南の魔女クレア108
- カテゴリ:自作小説
- 2022/01/29 01:59:32
クレアは灯台の見える港の岸壁でアルガーとドラゴンをまってました。
あの後アルガーが自分がある程度の魔力が無いとドラゴンに乗れないと言うので自分が自らドラゴンに乗せて貰う事は出来ないかとクレアに頼んで来ました。魔力を持った者しか乗れないのなら此の中で魔力を持っているのは自分なので自分が自らの目でクレアが言ったキリアマリ国の港の大型の船の事を見たいと言うのです。
クレアはアルガーに自分でドラゴンに頼んでみる事を試してみたらと言いました。なぜならドラゴンは自分の意思で行動するとアルガーに説明をしました。
実は其のあとにクレアは幽霊のマキバルにドラゴンとフクロウ人間がお金の分配に口を出して「タイギ」がどうのこうので海を潜って宝物を取って来た自分よりイドエルを優先した事を言って大騒ぎをしたのですが其処は何百年も修道院に居た幽霊のマキバルでクレアを慰めながらもマキバルはクレアに自分の友達や今まで知っている多くの人の事を思い出してごらんと言って其の人達が悪い人たちが横行するのに此の国で苦しんでいて其の人達の為にイドエルはお金を使いたいと言ったんだよ。クレアも其の人達の為に使われるのなら良いだろう。其れにそんなにお城を修復するのにそんなにお金はかからないだろう。とクレアを静かに説得しました。
クレアもイドエルが自分の館を立派にするのに使うのでなく自分の知っている人達の為に使うのならと良いかと次第にそう思う様になってきました。
大儀とは自分の欲の為では無く、多くの人を救いたいという個人より大勢の人の為と言う正当な理由の事を言うんだよと説明をしました。
其処でクレアはドラゴンにアルガーが何故そうしたいのかを説明して其れをドラゴンが納得してくれるのなら乗せてくれるかもしれないと言いました。
其処でアルガーはドラゴンに向かって「オレンジさん、僕の話を聞いて欲しい。」とクレアに聞いた事がもし本当なら此の国が大変な事になる。大勢の国民が大変な目にあうかもしれないし、大勢の此の国の国民の命が失うような事になるかもしれないので自分の目でどういう事なのかを状況を確かめたいのだけど自分の魔力が乗せるのに足るとおもうのなら乗せて欲しいと言いました。
するとドラゴンが降りてきてアルガーを少し見て良いだろうとアルガーを乗せてキリアマリ国の港が見える所までつれて行ってくれることになりました。
しかもドラゴンは望遠鏡を持って行った方が良いと言ってお城に望遠鏡を取りに行ってくれて更にどんな情報が欲しいのかを専門家にも聞いてくれるというのです。
クレアは其れなら荷物を運ぶ船を2時半に予約しているので3時には船は荷物を積んで港を出発するので其れを見送った後の3時半に灯台の見える港の岸壁で待ち合わせましょうと言って別れました。
其れからクレアは港に持ってくるように言った工務店や家具店の人達の持ってくる荷物を港で待つために一人で港に向かいました。
無事に船に乗せて運ぶ荷物を船に積んで其の船を見送りました。
其れから2時間たって日もすっかり暮れているのにアルガー達は帰って来ません。
其の間に灯台の方に4,5人の人達が行って何か話しているようですが其の人達も灯台の所から帰って行きました。
二人が来たのはすっかり暗くなってからでした。
アルガーはクレアはかなり怒ると思ってクレアを見つけると直ぐに遅くなったのを誤りましたがクレアは其れ程怒って居ず船が港に着くまでに間に合えば良いのよとあっさり言いました。
其れでもギリギリの様だったのですぐにドラゴンに乗ると飛び上がろうとするのをアルガーは「今度いつくるのか?」と聞きました。
クレアは此れから水の魔法の習得にかかるのでしばらく此れないと答えると飛んで行ってしまいました。
クレアが小さな港に着いた時はまだ船が付いてませんでした。
最後の終着船だった様で其の前の船の荷揚げに手間取った様で船は港の外で待っている様でした。
クレアは急いで頼んでいた荷馬車を港に回すとやっと船がついて荷下ろし人達が馬車に直接荷物を積んでました。
ドラゴンが同時に大きくて重そうなのはマドレの漢方屋の庭にどんどん運んで行って更にドラゴンは船から直接マドレに庭に運び出したので荷下ろし人が怒って人の仕事を取るなとドラゴンに抗議をしていました。
荷下ろし人達のまとめ人がクレアの所に来て其れでも最初の約束と同じ金額は貰うと言ってきました。
やっとクレアが其れで船でもめているのが解り荷下ろし人も大きなドラゴンに文句を言うのに驚いて改めて彼らの気の荒さに驚きました。
ドラゴンに喧嘩を売ってもかなわないでしょうとクレアは言いながら勿論同じ金額を払うと言うと慌てて纏め役が走って船に乗り込んで荷下ろし人をなだめました。
何せ鉄の棒で殴ろうが火のついた棒で殴ろうがドラゴンには効かないと解ってどうしようかと思っていた所だったのです。其の内怒りだすと船が燃えると船主は怒鳴りだすしで大騒ぎだったのがクレアの荷物で慎重に傷付けずに運べと金は荷物が付く無くなっても同じだけ出すと言うと荷下ろし人達がニコニコし始めてやっとクレアが船の所にきてドラゴンが運んだのは傷ついても良い様な所で荷下ろし人はプロなんだから荷物に傷つけずに卸してくれと船の下から怒鳴りました。
荷下ろし人が慎重に下ろしたのは高そうな家具類で一人が此れはドラゴンには無理だわなと言うと口々にそうだそうだとあの鋭い爪で傷がつくと言って二人かがりで慎重に下ろして馬車に積み込みました。
馬車の荷運び人は馬車に其れを積むと一つずつ毛布にくるむので余程クレアが気に入った家具なのだろうと暗くて良く解らないがそう思いました。
実際昼間の明るい所で見ると素晴らしい立派な高級な家具類達でした。
クレアは其れが全部馬車に運び込まれると荷下ろし人の丁寧な仕事を目にして感激したと更に金額を上澄みして出しました。
彼らは思わぬ報酬に遅くまで頑張ったかいがあったと言って喜びました。
港が荷下ろし人達の喜んで大きくなった明るい声で少し明るくなった様な気がします。
馬車はクレアが言った様にゆっくりと慎重に修道院まで運ばれて幽霊のマキバルや其の他の物達によって慎重に中に運ばれてクレアは無事にお気に入りの家具がついてホッとしました。
クレアが一番気になっていたのは此の事だったので其れが住んでから改めてドラゴンにアルガーとの事を聞きました。
本当に其れは3倍の軍船で砲台も3台付けられて更に其れに付ける大砲も出来上がっていて更にもう一台ドッグの方で作られていたとの事でした。
クレアはあの大きな物体が軍船だと解ったのが何だろうと思っている内にみるみる出来てどこかで作って来たのを組み立てた為に早く出来たと一艘出来上がるにつれて解って其れを見ていてクレアがそう言う作り方が出来ると思ったとドラゴンに言いました。
とても良いアイディアだと思ったわとクレアが感心した事をドラゴンに言ってあれだと二艘目も早くに出来上がるわねとドラゴンに言いました。
ドラゴンは暗い顔をしてモゾリアナは大変な事になったなとぽつりと言いました。