30 06:10:53
大昔 RPG ウィザードリー というゲームがあったが、これはゲームバランスも何もあったものじゃないゲームだった。
オートセーブ方式の為、事あるごとに勝手にセーブする上にマイコンの電源を切るとデータが壊れるかも知れないと脅す。
このため、キャラクターが死亡したからと、すぐさまやり直しても すでに死亡記録はセーブされており、死亡前に戻れないという嫌な仕様だった。
そしてウィザードリーというゲームはキャラクターがうっかり死亡することは日常茶飯事だった。
このためパーティは地下ダンジョンのどこかで、死んだまま帰ってこないのだ。
そうなるとキャラクターを作る、パーティを組んでダンジョンの地下に下りていく、強い敵に当たったのでパーティ全滅 をひたすら繰り返すことになる。
地下10階のワードナを倒せばゲームクリアになる。
それでエンディング、終了 とならない。
主人公はその後も地下10から1階をさまよって、出会ったモンスターを倒して延々とレベル上げができたという。
この為、ヘビーユーザーはワードナを倒した後も地下迷宮を歩き回り、ひたすらレベルを上げまくったという。
だが、実際ウィザードリーを遊んだ感想として 本当にモンスター狩りを延々 続けることが出来たのだろうか、と疑問だ。
というのも、地下10階だと一撃でキャラクターのクビをはねる忍者系のモンスターがいたから、どんな強いキャラクターでも死亡する可能性があった。
そして勝手にセーブされるから やり直しが効かない。
そんな、こんなで ウィザードリーは攻略方法が分からんゲームだった。
1981年に作られたウィザードリーはそんなゲームだったがMSX2の 狂王の試練場 でも、やはり即死系の攻撃があった。
とにかく、この手の難易度だけのゲームはデータを改造するに限る。
経験値や攻撃力等、各種能力値を上げまくり、最初から金を大量に持っていれば強い武器がなくてもワードナを倒すことは出来る。
アセンブラを憶えて一番便利だったのは、フロッピーのデータをセクター単位で調べて、都合がいい部分だけデータを変更して記録できることだ。
基本的にアセンブラが使えれば、データ変更は容易い。
だからと言って地下10階までの道のりを知っている訳ではないのだ。
とりあえずワープで地下10階に下りて、ワードナの事務所を探す。
ドアに「魔術師ワードナ 営業時間AM9:00-PM5:00」 と書いてあるドアを見つければ、そこがヤツの居場所だ。
中に飛び込むとワードナの手下がキャラクターのレベルを下げる技を放ってくる。
これを食らうとキャラクターのレベルが2ぐらい低下するのだが、こっちのキャラクターも無茶苦茶に強化してあるから、ワードナに反撃すると任務完了。
ゲームをクリアするとキャラクター名の横に > というマークが付くのだけど、そんなの知らないや とばかりにマイコンの電源を切った。
ウィザードリーを普通に遊んでクリアしたプレイヤーは本当にいたのだろうか。
とにかく無茶苦茶なゲームだった。